先週も引き続きツバス祭り。 
 月曜日は4匹。ジグでの遠投で当たってきた。


 火曜日も4匹。バイトは10回以上あったが針外れが多かった。
 割と手前で喰ってきた。サイズは35㎝から40㎝まで。



 水曜日、うねりが高く活性が悪くなってきたが、遠投し貴重なショートバイトを確実に掛けて、どうにか3匹。


 木曜日以降は台風のうねりで波が高く、海に近寄れなかった。当分大しけなので、ツバス祭りは終了の予感。



 釣れたツバスは、一日寝かした刺身が最も美味い。


 この日も一日寝かした刺身。上品な甘味があり、醤油とわさびとすだちによく合う。


 また、バターたっぷりで焼き上げ、白ワインで味付けしたムニエルが絶品だった。
 写真は、ニンニク生姜醤油に漬け込んで揚げた竜田揚げ。これも、鶏肉より柔らかくで美味かった。


 さすがに連日のツバス料理に飽き、こってりしたラーメンが無性に食べたくなり、ネットで王王軒のラーメンを注文した。


 送料無料の上、肉まで入っている。ネギとメンマともやしを足して早速作ってみる。冷凍なので簡単。
 よく冷えたビールを煽るように飲みながら熱々をいただく。期待通りの美味しさ。久しぶりの徳島ラーメンを堪能した。



 地元朝獲れのノドクロ。
 実はこれ有名なアカムツではなく、多分ユメカサゴだろう。(名前の由来は、海底でいる様子が目を開けたまま夢を見て寝ているようだからとの説あり)
 ツバスがまだ残っているのに、安くて珍しいので思わず買ってしまった。


 面倒臭いので簡単に捌いて塩焼きにする。口の中もお腹の中も真っ黒。(それでこの魚もノドグロと呼ばれるのか)
 大体魚の呼び方は地方名・市場名とか色々あってややこしくて仕方ない。せめて店頭に並ぶときには標準和名をどこかに表記してほしい。
 例えば、スマカツオ、ヒラソウダ、マルソウダに対してスマ、ヤイトカツオ、モンスマ、メジカ、スマカツオ、ホンスマ、カツオ・・・この町周辺でもこれだけの呼び方がある。どれとどれが同じ魚かわかる人は少ないと思うが。
 


 食べてみると予想に反して、醤油を弾く位よく脂が乗っていて非常に美味だった。


 隣の老夫婦からピーマン、ししとう、万願寺唐辛子を貰ったので豚肉・キャベツを加えて野菜炒めに。
 塩胡椒だけの味付けだが、豚とキャベツの甘味と青野菜の凛とした辛味が絶妙なバランスで旨みを増す、粋な逸品となった。


 大好物の鰹がまだまだ安価なので見つけるとついつい買ってしまう。夏の鰹は少しあっさりとしているが、やはり美味い。



 
 かんたろうは夏バテ気味。
 昼間、冷たいところを探しては移動を繰り返し昼寝の準備。


 階段の上から見下ろしたり、畳の上で寝そべってみたり。


 たまにはクーラーの効いた台所の床の上で気持ちよさそうに転がる。


 一日中かんたろうを眺めながら、私は真夏の夜にふと思う。
 昔の日から今日の日まで、私は目を開けたまま、ただ夢を見続けているだけなのかもしれない、と。


 おやすみ、かんたろう。いい夢見ろよ。
 猛暑はまだまだ続く。

 真夏の夜が明ける。


 油照りの炎暑が始まる前、海辺でひとときの涼しさを味わう。
 すると、ジリジリと熱を持った神々しい陽光が大空に突き刺さってゆく。


 まさに光り輝く、燦爛たる真夏の日の出。

 今週はツバス、シオ祭り。


 地合いは10分から30分程度だか、連日釣れた。ツバスは40㎝位、シオも30から40㎝までが釣れ続いた。
 

 朝日を浴びて煌々と輝くシオとツバス。


 この日はツバス三匹。


 この日は一匹のみ。
 今の時期のこのクラスの魚はライトタックルで釣ればもっとたくさん釣れるのだろうけれど、私は一年中ヘビータックルのまま道具もジグも変えない。
 オシアMHの竿にステラSW8000PG、道糸PE4号、ジグは60グラムのジクパラ。


