「最近、なんとなく身体の調子が悪い」

 

「寝ても疲れが取れない」

 

「首や肩にいつも力が入っている」

 

「以前よりストレスを感じやすくなった」

 

こんなことはありませんか?

 

 

こうした状態が続くと、

「もしかして自律神経が乱れているのかな?」

と考える方も多いと思います。

 

 

そして、もう一つ気になるのが

「姿勢」や「背骨」です。

 

 

鏡を見ると背中が丸くなっている。

 

以前より猫背になった。

 

身体が左右どちらかに

傾いている気がする。

 

そんな変化を感じている方も

いらっしゃいます。

 

 

では、

背骨の歪みと自律神経には

関係があるのでしょうか?

 

 

今回は、この二つの関係について、

できるだけ分かりやすくお話しします。


そもそも自律神経って何?

自律神経という言葉はよく聞きますが、

実際に何をしているのかご存じでしょうか?

 

 

自律神経は、

私たちが意識しなくても

働いている身体の調節システムです。

 

 

たとえば、

 

・心臓を動かす


・血圧を調節する


・消化を行う


・体温を調節する


・汗をかく


・呼吸を調節する

 

など、生命を維持するために

欠かせない働きに関係しています。

 

 

自律神経には大きく分けて、

交感神経

と

副交感神経

があります。

 

 

交感神経は、仕事や運動など活動するとき、

あるいは緊張したときに働きやすくなります。

 

 

反対に副交感神経は、

休息や睡眠、食事など、

身体がリラックスしているときに関係します。

 

 

ただし、

「交感神経は悪い」

「副交感神経は良い」

ということではありません。

 

 

どちらも私たちの身体に必要です。

 

 

大切なのは、

その場面に応じて

身体の状態を切り替えられることです。

 

 

仕事をするときは活動できる。

 

夜になれば休める。

 

眠っている間は身体を回復させる。

 

このような切り替えが重要になります。


では、背骨は自律神経とどう関係するの?

ここが今回の一番大切なところです。

 

 

背骨の中には「脊髄」という

重要な神経組織があります。

 

 

脊髄は、脳と身体をつなぐ

大切な役割をしています。

 

 

そして私たちの身体には、

「今、身体がどんな姿勢になっているのか」

「関節がどの位置にあるのか」

「筋肉にどれくらい力が入っているのか」

などを感じ取るセンサーがあります。

 

 

こうした身体からの情報は、

神経を通って脳へ伝えられています。

 

 

つまり、

姿勢や身体の動きは、

単なる見た目の問題ではありません。

 

 

身体の状態は常に脳や神経系に

情報として伝えられているのです。

 

 

だからこそ、背骨や姿勢を考えるときには、

身体全体と神経系との関係を

見ることが大切になります。


「背骨が歪むと自律神経が乱れる」は本当?

ここは注意が必要です。

インターネットなどでは、

「背骨が歪む」

↓

「神経が圧迫される」

↓

「自律神経が乱れる」

という説明を見かけることがあります。

 

 

しかし、これは少し単純化されすぎています。

 

 

医学的には、

「背骨が歪んでいる=自律神経が乱れている」

と判断することはできません。

 

 

背骨の形には個人差があります。

 

 

また、背骨に変化があっても

症状がない人もいます。

 

 

逆に、画像上では大きな異常がなくても、

痛みや身体の不調を感じる人もいます。

 

 

ですから、

「背骨が歪んでいるから悪い」

と決めつけることはできません。

 

 

大切なのは、

その背骨が身体の中で

どのように働いているのか

ということです。


背骨・姿勢・筋肉は一緒に考える

例えば、長時間のデスクワークを

しているとします。

 

 

パソコンやスマートフォンを

見続けていると、

頭が前に出て、

背中が丸くなってくることがあります。

 

 

すると、首や肩の筋肉に

負担がかかりやすくなります。

 

 

背中も動かしにくくなるかもしれません。

 

 

さらに、その状態が長く続けば、

 

「肩が凝る」

 

「背中が張る」

 

「首が重い」

 

「身体を動かしにくい」

 

と感じることがあります。

 

 

このような状態になると、

身体から脳へ送られる感覚情報も変化します。

 

 

そして、痛みや不快感が続けば、

それ自体が身体にとって

ストレスになることがあります。

 

 

つまり、

姿勢だけの問題ではなく、

身体全体の状態として考える必要がある

ということです。


実は「ストレス」も身体を変える

ここが非常に面白いところです。

 

 

「背骨が自律神経に影響する」

という一方向だけではありません。

 

 

反対に、

ストレスが身体の状態に影響する

こともあります。

 

 

例えば、強いストレスを感じているとき。

 

知らないうちに肩に力が入っていませんか?

 

歯を食いしばっていませんか?

 

呼吸が浅くなっていませんか?

 

背中を丸めていませんか?

 

このように精神的な緊張が、

身体の緊張として現れることがあります。

 

 

すると、

ストレス
↓
身体が緊張する
↓
姿勢や身体の使い方が変わる
↓
首・肩・背中などに負担がかかる

という流れになることもあります。

 

 

つまり、

背骨と自律神経は一方通行ではなく、

身体全体を通して関係している

と考える方が自然なのです。


呼吸も忘れてはいけません

背骨と自律神経について考えるとき、

もう一つ重要なのが「呼吸」です。

 

 

呼吸には、横隔膜や肋骨、

胸郭などが関係しています。

 

 

背中が丸くなった状態を

長時間続けていると、

胸郭の動きが小さくなり、

呼吸しづらく感じる場合があります。

 

 

もちろん、

「猫背だから必ず呼吸が浅くなる」

というわけではありません。

 

 

しかし、姿勢と呼吸には関係があります。

 

 

そして呼吸は、自律神経とも関係しています。

 

 

呼吸は自分の意思で

ある程度コントロールできますが、

自律神経によっても調節されています。

 

 

そのため、

姿勢・呼吸・筋肉の緊張・自律神経

を別々に考えるのではなく、

身体全体の働きとして見ることが大切です。


「寝ても疲れが取れない」のはなぜ?

