息子さんとお父さんの中学受験体験記で、お父さんが3年ほど市進の専任講師をしていたのがポイント。
5年生の息子さんをどこの塾に入れたらいいのか悩んだ末にやはり市進を選択する。
p38
実は、私は10年ほど前、まだ今の仕事で食えない時に市進学院で3年ほど専任講師をしていた。その経験から、もし塾に通わせるとすれば市進がいいのではないかと考えていた。授業時間が短く、家庭学習を重視し、勉強の習慣をつけさせてくれる。そのうえ進学実績もそこそこよい。
中略
ここまできて、もうお分かりだろうが、話し合いの結果、息子は市進に入れることにした。市進は授業時間が少ない分月謝も安いが、日能研では月5、6万円になる。これに中学受験料、入学金、授業料とプラスすると、中学受験は、費用的にはけっこうたいへんなものなのだ。後日談になるが、妻は息子の受験までの2年間のトータルの費用を計算していた。5年生の5月から6年生の1月までの約1年8ヶ月で合計約100万円。これは塾の授業料、講習会費、単科指導費、教材費、模擬テスト代、交通費、中学入試の受験料などを全部含んだ金額だ。息子の場合5年生の5月から始めたので4年生の初めからだと多めに考えて1.5倍程度だろう。20ヶ月で100万円なので月あたり単純に計算して5万円かかっている。費用が安めの市進でこれなのだから、普通の授業時間の塾では月当たりで7、8万円の出費を覚悟しなくてはならないだろう。市進の宣伝をするつもりは毛頭ないが、「夕食は家族と食べる」、「別の習い事と両立する」などの妻の方針で、市進を選択せざるを得なかった。私はどうせやらせるのなら日能研あたりで徹底的に、とも考えないではなかったが、実はもうひとつ心配なことがあって目能研はパスした。それは「はたして息子は日能研の入塾テストに受かるのだろうか?」というものだった。いじめを受けた今の息子は、自分に自信がなくなっている。この環境から逃げ出すために勉強をしたいという息子に、「不合格だった」はちょっときついのではないかと考えた。お恥ずかしい限りなのだが、塾で3年間受験指導をしていて、ある程度客観的な情報も持っているはずの私が、自分自身の息子の学力が、本当はどれほどのものかを、まったく分かっていなかったのである。仕事を言い訳にして、息子の勉強にはまったくタッチしていなかった。他の家庭の状況は分からないが、お子さんの学力について、世のお母さんお父さんはご存じだろうか?「学校の成績表で、ある程度は分かる」とお考えだろうか。実は今の成績表は私たちの時代とは違って絶対評価なので、子供の頑張り度は分かっても、本当の学力は分からないのだ。やはり子供とじかに向き合わないとその力は分からない。市進の合格基準は学力中程度だ。さすがに落ちはしないだろうが、本当はそこも少し心配だった。数日後、市進の入塾テストがあった。帰ってきた息子に出来を聞くと「分からないところがたくさんあって難しかった」と答えた。それはそうだろう。小学校のテストでは、基礎的なことだけでたいたい答えは埋められる。息子もほとんどのテストは、90点以上だった。 ただ、 それは息子だけでなく、クラスの子たちもほとんどが同じで、別に息子だけが特別に出来るわけではなかった。低学年の時、息子の成績表のマル印が全部左についているのを見て、私は「おー、これがオール5っていうヤツか。初めて見た」と喜んでいた。ところが、隣に住んでいた息子のクラスメートの成績表をたまたま見たら、同じように全部左についていたのである。妻にそのことを話すと「近頃は絶対評価だから、低学年の子はほとんどみんな左側にマルがついているわよ」と言っていた。そんな状況なので、この入塾テストは大げさに言えば、息子にとっての人生で初めての『出来なかったテスト』だったのだろう。夕方、妻あてに市進の担当の先生から連絡があった。「合格です。Cクラスで始めてもらいます」Cクラスとは成績順のクラス分けでFCAの真ん中のクラスだ。偏差値でいうと50〜60くらいのクラスになる。妻は「Cクラスだって」と口を開いた。私は、「へー、初めからCクラスなんだ。あいつけっこう頭いいんだね」と答えた。落ちるとは思っていなかったが、基礎クラスのAからだろうと思っていた私にとって、少し驚きの出来事だった。同時に息子を少し見直した。「Cクラスから始める人なんてそんなにたくさんいないよ。お前すごいね。頭よかったんだ」と
