台風9号が過ぎ去り、やっと波が収まった水曜日。一週間ぶりにジギングに出かけた。


 ナブラも見えないのに、夜明け前後の30分間の魚の活性がすごかった。
 シオから始まり、当たりまくり。ミスバイト、針外れも多々あり、獲れたのはシオとツバス3匹。


 翌、木曜日。
 明日から当分大雨が続く予報なので小雨が降っていたが強行する。


 この日の時合いは短かく20分ほどだったが、効率よくシオと、ツバスを2匹立て続けに釣り上げた。
 その後沖合のフォール中に、ドンと当たって引ったくっていきなり走り出した魚は明らかにモノが違うかった。ずっしりとした重量感があり、明らかにメジロクラスを確信しながら慎重に波に乗せて寄せてきた。
 ところが最後の波打ち際の打ち返す大波でなんと針が外れてしまった。


 悔しかったが、メジロ、ブリクラスも回ってきているのを確認できて、少し嬉しさも感じた。

 1番下のハマチは45㎝。シオは33センチ。



 この日のシオは38㎝。


 一日寝かして、まずは刺身。


 ツバスはあっさり、シオは濃厚。
 シオにはすだちをたっぷりかけると非常に旨味が増す。


 刺身は少し飽きたので、昼食はバターたっぷりでツバスのムニエル。
 バターがツバスのあっさりした脂を補填し相乗効果され旨みが増す。
 これはご飯よりもパンに合う。


 金曜日は寿司飯を炊く。
 一晩寝かしたハマチとシオの握り寿司。大葉とすだちで。まさしく寿司ネタ。絶品。



 金曜日からずっと大荒れ。大雨、強風が続いている。
 太陽の日差しが大好きなかんたろうは、少し拗ねモード。イライラが顔に出ている。


 雨風の音が怖いのか、夜も昼もあまり熟睡できないようだ。


 大雨の中、今年のお盆も終わった。夏ももう終わってしまうのだろうか。
 そして、家族も仕事も失ってちょうど二年になる。私の憂悶とした日々はまだ続いているようだ。
 まるで梅雨のような長雨は、まだまだ止みそうにない。
 いつになったらカラッと爽快に晴れ渡るのだろう。


 かんたろう、と呼んでみる。
 その愛くるしい瞳を見つめていると私はいつも忘我の境地に陥る。何もかも忘れ、嬉しさが込み上げ、思わず微笑んでしまう。
 おやすみ、かんたろう。
 いつか雨は上がり、爽やかな晴天が広がるだろう。

 先週も引き続きツバス祭り。 
 月曜日は4匹。ジグでの遠投で当たってきた。


 火曜日も4匹。バイトは10回以上あったが針外れが多かった。
 割と手前で喰ってきた。サイズは35㎝から40㎝まで。



 水曜日、うねりが高く活性が悪くなってきたが、遠投し貴重なショートバイトを確実に掛けて、どうにか3匹。


 木曜日以降は台風のうねりで波が高く、海に近寄れなかった。当分大しけなので、ツバス祭りは終了の予感。



 釣れたツバスは、一日寝かした刺身が最も美味い。


 この日も一日寝かした刺身。上品な甘味があり、醤油とわさびとすだちによく合う。


 また、バターたっぷりで焼き上げ、白ワインで味付けしたムニエルが絶品だった。
 写真は、ニンニク生姜醤油に漬け込んで揚げた竜田揚げ。これも、鶏肉より柔らかくで美味かった。


 さすがに連日のツバス料理に飽き、こってりしたラーメンが無性に食べたくなり、ネットで王王軒のラーメンを注文した。


 送料無料の上、肉まで入っている。ネギとメンマともやしを足して早速作ってみる。冷凍なので簡単。
 よく冷えたビールを煽るように飲みながら熱々をいただく。期待通りの美味しさ。久しぶりの徳島ラーメンを堪能した。



 地元朝獲れのノドクロ。
 実はこれ有名なアカムツではなく、多分ユメカサゴだろう。(名前の由来は、海底でいる様子が目を開けたまま夢を見て寝ているようだからとの説あり)
 ツバスがまだ残っているのに、安くて珍しいので思わず買ってしまった。


