私は、阪神淡路大震災の経験者として、地震によって崩壊した街が長い時間をかけて復興していった様子を知っています。今の神戸を見るとあの阪神淡路大震災が、あったことを想像することはまったく出来ません。
ところが、東日本大震災は未曾有の大地震であり、不幸にも原発がからんだことで、福島では復興のタイムスケジュールが見えて来ません。
原発は、仮に事故がなく廃炉を迎えるとしても、ウラン廃棄物処理を含めて考えると日本では未完のテクノロジーのように思います。
先日の東北の余震のニュースでも驚きましたが、被害に遭われた皆様は、どうぞ、やがて来るであろう復興の時を信じて、頑張っていただきたいと思うばかりです。
東日本大震災発生時には、世界中の国々から、様々な人的支援、物資の支援、義援金が寄せられました。10年前の世界中からの思いやりに深く感謝したいと思います。
そして、まだまだ復興途上にある東北地方を日本全体で支えなくてはなりません。
以下に外務省がまとめた世界からの支援の一覧を貼らせていただきます。多くの国々から寄せられた暖かな支援を再確認していただければ、幸いです。
この様に世界中から温かい様々な支援が寄せられました。
義援金につきましては、まとめられた資料が見つけられなかったので、外務省と新聞社のデータを元に一覧をまとめてみました。それぞれの資料の作成時期が異なっており重複した国々の義援金につきましては、額の多い数字を採択しました。数値の単位は千円です。アメリカ約30億円と並んで、台湾から29億円、タイ王国からの20億円、オマーン・スルタン国から10億円の支援が圧倒的に多いことに驚かされます。台湾も、タイ王国も国民の所得が、日本の半分から三分の一程度ですから、助けたいという心から集まった義援金なのでしょう。本当にありがたいことです。
世界中が日本の危機にこの様に応援してくださったことに深く感謝し、その思いやりを世界へ返せる日本でありたいものです。