市進の研修がしっかりしているのがよくわかる記述もあって興味深い。
p48
塾の先生の教務力
勉強を教える力を教称力という。はっきり言って公立小中学校の先生方に多大な教務力を求めるのは難しい。妻は元公立小中学校の教師だったが、塾の先生の方が、公立学校の先生より教えるのがうまいことは認めていた。なぜか?その違いは?答えは簡単だ。まともな研修を受けているか、受けていないかというところが大きい。学校の先生の場合の研修は、大学時代の教育実習だけだ。妻はもちろん受けているが、実は私も教育実習に行っている。公立学校では研修はこれだけだ。教育実習の期間は2週間程度だが、その間、実習先の学校の先生について授業見学や授業実習を行う。もちろん、その間にレポートなどの提出もあり、それなりの実地研修にはなっている。問題は自分が行う実際の授業実習の時間がほとんどないことだ。多くても4時間程度、教育実習生が多数いると1人2時間程度ということもある。それなのに、採用されればそのまま教団に立つことになる。では、塾の場合はどうか?現在の状況がどうかは知らないが、私が市進で受けた研修はすさまじかった。これではどうやっても公立学校の先生に勝ち目はない、と私は思った。まず採用試験を受ける。これが3次試験まである。1次は実際の入試問題を解く筆記試験だ。次に面接試験がある。そして最後が模擬授業を行う実地試験だ。そのすべてに合格すると採用となる。私の時の採用倍率は20倍以上だった。しかしこれはスタートラインに過ぎない。採用が決まると研修を受けなければならない。研修期間は最低1ヶ月、最後に授業形式の実地試験があり、目標レベルに達しない場合は最大2ヶ月程度まで延長される。ひどいとそのままサヨナラの人もいた。研修での1日は、まずその日のテーマを決めることから始める。テーマとはこの科目のこの部分というようなものだ。たとえば、社会の「歴史」や算数の「図形」といったものだ。テーマを決めたら、まずやるのが教材研究と授業計画の作成だ。これは解き方を研究するのではない。どのようにその問題を生徒に教えたら理解しやすいのか、という研究だ。研修者は自分ならこういう順番で、こういう方法で教える、ということをそれぞれ考える。本当にそのレベルの生徒に必要な問題を取捨選択し、どうやったらもっとも効率よく生徒に浸透させられるかを練る。つまり1回1回の授業のシナリオを描くような作業なのだ。次に、研修の最重要課題となる模擬授業となる。研修者のうちの1日数名が指名を受け、同じテーマの模擬授業を、先ほどの授業計画に沿って各10分程度行う。生徒役も研修者だ。私の時は全体で15名ほどだった。模擬授業が終わると研修者全体で討論が行われる。その内容は、たとえば「あの生徒にあのタイミングで質問するのはまずいのでないか。授業に集中させるためには同じ左側の生徒ではなく、反対の右側の後ろの生徒に当てるべきだった」とか「図形の問題の解説をする前に、その定義に関しての説明をしておかないと生徒は混乱する」だとか「授業時間の配分に失敗している。あの部分よりこの部分に時間を割くべきだった」といったものだ。おそらくほとんどの公立学校の先生方は、1回1回の授業でここまでは考えてはいないだろう。が、これは競争の激しい塾業界では、授業の質の向上のために当り前のものなのだ。討論では話が白熱して、喧嘩のようになることもあった。