韓国語は一人称に男女別がないので、基本的に歌い手が男なら男の歌、
歌い手が女なら女の歌ととらえています。
なぜこんなことを書くのかというと、むかし韓国語→日本語の歌詞訳90曲をやった時に
「나」をどう訳すか? 私?あたし?僕?俺? 悩んだからです。
歌手が男なら「僕か俺」、女なら「私」にした気がします。
さらに男の場合は実際に歌を聞いてみて、曲の雰囲気で「僕」か「俺」を決めてました。
ところが、日本の場合は
男が女の心情を歌うケースが結構あるんです。
「なみだの操」とか(笑)
ほかに何があるかな?
♪ふるえて~いるのは~寒いからじゃないのわかって~
歌詞が女言葉ですが男性歌手です。
女が男になって歌うケースもありますよ。
考えてたんですけど、薬師丸ひろ子ちゃんの「セーラー服と機関銃」とか。
♪君がめぐりあう愛につかれたら~きっと戻っておいで~
で、調べてたら興味深い記事を発見しました。
「男歌・女歌」
https://hisashitoshima.cocolog-nifty.com/blog/2016/09/post-c90d.html
これを読むと、日本のように男が女の心情を歌うの(その逆も)は
日本独特なのかな?と思うにいたりました。歌舞伎やタカラヅカもあるし・・・。
和歌の世界にも言及されています。
韓国人の友達に聞いたら、
予想どおり、「韓国にはそういうのない」と言ってました。
男は男の心情を、女は女の心情を歌うのみ。
演歌でも本当にないのかな?
もし韓国語で男の歌手が女の心情をうたってる、そんな歌があれば情報をお寄せください。