映画「あまくない砂糖の話」 | 娘がやっている栄養療法を父と母もやってみるブログ

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娘が2026年中受予定。娘のチックを治そうと4年前から栄養療法に取り組んでます。

砂糖の多い食品ばかり2ヶ月間取り続けたらどうなるかといった人体実験をしながら、食品業界の闇をあぶり出そうというドキュメンタリー映画

なかでもマウンテンデューマウスが衝撃的でした。



2,3歳の頃からマウンテンデューを飲み始めてペットボトルで4,5本、缶なら12本は飲んでたそうです。

17才で26本の歯をこれから抜いて総入れ歯にするそうですが、なぜか麻酔が効かないらしく、治療は延期とか。

この前、親知らずを1本抜いてきたばかりの私にはゾッとする話です。

しかし、ここまで深刻な状況になったのに彼はまだマウンテンデューを飲むつもりらしい。

ここまで極端な例もあまりないとは思いますが、昔、親に「コーラばかり飲むと歯が溶けるぞ」と脅されたのはあながちウソでもないなあと思います。



あと、映画の中に挿入されていた動画をYouTubeで見つけました。
https://youtu.be/z7OdX42NjWQ 



以下ネタバレ↓


結局、2ヶ月間の人体実験の男性はどうなったかといえば、

体重は8.5キロ増加
体脂肪率は7%増加
ウエストは10センチ増加
ALTが最初の1か月で40近く増加
血中の脂肪を示すトリグリセリドは0.08→1.5に増加


驚くべきは、1日の摂取カロリーが実験前後であまり変わらないことで、違ったのは摂取源ということ。

実験前は、健康的な脂肪(肉やアボカドやナッツ類)からカロリー摂取していたのが、糖分の多い食品(シリアルや加糖ヨーグルトや清涼飲料水)になったこと。




ようは、わりと日常的に食べているような食品類には砂糖類が過剰に含まれていますよってお話でした。

あと、これほどまでに砂糖まみれの食品が増えたのは、かつて心臓病の元凶は何かと議論になった時に砂糖ではなく脂肪だと誤った説が広まったことも一因のようです。

食べて幸福感を感じる、これ以上でもこれ以下でもない砂糖添加量のことを業界用語で「至福点」というのも勉強になりました。

最後を飾るプロモーションビデオみたいな映像は「チャーリーとチョコレート工場」みたいなノリで面白かったです。


ただ、難点を言えば、アスパルテーム、スクラロース、アセスルファムkの、人工甘味料御三家には全く触れられていなかったことですかね。

「スーパーサイズ・ミー」もいつか見てみよう。