横擬授業の終わりには指導者の総括がある。生徒の集中力を切らさないような技や、生徒の記憶に残るような配慮の仕方などのアドバイスがなされる。最後に1日の総括をする。小論文のような形でその日つかんだことや、反省を文章にまとめて提出する。提出した文章は次の日までに指導者がアドバイスを加えて返してくれる。いつもこのアドバイスが的確だった。そのような研修が1日5時間もあり、時どきに指導者による模範授業がある。その授業がまたうまいのだ。研修者はそのレベルに達するように要求される。私は初めてこの研修に参加した日、これは自分には無理だと感じた。逃げ出したいような気分だった。そんな研修が1ヶ月も続く。初めはダメかもしれないと思っていたが、終わりに近づくと、自分でも驚くほど教えるのがうまくなっているのが分かった。初めて塾の教壇に立った時も自分が初めてだとは思えなかった。塾の授業は1日2時間+2時間あったが、研修時と同じような質の高い授業のために、授業計画作成に毎日1、2時間程度の予習が必要だった。また、その後も1ヶ月に1度程度は研修があった。教材研究が主だが、塾側は常に講師の力量を保つシステムを作っていた。小学校での主要4科目の授業時間は1週間で16時間だ。それを塾では半分の8時間程度の時間で、それももっと高度な内容のものを習得させるのだ。優秀な生徒を集めているとはいえ、そうとうな教務力がないとできないことだ。授業参観で訪れる公立学校の先生の中にも、とてもいい授業をされている方がいらっしゃるが、その方たちは独力でどうにかしているのであって、その方法論が学校全体にゆきわたっているわけではない。塾のような研修システムを公立学校にも取り入れてもらえれば、公立学校の環境もずっとよくなると思うのだが⋯
p58
初めての模試 5年生・6月
入塾から1ヶ月、初めての定例試験があった。市進では1、2ヶ月に一度模試があり、模試のことを定例試験と呼ぶ。塾ではこの試験の成績をもとに志望校の合否の判定をする重要な試験だ。また、成績によってクラス替えが行われ、良ければ上のクラスへ、悪ければ下のクラスへ移動させられる。生徒にとっては合否判定よりこのクラス移動が重要で、なるべくなら上のクラスに上がれるように、悪くても元のクラスに残るために頑張っている。定例前に担任のK先生には「最初の1回は悪くても落とさない」と言われていたが、息子にはわざと伝えていなかった。安心すると気を抜くタイプだからだ。
中略
1週間後、定例試験の結果が返ってきた。驚いたことに2科偏差值53、4科偏差値55。親バカかもしれないが「こいつはそうとう頭がいいな」と思った。5年生の6月の定例試験は、4年生全体と5年生の5月までの範囲だ。つまり息子には1年分のハンディがある。にも関わらず、受験者の真ん中の成績の偏差値50を取っているのだ。しかも国語の偏差値は58だ。中学人試で一番やっかいなのは国語だ。それも読解問題。読解問題の勉強法で「これだ」というものに出会ったことがない。無責任な言い方をすれば、できる子はなんにもしないでもできるが、できない子はなにをやってもできない。唯一の解決方法は読書だ。私はそう思っている。息子は本の虫だった。小さい頃から妻にいろいろな本を与えられてきた。『ハリーポッター』シリーズなどは、発売日のうちにあの分厚い本を3、4時間で2巻まで読んでしまう。受験のために読書をしていたわけではないが、幼い頃からの習慣が中学受験では役に立つ。最近読書をする親の子供は学力が高いという研究結果が出た。すべての科目ではないが、少なくとも読解力、理解力とは関連があると私も思う。4年、5年生からでも遅くはない。中学受験生には読書をしてほしい。そんな時間は受験勉強に支障をきたすなどと思わないでほしい。塾でも推薦図書の冊子を配っていて読書を推奨している。理科と社会は55くらいで、まずまずの成績だった。算数はやっぱりというべきか⋯⋯⋯唯一偏差値50に届いていない。が、計算問題でミスしている以外まんべんなく、どの分野でも得点している。る。あまり心配はいらないと考えた。フニャフニャ息子の意外な実力に驚かされた。
