おはようございます、
紙太材木店の田原です。
昨日は12月なのにと思うほど
暖かな日でしたが
今日からはいよいよ冬本番の
寒さになりそうです。
先日、ホームセンターで
ドアの下に置くクッションが
売っていました。
今の住宅の多くは
換気のためドアの下が
カットされていて
1センチほどの隙間があります。
3種換気の方式で
多く見られる構造です。
寝室やリビングの換気のため
ドアの下の隙間が
空気の通り道になっています。
換気扇自体は
トイレや脱衣室
お風呂などに設置してあって
そこから家の中の空気を出しています。
何か所かの換気扇が回って
家中の空気を外に出していますから
家の中は減圧されます。
換気扇から空気が出て減圧されますから
給気のための給気口が必要です。
それは寝室や子供室
リビングなどにあるのですが
冬はそこから新鮮ですが
冷たい空気が入ってくるはずです。
となると空気の通り道は
寝室の給気口から入って
寝室の空気を新鮮にし
その後
入口のドアの下の隙間を通って
廊下やホールに出て
そこの空気を新鮮にし
脱衣室やトイレのドアの下の
隙間を通って
換気扇にたどり着き
家中の空気を
換気している。
でもこれは
家の外とつながる穴は
給気口と換気扇以外ないという
前提での話です。
2003年以降に建てられた住宅は
すべて換気扇の設置が義務づけられています。
ドアの下に隙間がある家は
換気ルートだから隙間が設けてあります。
でも実際はそこから
冷たい空気が部屋の中に入ってくるんですね。
ホームセンターで
ドアの下のクッションが売っているのは
冷たい空気が入ってこないようにするため。
では
なぜ入ってくるのか?
出ていくのではなく入ってくるのはなぜか。
脱衣室やトイレで
24時間換気して
空気を出しているから
給気口がある部屋のドアの下は
空気が出て行っていいはずなのに
入ってくるのは
一つは
家に隙間がありすぎて
脱衣室やトイレといった
換気扇のある部屋の周りから
先に空気が出されてしまうから
もう一つは
寝室の給気口は本来
空気が入ってこなければならないけれど
温められた空気が
実はそこから出て行っているから
さらに言えば給気口だけでなく
壁と天井の取り合いに
廻り縁が入れてあるけれど
そこにも隙間があるから
加えて
天井に埋め込み型の
ダウンライトがあれば
そこからも空気は出ていきます。
熱気球と同じで
温められた寝室の空気は
圧力となって
天井付近の隙間から外に出ようとします。
隙間がなければ
どんどん暖かい空気はたまっていきますが
隙間があれば出ていき
出て言った分は
ドアの下の隙間から
廊下やホールの冷たい空気が入ってきます。
なので
ドアの下の隙間をふさぐため
クッションが必要になります。
5地域や6地域では
暖房の主流は
空気を温めるエアコンです。
エアコンの
暖かい空気は部屋の上に溜まり
隙間から入ってきた
冷たい空気は
床近辺のひざから下に溜まります。
そういう空気を温める暖房方式なのですから
空気の特性を理解して
家の中の隙間を
極力減らすことが
より暮らしやすい住まいへの
第一歩になります。
一度建ててしまえば
気密性能を上げることは
断熱性能を上げることと
同じくらい手間がかかります。
建てる時であれば
それが容易にできますから
くれぐれもお忘れなく。
忘れると家人に文句を言われて
ドアの下のクッションを買う羽目になります。
壁付けの3種換気は
価格がお値打ちですが
だからこそきちんとした
気密が求められます。
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