 面倒臭いので簡単に捌いて塩焼きにする。口の中もお腹の中も真っ黒。(それでこの魚もノドグロと呼ばれるのか)
 大体魚の呼び方は地方名・市場名とか色々あってややこしくて仕方ない。せめて店頭に並ぶときには標準和名をどこかに表記してほしい。
 例えば、スマカツオ、ヒラソウダ、マルソウダに対してスマ、ヤイトカツオ、モンスマ、メジカ、スマカツオ、ホンスマ、カツオ・・・この町周辺でもこれだけの呼び方がある。どれとどれが同じ魚かわかる人は少ないと思うが。
 


 食べてみると予想に反して、醤油を弾く位よく脂が乗っていて非常に美味だった。


 隣の老夫婦からピーマン、ししとう、万願寺唐辛子を貰ったので豚肉・キャベツを加えて野菜炒めに。
 塩胡椒だけの味付けだが、豚とキャベツの甘味と青野菜の凛とした辛味が絶妙なバランスで旨みを増す、粋な逸品となった。


 大好物の鰹がまだまだ安価なので見つけるとついつい買ってしまう。夏の鰹は少しあっさりとしているが、やはり美味い。



 
 かんたろうは夏バテ気味。
 昼間、冷たいところを探しては移動を繰り返し昼寝の準備。


 階段の上から見下ろしたり、畳の上で寝そべってみたり。


 たまにはクーラーの効いた台所の床の上で気持ちよさそうに転がる。


 一日中かんたろうを眺めながら、私は真夏の夜にふと思う。
 昔の日から今日の日まで、私は目を開けたまま、ただ夢を見続けているだけなのかもしれない、と。


 おやすみ、かんたろう。いい夢見ろよ。
 猛暑はまだまだ続く。

 真夏の夜が明ける。


 油照りの炎暑が始まる前、海辺でひとときの涼しさを味わう。
 すると、ジリジリと熱を持った神々しい陽光が大空に突き刺さってゆく。


 まさに光り輝く、燦爛たる真夏の日の出。

 今週はツバス、シオ祭り。


 地合いは10分から30分程度だか、連日釣れた。ツバスは40㎝位、シオも30から40㎝までが釣れ続いた。
 

 朝日を浴びて煌々と輝くシオとツバス。


 この日はツバス三匹。


 この日は一匹のみ。
 今の時期のこのクラスの魚はライトタックルで釣ればもっとたくさん釣れるのだろうけれど、私は一年中ヘビータックルのまま道具もジグも変えない。
 オシアMHの竿にステラSW8000PG、道糸PE4号、ジグは60グラムのジクパラ。


 この重たいタックルで自然と一体になり、昇りゆく神聖な太陽に向かって、毎朝全力で投げ続けることが爽快かつ豪快で、愉しいのだ。
 当然フッキングも悪く、フックアウトも多い。
 でも、このタックルで逃した魚はそれでいい。そんなにたくさん釣っても仕方がない。


 さすがに、この時期は暑くて一時間も投げ続ければ汗びっしょりでへとへとになる。連日、腕も腰もぱんぱん。
 しかし、ひと汗かいた後は朝から何とも言えない充実感に包まれ、一日中幸せな気持ちになる。


 毎日、刺身、刺身。
 食べきれないので、時々捌いた身を、隣の老夫婦にもらってもらう。


 たまには寿司を買って、寿司飯とシオ、ツバスの刺身を一緒に食べる。シオは旨みが強いので寿司飯がよく合う。


 人間、魚ばかり食べ続けられない。刺身があるのに肉も買ってきて食べてしまう。




 魚が大嫌いな、かんたろう。
 釣った魚を見せると顔をしかめ、手を振って逃げる。
 肉も牛乳も卵も、何もかも嫌いだが。


 かんたろうは限られた種類の、限られたキャットフードしか食べない。
 食に慾がないのだろうか。
 以前少しは食べていた鰹節も、今や全く食べなくなった。


 でも、太ったまま。
 暑いのか寝てばかりで運動不足なのか最近また大きくなったような気がする。
 しかし夜中1時を回わり涼しくなってくると元気になって、私の枕元で小さく「ニャオーニャ」遊ぼうよ、と囁き起こそうとする。


 おやすみ、かんたろう。
 夜は寝ようよ。