私の「アルコール依存症から回復への道」（１）離脱症状　もう酒で人と自分を傷つけたくない

こんにちは

玄龍です

唐突ですが断酒しています。

理由はアルコール依存症だと自分で気づいたから。

もともと私も含めて私の家系は酒を呑むと「大トラ」になる性質があります。

酒を飲んで、暴言を言ったり、暴れたり、人に迷惑を掛けるような

酒飲みの事を「大トラ」になったと言います。

そうなんです。実は私も大トラだったのです。

こういうことを今の時期に書くかどうか本当に迷いましたが

少しばかりの勇気を振り絞り自分をさらけ出すことにしました。

誤魔化すことに疲れ果てたからです。

でも自分の弱さを不特定多数の人に見せることは

本当に怖いことでもあります。

でも私は決めたのです。

もう酒で人を傷つけたくないと。そして自分自身も傷つけたくないと。

まずは断酒するにあたり

私が酒を飲んで過去に傷つけてきた家族や仲間や、

その他の人々すべてに心より謝罪いたします。

私の父親、祖父などは、その酔狂ぶりはポン中も腰を抜かすくらいでした。

酒のトラブルなど日常茶飯事でありました。

でもトラブルを起こすたびに次の日は自己嫌悪に悩まされて

苦しむことになる。

このパターンは私も同じなのです。

いやアルコール依存症の人間は、皆が同じ気持ちかもしれません。

この自己嫌悪は強烈である人は命を自ら絶ち、また、ある人は自暴自棄になり

事件にまで発展し刑務所に服役されることになります。

そこで私のように断酒を試みるのですが

残念なことに断酒は失敗に終わります。

理由は色々ありあすが、初期の段階ではアルコール依存症の人が断酒をすると

離脱症状に苦しむことが多いからです。

私も現在、その離脱症状に苦しんでいる最中でもあります。

離脱症状

長く大量のお酒を飲み続けていた人が、何らかの理由で突然、お酒をやめたり、

減らしたりしたときに出現する症状で、禁断症状、離脱症状などと呼ばれます。

よく知られている離脱症状に「手が震える」というものがありますが、

「手が震えないから依存症ではない」ということではありません。

離脱症状の有無には個人差があります。

他にもこのような離脱症状があります。

これらは「身体的離脱症状」と呼ばれるもので、

「精神的離脱症状」（イライラ、不安焦燥感など）はもう少し後から出現して、長く続きます。

　　　・発汗

　　　・せん妄（意識障害。夢遊病者のように歩き回ったり、暴力が出たりすることもある）

　　　・けいれん発作（てんかん発作のように突然倒れる）

　　　・幻覚（小さな虫が這いまわるようなものから、サーカスのような大きなものまで様々）

よくあるのが、酔って怪我をしたり、内臓の病気になって入院することになり、

入院先でけいれん発作を起こしたり、せん妄の症状が出るというパターンです。

また、健康診断があるからと、急に飲酒を控えたところ、

発作を起こして倒れて救急車を呼んだという話もよく聞きます。

引用第１章アルコール依存症ってどんな病気？

私が断酒して二日目くらいから離脱症状が出てきました。

私の場合は不眠。朝方まで一睡もできない状態が続きました。

これは本当に苦しいことです。

「やっぱり眠れないから飲もうか」

「寝る前だけに飲むだけなら問題ないだろ」

こんな声が心で何度も響きます。

私はマインドフルに「その声を観察」できることを知っています。

だから少しは楽かもしれません。

でも、眠れないのは本当に辛いことです。

そこで最初は市販の風邪薬を飲んで眠れたのですが、

いつまでも風邪薬を飲むわけにはいかないので

かかりつけ医に相談しながら「比較的に依存性ののない睡眠薬」を処方してもらいながら

今のところは、それで何とか睡眠は確保できている状態です。

私は日中などは飲んだりする習慣はなかったのですが

仕事が終わり夜になると一日も欠かせずに毎晩飲んでいました。

おそらく、このような期間が5年くらいは続いていたのではないかと思います。

しかも、私が最初に酒を飲んだのは小５くらい。

15歳くらいには、すでに飲むことが習慣になっていたのです。

この私の「アルコール依存症から回復への道」は不定期ですが連載にしていく予定です。

そのことが断酒にも効果的だと思うからです。

また同じような悩みを抱える方々とつながりたいという気持ちもあります。

先日は断酒会にも初参加してきました。

以上