こんばんは!!!



うちの職場に応募してきた人がいたんですが、職歴を見ると普通だったら落とすところを、なんと採用担当者と同姓同名(さすがに漢字は違う)だったため、とりあえず面接だけでも呼んでみようかとなったとのこと!



そんなミラクルな理由で面接行けることあるんや!!!!笑



就職は「縁」だって言ってる人よくいますけど、確かにな〜ってなりました。





ってなわけで今日は『森の中の三人一寸法師』!




あるところに配偶者を亡くした男と女がそれぞれおりました。

彼らは共に娘(男の方→A子、女の方→B子)が持っておりました。



ある時B子母がA子に「お父さんに、あんたのとこのお嫁に行きたいと言っといてくれ」と言いました。



A子はそのことを父に話すと、父は「嬉しいけど、つらくもあるなぁ」と言って悩んでいましたが、

「よし、この長靴に穴があいている。ここに水を入れて漏れなかったら結婚しよか」

A子は水を見れてみましたが、水によってかえって穴が縮み、靴は水でいっぱいになりました。



こうして彼らは結婚しますが、継母は、器量がよく美しいA子に比べ、我が子はみっともなく、顔を見てもゲロが出そうになるのでA子にいつも嫉妬していました。

どうにかA子をいじめたくて仕方がありません。



ある冬のこと、雪で地面がいっぱいになりました。

そこで継母は、A子に森へ行って小籠🧺いっぱいに木苺をとってこいと言います。

与えられたのは薄い紙の着物に固いパン一つ。



A子はとても嫌がりましたが、継母は木苺をとってくるまで姿を見せるなと言うので、しぶしぶ雪の降る森の中へ入っていくのでした。

これで継母は、A子が森の中で死んでしまえばいいとさえ思っていたのです。




森に入ると、小さな小さな家が一軒あり、そこから※ハウレメンヒェンという一寸法師が三人覗いておりました。

(※森の洞穴を棲み家として、洗礼の済まない子供を盗むと言い伝えられている。頭でっかち)