当院でもよく聞くのが、

「寝ているのに疲れが取れない」

というお悩みです。

 

 

この場合も、

「自律神経が乱れているから」

と一つの原因だけに

決めつけることはできません。

 

 

睡眠時間、生活リズム、ストレス、

運動不足、痛み、カフェイン、

アルコール、病気など、

さまざまな要因があります。

 

 

ただ、身体に強い緊張や痛みがあると、

身体を休ませにくくなることがあります。

 

 

だからこそ、

「睡眠の問題だから睡眠だけを見る」

のではなく、

 

日中の姿勢

 

身体の緊張

 

運動量

 

ストレス

 

痛み

 

生活習慣

 

なども一緒に考えることが大切です。


背骨は「まっすぐなら良い」というものではありません

ここも大切です。

 

 

「背骨をまっすぐにすれば、自律神経も整う」

というほど単純ではありません。

 

 

背骨には、本来ある程度のカーブがあります。

 

 

そして、人間の身体は

完全な左右対称でもありません。

 

 

重要なのは、

身体が無理なく動けているか

です。

 

 

例えば、

 

・首を動かしやすいか


・身体を左右に動かせるか


・背中がきちんと動くか


・呼吸がしやすいか


・特定の場所だけに

力が入りすぎていないか


・痛みがないか

 

こうしたことを確認する必要があります。

 

 

「見た目の姿勢」だけで

身体の状態を判断することはできません。


自律神経を整えるために大切なこと

自律神経について考えるとき、

「副交感神経を上げなければ」

「交感神経を下げなければ」

と考えてしまう人もいます。

 

 

しかし、重要なのは

どちらか一方を強くすることではありません。

 

 

必要なときには活動できる。

 

休むときには休める。

 

眠るときには眠れる。

 

そして翌朝には、また活動できる。

 

この切り替えができる身体を

目指すことが大切です。

 

 

そのためには、

 

・適度に身体を動かす


・長時間同じ姿勢を続けない


・睡眠時間を確保する


・生活リズムを整える


・ストレスを溜め込みすぎない


・痛みや身体の不調を放置しない

 

といった日々の積み重ねが大切です。

 

 

そして、その中の一つとして、

身体の姿勢や背骨の状態を確認する

ことにも意味があります。


背骨を見るときは「形」だけを見ない

私は、背骨を見るときに一番大切なのは、

「どれくらい歪んでいるか」

だけではないと思っています。

 

 

それよりも、

身体が今どのような状態になっているのか?

を見ることが大切です。

 

 

どこに負担がかかっているのか。

 

どこに力が入りすぎているのか。

 

身体はスムーズに動いているのか。

 

呼吸はしやすいのか。

 

痛みはないのか。

 

そして、しっかり休めているのか。

 

 

こうしたことを総合的に

見ていく必要があります。

 

 

身体は一部分だけで

動いているわけではありません。

 

背骨だけ。

 

筋肉だけ。

 

自律神経だけ。

 

と切り離して考えるよりも、

身体全体のバランスを見ることが大切です。


当院では、背骨だけを見ません

鶴橋S.K.カイロ整体院では、

単純に「背骨をまっすぐにする」

ことだけを目的にはしていません。

 

 

姿勢や身体の動き、

筋肉の状態などを確認しながら、

その方の身体が現在

どのような状態なのかを確認していきます。

 

 

施術も、強く押したり、

無理に身体を動かしたりすることを

目的としていません。

 

 

「最近、身体の緊張が抜けない」

 

「眠っても疲れが取れない」

 

「首や肩がいつも緊張している」

 

「姿勢が気になってきた」

 

「ストレスが身体に出ている気がする」

 

そんな方は、一度ご自身の身体の状態を

確認してみてください。

 

 

※ただし、強い症状がある場合や、

長期間症状が続いている場合、

めまい、失神、胸痛、強い息苦しさ、

手足の麻痺や筋力低下などがある場合は、

整体だけで判断せず、

まず医療機関で診察を

受けることが大切です。


まとめ

背骨の歪みと自律神経には、

神経系、姿勢、身体感覚、筋肉の緊張、

呼吸、痛み、ストレスなどを通じて、

さまざまな関係が考えられます。

 

 

ただし、

「背骨が歪むと自律神経が乱れる」

と単純に考えることはできません。

 

 

大切なのは、

「背骨がどれくらい歪んでいるか」

だけではなく、

身体が無理なく動いているか。

必要なときに力を抜けるか。

しっかり休めているか。

 

というところまで含めて

身体を見ることです。

 

 

もし最近、

 

「疲れが取れない」

 

「眠りが浅い」

 

「身体の緊張が抜けない」

 

「姿勢が気になる」

 

と感じているなら、

一度身体全体の状態を

見直してみてはいかがでしょうか?

 

 

背骨を整えることは、

単に姿勢をきれいに

見せるためだけの

ものではありません。

 

 

毎日を快適に過ごすために、

自分の身体が今どんな状態なのかを知る。

 

 

そこから身体のメンテナンスを

始めてみることも大切です。

 

 

鶴橋S.K.カイロ整体院では、

お一人おひとりの

身体の状態を確認しながら、

無理のない施術を行っています。