年末恒例、その年に観た映画の振り返り。2019年、そして、令和最初の映画を振り返りをしてみます。

 

(過去7年はこちら)

2018年版はこちら→2018年に観た映画の振り返り――マイ・ベストは『アース:アメイジング・デイ』

2017年版はこちら→2017年に観た映画の振り返り――マイ・ベストは『沈黙-サイレンス-』

2016年版はこちら→2016年に観た映画の振り返り――マイ・ベストは『さらば あぶない刑事』
2015年版はこちら→2015年に観た映画の振り返り――マイ・ベストは『ワイルド・スピード SKY MISSION』
2014年版はこちら→2014年に観た映画の振り返り――マイ・ベストは『マダム・マロリーと魔法のスパイス』
2013年版はこちら→2013年に観た映画の振り返り――マイ・ベストは『42 ~世界を変えた男~』

 

まずは今年観た作品一覧です。

 

- アニマル・ウェポン(Amazon)
- 空海 KU-KAI 美しき王妃の謎(Amazon)
- アンロック 陰謀のコード(Amazon)
- ブルー・ジャーニー(Amazon)
- ワイルド・スピード/スーパーコンボ(Amazon)
- ドッグ・イート・ドッグ(Amazon)
- 陽はまた昇る(Amazon)
- 劇場版コード・ブルー -ドクターヘリ緊急救命-(Amazon)
- ネイビーシールズ ナチスの金塊を奪還せよ! (Amazon)
- アベンジャーズ/エンドゲーム
- ザ・ウォール(Amazon)
- 容疑者 室井慎次(CATV)
- 13時間 ベンガジの秘密の兵士(Amazon)
- エンド・オブ・キングダム(Amazon)
- フレンチ・ラン(Amazon)
- ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書(Amazon)
- ハゲタカ(Amazon)
- バスキア、10代最後のとき

こちらの18作品。2018年が6作品だったことを考えると、また、だいぶ多く観ていますが、視聴スタイルが大きく変わりました。昨年の振り返りでも書いたように、家またはスマホで観ることがかなり増えたんです。

 

具体的には映画館で観た作品は『バスキア、10代最後のとき』『アベンジャーズ/エンドゲーム』の2作品のみ。その他16作品はネット配信(Amazon Prime Video:15、CATV:1)でした。しかも、いくつかはスマホにDLしておいて、機内の移動中に視聴。

 

その他、以下のTV番組や限定ドラマも。他にもメモっていないけど、観た作品はいくつかあります。

- ドクターX(シーズン1~シーズン5)
- プラチナタウン
- しんがり ~山一證券 最後の聖戦~
- グッドパートナー 無敵の弁護士

 

ということで、昨年まではほぼ新作での振り返りとマイ・ベストのチョイスでしたが、2019年、令和は映画館という括りを外して、過去から新作まで、自分が初鑑賞した作品のリストアップとマイ・ベストを選んでみます。

 

■2019年のマイ・ベストは『陽はまた昇る』

陽はまた昇る 陽はまた昇る
 
Amazon

 

さて、2019年、令和最初のマイ・ベストは『陽はまた昇る』です。元号が変わり、これからというときに、2002年の作品、しかも、テーマはVHS開発舞台裏を、実話をもとに作成した作品。

 

古!と思われるかもしれません。実際、古い作品ですw たとえば、仕事中に、しかも研究開発現場でタバコを吸いながら業務を遂行したり、黒電話が当たり前のように出てきたり。そういう時代背景の中、日本ビクターが後発で家庭用VTR事業へ参入し、その後、次のメディアとなるCDやDVD、さらにネットが登場するまで、世界の圧倒的家庭用記録メディアとして君臨したVTRが生み出された背景を、西田敏行さんや渡辺謙さんといった、超一流の俳優陣が演じる、ドキュメント映画です。

 

過去の栄光を振り返ってばかりでは良くないのかもしれませんが、個人的には、今、業務でもプライベートでも新しい技術やその開発に携わる方たちと接する機会が多い中、自分が子供のころ、テレビの録画や好きなアーティストのライブ映像で楽しませてもらったVTRが、どうやって生まれたのか、そして、何より、どういう時代背景で生まれたのかを、ドラマ仕立てで楽しめ、とても印象に残りました。

 

ということで、令和最初のマイ・ベストは『陽はまた昇る』を選びました。

 

そして、2位以降、2019年のベスト5は以下の通りです。

 

1位:『陽はまた昇る』

2位:『アニマル・ウェポン』

3位:『バスキア、10代最後のとき』

4位:『13時間 ベンガジの秘密の兵士』

5位:『ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書』

 

 

 

2位の『ワイルド・ウェポン』は、僕が好きなBBC Earthの一連の作品。視点、映像クオリティ、作品としての編集と、動物・自然好きにはたまらないです。いつかこういう作品制作に関わるか、舞台裏に迫る仕事をしてみたい。

 

 

3位は劇場で観た『バスキア、10代最後のとき』。バスキアの貴重なドキュメンタリー映像で構成された作品。過去、アンディ・ウォーホルの出演でも注目を集めた『バスキア』や、同じくドキュメンタリー作品の『Downtown 81』や『バスキアのすべて』を観ていた自分としては、また、当時の知らなかったバスキアとNYCのシーンが体験できて、とても印象に残りました。ニューヨークに最後に行ったのは2009年、もう10年行ってないので、また行きたくなりました。

 

 

4位『13時間 ベンガジの秘密の兵士』は、さすがマイケル・ベイ監督!と思わされる、観ていて緊張感が伝わってくる事実に基づいた作品。実際こういう状況にいたとしたら、どう対応できるんだろうか。

 

 

5位も同じく事実に基づいた『ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書』。こちらは、ベトナム戦争を分析・記録したアメリカ国防総省の最高機密文書「ペンタゴン・ペーパーズ」の内容を暴露した『ワシントン・ポスト』の記者がまとめた事実から、スティーブン・スピルバーグ監督が映像化したもの。4位の『13時間』とはまた違った緊張感と、臨場感で楽しめました。こちらは2018年の日本公開時に観に行けなくて、Amazon Prime Videoに登録されていて、すぐに観ました。

 

以上、トップ5でした。相変わらず、個人的にはドキュメンタリータッチの作品が好きなんですが、今年は、期待していた『ワイルド・スピード』の最新作、スーパーコンボがちょっと期待はずれだったり、『アベンジャーズ』の最新作エンドゲームは、前作を観ていなくてちょっとストーリーについていけなかったりと、エンタメ系でビビッと来たものがなかった1年でした。

 

最後にここ2009年以降の初鑑賞作品数。Amazonほか、ネット配信で観ることが増えた1年だったので、2020年以降、また、手元のスマホや家のスクリーンで、いろいろと作品を観て映画を楽しもう。もちろん、映画館にも年に何回かは足を運びたいw

 

(記録。カッコ内は機内鑑賞またはネット配信)
2009年 17作品
2010年 20作品(3)
2011年 25作品(2)
2012年 33作品(4)
2013年 37作品
2014年 30作品
2015年 34作品
2016年 18作品
2017年 17作品

2018年 6作品

2019年 18作品(16)

 

■おまけ

そうそう、過去の作品と言えば!

 

こちら。

 

 

僕の中のバイブル、『ぼくらの七日間戦争』を映像化した作品が、Amazon Prime Videoにリストアップ。もちろん、観ちゃいました。個人的には、『Girl Friend』がBGMに流れ、安永を中尾が引き止めるシーン、あそこが一番、グッと来るね。