私の娘も読書好きで、4科では国語が一番偏差値が高いのだが、ハリーポッターの1巻を読み切るのに2、3週間ぐらいかかっていた・・
p60
各塾の偏差値
市進の偏差値は、他の有名塾に比べて2〜10ポイントほど高く出る傾向がある。偏差値とはその母集団の中での位置を数値化したものなので、市進の生徒の平均レベルが他の塾の平均レベルと比べて低いということになる。なので、たとえば日能研、四谷大塚の偏差値と比べればマイナス5程度、SAPIXや浜学園、希学園の偏差値でいえばマイナス7〜10と計算すれば置き換えの目安にはなる。ただ、各塾の指導方法の違いにより、合格させやすい学校と、合格させにくい学校がある。合格させやすい学校は低く、合格させにくい学校は高く出る。また年度によっても大きく変わるので単純な比較はできない。偏差値50で上位50%、55で31%、60で16%、65で7%、70で2%くらいにあたる。塾の偏差値表だが、これが思ったよりあてになる。基準の偏差値に達していれば本当に80%程度の確率で合格しているのである。ただし、偏差値がそれより低いからと、あきらめる必要はない。ほとんどの学校で、基準の偏差値よりマイナス10ポイント程度までなら合格する可能性がある。ひとつだけ気をつけてほしいのは「首都圏模試」の偏差値は中堅校以上の合否判定には向かないということだ。地方の中堅の塾が主催している模試も同じ傾向になる。間簡単すぎて誰でも高得点が取れてしまうのだ。その結果、力があるというよりミスの少ない生徒の偏差値が上がることになる。首都圏模試は息子にも何度か受けさせたが、通常、市進偏差値より5ポイントほど高く出るはずの偏差値は、いつも市進偏差値のマイナス5ポイントくらいだった。ケアレスミス大王の息子にとってはもっとも苦手なパターンの模試だった。SPAIXや関西の浜学園、希学園は別格だが、現在の市進偏差値と日能研、四谷大塚の偏差値は、前と比べてそんなに差はない。たぶん中学受験人口が大きくなり、他塾が成績下位の生徒まで手を広げたのだろう。また、塾によってはその塾が推している学校の偏差値を操作し、高く出しているとの噂がある。つまり、「こんなにレベルの高い学校にたくさん合格させましたよ」ということらしい。
p124
過去問演習は本人がやって、採点後分からなかったところを、私が解答を見ながら解説した。土日、時間にすれば2時間ほどだがこの作業につきあった。100%つきあえるわけではなかったが、自分のできる最大の範囲で手伝った。我が家の場合、妻が過去問題をコピーして実際の入試問題のように、1回ごと1科目ずつの冊子を作った。解答用紙の部分もあるので、それもコピーして別に作っておいた。ちょうど本番の入試時間と同じ時間に同じ科目で受けさせた。過去間演習は、このようになるべく本番のテストと同じようにやるのがミソだ。息子の志望校は、すべて1年に2回の入試があるので、1年で2回×4科目=8冊子になる。これを土日に分けてやった。私は息子がこのコピー冊子の過去問題を解いている間に、手元に残っている過去開題集の原本で、市進の講師時代と同様に解説の予習をした。これがけっこう大変な作業だった。社会や理科などはまだ解説を見れば分かるのでよいのだが、算数などは解説を見ても難しくて、私でも出来ないような問題がたくさん出てくる。さすがに塾講師だった10年前の記憶をたぐり寄せるのにも限界があった。「なんだ、お父さんも分からないんだ」と息子は思っていたようだ。そんな時は、次の授業日に先生に再度質問するように指示した。はっきり言って難関中学の実際の間題を解くのは大人でも無理だ。