先週久しぶりにいつもの海岸に行ってみたがまだまだ大きなうねりが残っていた。
そして、どんよりとした、今にも泣き出しそうな空が海面に垂れ下がっていた。
それはまるで、春たけなわの圧倒的な生命力に打ちのめされた、惨めで憂鬱な今の自分の気持ちを暗示しているかのような、ひたすら暗くて重い索漠とした夜明けの海だった。
釣り人はパラパラといるが、魚の気配は全くない。
左中指の腱鞘炎(ばね指)も相変わらず治癒の兆しも見せず、痛みも増すばかり。
おまけに3回目のコロナワクチン接種の副反応が酷くて3日間も発熱したまま寝込んでいた。接種から5日が過ぎた今も倦怠感が取れず釣りに行く気力もない。
気晴らしに思い切って活毛蟹を買った。
北海道産なので、あがって(死んで)いないか心配だったがどうにか活きていた。
酒蒸しにする。
身をほぐしながら熱燗片手に貪るようにどんどん食べていく。
味噌がまた美味い。甲羅酒も最高だった。束の間だが、至福のひととき。
朝どれの天然真鯛が小ぶりとはいえ、なんと1匹丸物で二百円台。2匹買う。
まだまだ子を持って丸々としたお腹をしている綺麗な桜鯛。
ロキソニンを飲み続け、微熱と指の痛みに耐えながら三枚に捌く。
脂も乗ってとても美味しそうな身だった。
刺身に、昆布締め、鯛めし・・・少しだけ楽しみ。
初鰹。なのに脂が乗って美味。
相変わらず仲の良い、かんたろうとトン。
ふたりを見ていると、憂悶の日々にパッと明るい花が咲いたように心が和む。
生後10ヶ月のトン、少し貫禄が出てきた。
階段から覗く姿が、かんたろうにそっくり。
窓から外を覗く姿もよく似ている。
思わず微笑んでしまう。
たまにはトンのゲージに入っておとぼけのかんたろう。
おやすみ、かんたろう。
連休明けには久々に石鯛釣りに行く予定だ。
もうすぐ五月、薫風漂い、全てが輝ける爽やかな季節がやってくる。
私の悶々とした憂鬱な心の闇にも、いつの日か明るい光が燦々と輝き爽やかな薫風が漂う、そんなときは来るのだろうか。

















