 この重たいタックルで自然と一体になり、昇りゆく神聖な太陽に向かって、毎朝全力で投げ続けることが爽快かつ豪快で、愉しいのだ。
 当然フッキングも悪く、フックアウトも多い。
 でも、このタックルで逃した魚はそれでいい。そんなにたくさん釣っても仕方がない。


 さすがに、この時期は暑くて一時間も投げ続ければ汗びっしょりでへとへとになる。連日、腕も腰もぱんぱん。
 しかし、ひと汗かいた後は朝から何とも言えない充実感に包まれ、一日中幸せな気持ちになる。


 毎日、刺身、刺身。
 食べきれないので、時々捌いた身を、隣の老夫婦にもらってもらう。


 たまには寿司を買って、寿司飯とシオ、ツバスの刺身を一緒に食べる。シオは旨みが強いので寿司飯がよく合う。


 人間、魚ばかり食べ続けられない。刺身があるのに肉も買ってきて食べてしまう。




 魚が大嫌いな、かんたろう。
 釣った魚を見せると顔をしかめ、手を振って逃げる。
 肉も牛乳も卵も、何もかも嫌いだが。


 かんたろうは限られた種類の、限られたキャットフードしか食べない。
 食に慾がないのだろうか。
 以前少しは食べていた鰹節も、今や全く食べなくなった。


 でも、太ったまま。
 暑いのか寝てばかりで運動不足なのか最近また大きくなったような気がする。
 しかし夜中1時を回わり涼しくなってくると元気になって、私の枕元で小さく「ニャオーニャ」遊ぼうよ、と囁き起こそうとする。


 おやすみ、かんたろう。
 夜は寝ようよ。

 梅雨が明けた途端、連日の猛暑。
 ついに、終日蝉時雨を聞かされそうな、油照りの炎暑が始まった。


 ところが南海上で停滞している台風6号の影響で、近くの海岸は梅雨明けからずっと、うねりを伴った荒れ模様。


 おまけに台風8号まで発生し、海上は荒れ放題で近づくことができない。


 漁船もあまり出船していないようだ。


 釣りに行けないのでブログのネタもない。
 昼間は外に出ると危険な暑さなので、オリンピックでも見て過ごす。 


 こんなに暑くても、なぜか食欲だけは消えない。
 料理を作るのが、めんどくさいので寿司を買ってきたり、


 いつもの関東風蒸し焼きの鰻を通販で頼み、熱々のご飯の上にのせる。


 鰻丼には、利尻昆布だけで出汁を取った蛤のお吸い物を添える。



 たまには、コッテリと八宝菜を作る
 もちろん冷たいビールと、最後は夏でも熱燗。
 お陰で、去年の夏より五キロも太ってしまった。



 仕事も家庭も何もかも失ってから、この夏で二年になる。
 ということは、公園でかんたろうと出会ってからも二年が経つ。



 二年前の七月の早朝、ひたすら憂愁に身を任せながら公園を散歩していた私の前に、突然現れ足元にじゃれつき、咽喉を鳴らし始めた子猫。


 その猫と目が合ったとき、私は何故か心地よい懐かしさに包まれ、暖かくて優しい感情が湧き上がってきた。
 10代の頃買っていた愛猫に瓜二つだったのだ。
 名前はかんたろう。


 それからは雨の日も、嵐の日も毎日私はこの猫を求めて公園の闇の中を彷徨い続けた。

 そして、この海辺の小さな町の空き家を見つけ、一年前の早春からこの猫と一緒に暮らし始めたのだった。


 彼と暮らし始めてから、私の中に常に纏わりついて蝕んでいた不快なものがいっぺんに消えた気がした。
 私は自分の求めているものを知り、やっと落ち着くところに落ち着いた。


 おやすみ、かんたろう。
 いつも一緒だ。

 まだまだ灼熱の炎暑は続く。