2025年10月17日(金)
東北+函館遠征出発の朝を迎えた。
日本全国47都道府県完全制覇を目指していく道程で、この遠征が無事に終われば東日本エリアを完全制覇する事になる。
岩手県盛岡に宿を取り、秋田、山形、青森を巡って、最後は函館で1泊してから飛行機で津軽海峡を横断して仕事へ直行という弾丸遠征に気合を入れて出発した。
しかし、東京駅に到着すると、いきなりアクシデントに遭遇する事になる。
これから乗車する7:16発東北新幹線はやぶさは、全車指定!
出発前に購入した新幹線切符は、自由席なので乗れない!!
慌ててみどりの窓口に駆け込んで指定席に変更してもらって事なきを得た。
最初は、混み合っていて3列の真ん中になると言われたが、1つだけ窓際が空いていたようで、そこにしてもらった。
東海道新幹線しか知らないトーマスには、思いも寄らなかったアクシデントだった。
まだ到達した事が無い未開の地への遠征だけに、初物の難しさが初っ端から出た。
ホームで新幹線を待っていると、金曜日とは言え平日の朝早くから東北へ行く人がこんなにいるのか!?というほど混雑していた。
もし、満席で乗れないなんて事態なら、スケジュールの変更も余儀なくされていただけに本当に助かった。
危うく除外されかけながらも、何とか乗車できた初めての東北新幹線はやぶさ🚄

東京駅を出発して大宮駅に停車してから次の停車駅である仙台駅に到着した時には大勢の乗客が降りた。
この遠征の最初の目的地は、岩手県平泉だった。
平泉は、盛岡からは在来線で下り方面へ1時間20分ほどかかる。
そのため、東北新幹線で(宿を取っている)盛岡までは行かずに、一ノ関駅で降りてバスで最初に観光する中尊寺へ向かい、その後は徒歩で高館義経堂へ行く。
それから徒歩で平泉駅へ向かって、在来線で盛岡駅へ向かうというプランを立てている。
9:21予定通り新幹線は、一ノ関駅に到着した。

一ノ関駅から事前の調べで、9:26の路線バスで中尊寺へ向かう事になっている。

トランスまでの時間が5分しかないだけに、到着して早々に迎える最初の難題だった。
駅を降りても、5分ほどで出発するというのに、それらしいバスは見当たらず場所が違うのか!?と不安にもなった。
どうにか、駅の案内板で乗り場を突き止めた。
バス停の時刻表によれば、9:30発となっている事が分かった。
事前に、ネットで調べていたのとは違っていた。
9:30頃バスが到着して、9:32に一ノ関を出発した。
ネットで調べた情報と相違があったのは些か気になったが、無事に路線バスへのトランスをクリア出来て良かった。
このトランスがクリア出来なければ、平泉駅からも予定している電車に乗れず、ややこしい事態になっているところだった。
10時過ぎに、バスは中尊寺停留所に到着した。
金色堂の模型が、観光客をお出迎え…。

でも、何だか金閣寺みたい…。
月見坂を登っていった先に、中尊寺本堂と金色堂が待ち構えている。

しかし、この月見坂が思いも寄らず急坂だった。
冬には凍ると聞くが、滑りながらの登坂は相当きついだろう。
最初に出会ったのが、弁慶さんだった。

ここで御参りする人の姿も見られたが、スルーして本堂と金色堂を目指した。

本堂よりも先に、金色堂に到着した。

金色堂の方が奥にあるというのに、本堂を見落としてしまったらしい…。
金色堂の中に入るには入場料1,000円かかる。
建物内部の撮影は禁止で、スマホを出す事もダメらしい。
おまけに中の観覧も1,000円に見合ったものではないくらいスケールも小さいらしい。
中にはミイラが安置されているというが、一般公開はされてないが、そんなもの観たくない。
この後の事もあるので、金色堂へは入らずに、来る途中で見落とした中尊寺本堂へと向かった。
途中の脇道で中尊寺本堂を発見した。

世界遺産にも認定されている由緒あるお寺だが、広く浅い東北+函館遠征の序盤でもあるので、少しだけ御参りしてから近くで記念に御守りを購入して中尊寺を後にした。
次の目的地は、高館義経堂。
タカダチギケイドウと読む。よしつねどうではない!
とは言え、この地で源義経が最期を迎えたとされている。
何故、高館義経堂が、その読み方になったかは分からない。
事前にgoogleマップで道を調べたが、中尊寺から徒歩圏内であり道も迷わずに行けた。

入場料がかかるとも知らずに素通りで入ろうとしてしまったが、有料で300円の料金がかかる。
でも、義経さんには悪いけど、結論から言ってしまえば、この規模なら無料で良いだろうって感じだった。
階段を登って突き当りを左に曲がり奥へ進んで行くと義経さんの木像に会える。

その右側には、義経さんの供養塔がある。

義経さんの木像も見つめる高舘展望からの景色。

そこを流れる北上川は、これから向かう盛岡へも続いている。
義経さんの木像を離れて階段へ戻り、反対側へ進むと松尾芭蕉の俳句に出会える。

高館義経堂は、こんな感じ。
冒頭でも述べたが、これで300円取るか…!って感じだった。
高館義経堂から平泉駅に向かう途中で無量光院跡という世界遺産にも巡り会った。


平泉は、歴史を感じさせる街だった。

平泉は、大谷翔平の名前の由来となった事でも知られている。
大谷翔平の翔は、源義経の八艘跳びから取ったもので、平は、平泉から取ったものとされている。
平泉の郵便ポストは、何故か青い!

中尊寺にあった郵便ポストも青かった。
この遠征の最初の目的地である平泉での観光を終えて、盛岡へと向かった。

予定通り、11:38発のJR東北線に乗り込んだが…、その際に扉の辺りが段差になっている事に気付かずに足を取られて危うく転倒しそうになった。
転倒は免れたが、バタン!!と大きな音を立ててしまったので、車輌を変えた。
とは言っても、2輌しかないのがね…。
東京の電車は、こんなふうになってないから…!

東北新幹線に続いて在来線でも初物の洗礼を浴びせられた。
盛岡駅に到着すると、最初に行なった事は10月19日(日)に乗車する予定の7:11発の東北新幹線の切符が自由席なので、みどりの窓口へ行って、全車指定である事を確認すると指定席に変更してもらう事だった。
この遠征の拠点となる盛岡駅を降りた。


ここから宿泊ホテルは、徒歩10分くらいの位置に有る。
チェックインまでは、まだ時間があるので、岩手県庁へ向かった。
ホテルと同じ方角に有って、盛岡駅からは徒歩で凡そ20分くらいだろうか…。

岩手県庁1F県民室に、大谷翔平に関する展示物が色々と飾られていると聞いて向かった。
ところが、展示されていたのは、3枚のパネル写真と楽天のユニフォームとガラスのショーケースだけだった。



地元に居住する人の情報だったので、それなりに期待したが、これでは肩透かしだった。
その後は、ホテルへ向かいチェックインを済ませた。
この日は、東京で最高気温が25℃まで上昇するとされ、岩手でも最高気温が21℃まで達して暖かい1日だった。
東北+函館遠征初日のスケジュールはまだ終わらないが、vol.1の記事は、これで締めさせて頂きます。
東北+函館遠征記 vol.1終わり
vol.2へ続く