A子は「こんにちは!」と挨拶して戸をたたくと、「おはいり」と中から声がしました。

彼女はストーブのある部屋に入って、さっそくパンを食べようとしました。


一寸法師「あたしたちにもわけてくださいな」

A子「あげますとも」


そういうと、A子は小さなパンを二つに分けて、彼らにあげました。


一「こんな冬にそんな薄着でなにしてるんだい?」

A「お母さんから木苺をいっぱい取らない限り帰ってくるなと言われてるの」


パンを食べてしまうと、一寸法師からほうきを渡され、「これでうちの前の雪をはいておくれ」と言われました。


A子が出ていくと一寸法師たちは話し出します。

「あの子は大人しくって、親切で、パンをわけてくれたから何かやろう。何がいいかな」


一人目「おいらは、日増しにあの子が美しくなるようにしよう」

二人目「おいらは、あの子が一言いう度に金貨が出るようにしよう」

三人目「おいらのは、どこかの王様のお妃になることだな」



さて、家の前で雪を掃いていると、娘はそこにたくさんの木苺があるのを発見しました。

娘は大喜びで彼らにお礼を言い、一人一人と握手をして家へ帰って行きました。



家に帰って彼女が一部始終を話しだすと、しゃべる度に口から金貨が落ちてくるではありませんか。

たちまち部屋は床一面金貨で埋まりました。

B子はA子を「むやみにお金を捨てて、高慢ちきな」と言いましたが、腹の中では羨ましくて仕方がありませんでした。



我慢できなくなったB子は、母の反対を押し切って、冬の森へ行きました。


B子は森へ行き、わきめもふらずに小さな家へ向かいます。

B子は挨拶もせず家に入り、どかっとストーブの前に座ってパンを食べ始めました。


一寸法師たちは、A子と同じやりとりをB子としましたが、B子は勝手に家に入ってきた上にパンも与えず、掃除も嫌がりました。

そして、B子は彼らが何もくれないものと思って、外へ出て行きました。



一寸法師たちは話し合いました。

「あの子には何をあげよう。なにしろ行儀は悪いし、自分は他人にものをやらないくせに、人ばかり羨ましがる根性曲がりだからなあ」


一人目「あの子が日増しにみっともない顔になるようにしよう」

二人目「あの子が一言口を聞く度に、イボガエルが出るようにしよう」

三人目「あの子が不幸な死に様をするようにしよう」



こうしてB子が帰ってきたものの、彼女の口から出るのは金貨どころでなくイボガエルでしたので、みんなB子を気味悪がりました。

継母はさらに嫉妬の炎を燃やします。



次に継母は、A子に斧を一丁と、煮え上がった麻糸を渡し、氷のはりつめている川へいってその麻糸をすすいでこいと言ったのです。



A子はまた言われた通りに川へ行って氷をかいていると、馬車が一台止まり、そこから王様がおりてきました。


王様は彼女の美しさに惹かれ、城に来ないかと誘います。そして城へ帰ってから、婚礼の式が取り行われました。



継母は、いなくなったA子が一子をもうけて幸せな生活を送っていることを聞いてまた激しく嫉妬し、見舞いのふりをしてB子を連れて城へ行きました。

そしてA子が寝ている隙に、二人でA子を川へ投げ入れてしまいました。

その後B子に夜具をかぶせて、お妃のふりをさせて寝かせました。



王様はお妃と話をしようと戻ってきましたが、口から出たのは金貨ではなくイボガエルだったので驚いてしまいました。

これについては母親が、発汗のせいだと言って適当にごまかしました。



ところがその夜、鴨が一羽、下水から出てきて、料理番に話しかけました。


鴨「王様は寝ているの?起きているの?」


料理番は何も答えません。


鴨「お客様は?」


料理番「ぐっすりおやすみよ」


鴨「わたしの赤ちゃんは?」


料理番「大人しく眠っていますよ」


すると鴨はお妃の姿になって赤ちゃんのところへ行き、乳を飲ませて夜具をかけ、また鴨に戻って下水から帰っていきました。



こうして二晩続けてきましたが、三晩目に料理番に「王様に、あたしの頭の上を三度、刀ではらってくれるようお伝えください」と言いました。


王様は言われた通りにやると、鴨は妃の姿に変わり、あの時の美しさを取り戻しました。

王様はとてもとても喜びました。



王様は、赤ちゃんの洗礼が済んでから継母に聞きました。

「人間でありながら、人間をかつぎだして川の中へ放り込むような者をどうしたらいいだろう?」


継母「そんな悪人は樽詰めにして、その樽へ釘をたくさん打ち込み、山の上から川の中へ転がしてしまうのが一番いいと思います」


王様「お前は自分の裁きをしたのだぞ」


そういって、継母とB子をその通りにしたのでした。





おー!

これも自分の悪事が返ってくるお話ですね!

そしてたいてい罰がキツい笑


今回は継母は魔女じゃなかったのですが、なぜかA子は死なずに鴨になってましたね。笑



グリム童話って、性格悪いキャラはみんな不細工に書かれてますが、心の汚れている人はやっぱり相にも出るよ、って意味だと思います。

これを間違って子供たちが理解すると、あまり可愛くない子を見た時に、その子は性格も悪いと単純な評価をしてしまうかもしれないので、どうか親御さんはそこの説明を省かないようにしていただきたいですね。(僕は一体何様なんだ)



あと意地悪な継母も多いですね笑

ドラマも継母役って意地悪多い気がしますけど、現実もそうなんですか?💦

やっぱり他人の腹から生まれた子は可愛くないんですかね……。



というか父親何してんだ!!

元々自分から好きで結婚したわけじゃないんだから娘ちゃん守ってあげてよ!

まあストーリー上あなたが出てくると話があんまり進まないからだと思うけど、実際だったら娘ちゃん愛情不足で道踏み外しちゃうかもよ!

長靴の謎の実験とかせんでいいから!

絶対これ失敗すると思ってやったろ!

そう考えるとあの継母強運だな!笑





それにしても一寸法師かわいくないですか?

僕は小さな彼らが三人顔を並べて、家の窓からのぞいている姿を想像したんですが、みなさんどうですか?


こんなのうちにいたら可愛くてたまんないですよラブ

パンくらいあげるっちゅーの!

まあ喋るたびに口から金貨が出るのはちょっと嫌かもしれないけど笑




まあなんにせよ、行った悪事も自分に返ってきますが、下心なしにした親切心も、いずれ返ってくるようですね。

強盗が来たら親切にお金を渡しましょう。

それでは!