そんな時はプライドを捨てて塾に頼るのが無難だ。解き方も大切なので、中学数学や高校数学で解けてもダメだ。そのような事情なので、塾でも質問は大歓迎だ。そんな要望にこたえるために、私が塾で教えていた時も、先生同士で難問の解き方はよく教え合っていた。実は、難関校の問題は現役の塾講師でも解けないほど難しいものもある。私のかかわっている大学の先生で有名な数学者がいるが、その先生も大学、高校も含めて入試数学のなかでもっとも難しいのは中学入試の算数だと言っていた。仕事の都合でつきあえない時には妻に頼んだが、5年生の時はどうにか教えられていたのに入試問題では算数どころか理社も教えられず、結局息子は塾に質間に行っていた。
受験追い込み期の教材が参考になる。
これらはメルカリでワンコインで変えたりするものもある。とかく最新の教材が最高なのではないかと思いがちだが、探せば昔の教材でもまだまだ使えるものもあるはずだ。
p137
3、補強教材
塾教材と過去問で十分だと言ったが、レベルの高めの学校だと弱点科目や弱点項目の補強に類題が必要になることもある。そんな時に使う教材として、いくつかお勧めがある。塾教材の弱点は項目が分散していることだ。4、5、6年と同じような項目があるので、プリントやテキストに載っている問題は、すべてが項目別に整理されているわけではない。過去問演習で弱点部分が見つかった時に、弱点補強のための、類題を塾の教材の中から探して見つけるのは大変だ。そんな時のために、項目別になっている教材があると便利だ。具体的に何点か教材を挙げるので参考にしていただきたい。もちろん、塾の教材と過去間が優先なので、それがこなせてからの話だ。
『応用自在』(学研)算数
中学入試、算数教材の名著。項目別に豊富な問題をそろえていて、これ1冊マスターすれば中学入試のほとんどの問題に対応できる。例題→解き方→類題→応用という形で何パターンも用意されているので、ほとんどの入試問題が、これのどれかに当てはまるほどだ。全部やると言うよりは、過去問で出来なかったものの類題をやる、という感じで使った方が良い。
「新小問」(教育開発出版)社会・理科
これは塾専用の教材だ。実は受験塾ではスタンダードなものだ。市販で手に入れるのはなかなかできないが、時どき取り次いでくれる書店がある。重点項目の整理に役立つ。この教材の中身だけ覚えているだけでも、そうとうな効果がある。
『最高水準問題集』(文英堂)社会・理科
あまり量は多くなく、頑張れば1週間程度で全部こなせる。最高水準とはいっても、レベルは標準より少し上程度だ。参考書、または塾のテキストとの併用で、何回かやり直すとよいだろう。
『メモリーチェック』(日能研)社会・理科
弱点チェックに使う。これで弱点部分を見極め、参考書などで再確認するとよいだろう。
「自由自在」(受驗研究社)社会,理科
参考書と問題集が一体化した形なので1冊で整理ができる。塾の教材で不足している部分も比較的詳しく載っている。これもひと通りやるのではなく、過去問や問題集でできなったところの弱点対策に使った。
他に算数ではレベルが高い「力の五〇〇〇題』(教学研究社)、理社では「応用自在の理社」(学研)などもよいだろう。
国語に関しては漢字、語句、読解とも塾の教材と過去間だけで十分だ。他にも何冊か用意していたが、結局使わなかった。新しいものを始めるより、今あるものを完全にマスターする方が断然効率が良い。
ところで、この息子さんの最終結果はこうなった。
○市川
○芝浦工大柏
✕渋谷幕張(1回目)
○早稲田実業→進学
✕渋谷幕張(2回目)
息子さんは甲子園で早実の試合を見て以来応援にはまり(斎藤佑樹選手が活躍した年)、高校では吹奏楽部、大学では応援部に入ったらしい。
合格したその後の話が清々しく、受験勉強頑張ってよかったねといいたくなる。我が娘もこうなるといいのだが。