昭和60年度 第65回全国高校ラグビー =本郷高校・夢= | ラグビーを楽しもう!  

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昭和61年1月7日 舞台は花園。 東京決戦 本郷高校 VS 大東文化一高の対戦の時を迎えた。



大東文化一高には、高校JAPANの二人のスーパースター、SO青木とナンバーエイト平岡の二人が居た。(大東文化大学→リコーOB)この二人のセンスは突出して居たのだが、その二人が居るチームに春、28-11の完勝を収める事が出来た事は、ある意味自信に繋がったと共に、選手の中に勝てるという気持ちを持たせていた事は事実であろう。



しかし、神尾監督率いる大東文化一高は、春の敗戦から、逆にこの日のリベンジを待っていたのかもしれない。大東文化はSO青木の徹底したハイパント攻撃で、本郷陣に攻め込む作戦を終始徹底させ、ゴール前のFW戦で本郷を釘付けにしていく作戦に出た。



本郷は正直言って、ラグビーをさせてもらえなかったような試合内容で、大東文化の2トライ、0-8の完封で敗れてしまう。夢の全国頂点は、この年も果たす事は出来なかった。大浦監督の後の振り返りで、勝たせてあげられなかった事への後悔が述べられていたが、春勝っていた事で、チャレンジャーになれなかったと言うのがあったのかもしれない。



全国に出て、戦う相手は、そのほとんどが初対戦の相手、その相手に対してはチャレンジ精神を持って戦えたものの、普段練習試合などを繰り返ししていた相手である大東文化一高に対しては、その気持ちを持ちきれなかったというのが、盲点だったのかもしれない。その時のメンバーに聞いてみない事には真相は分からないが、そういうことだったのだと思う。



その後、本郷は花園出場を連続で逃すシーズンを続け、次の出場は平成2年度まで遠ざかる事になる。



追記:昨年の3月28日 この試合のメンバーを中心としたOB戦が、本郷グランドで行われた。私の記憶では、この試合が最後の東京頂上決戦であったと記憶する。その時の様子を大東文化一高のHPで見つけたので、写真を拝借しました。



東京決戦のメンバー 左 本郷高校 SH 中田(明治OB)  右 大東文化一高 平岡(大東文化大・リコーOB)
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左 本郷高校 前監督 大浦先生    右 大東文化一高 前監督 神尾先生
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