「双葉」に関する考察 | 韓国語教室 とるめんい川西

韓国語教室 とるめんい川西

2005年から兵庫県川西市で韓国語を教えています。

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日韓辞書で「双葉」を探すと 떡잎 が出ますが、떡잎 は葉っぱが2つとは限りません。
https://ko.dict.naver.com/#/entry/koko/0cb12174570e40528a76773eba54698d
これによると、떡잎 は1枚のもの、2枚のもの、3枚以上のものがあるそうです。
떡잎は 意味的には「子葉」ですね。

なので「双葉」の訳し方としては、

「2枚の子葉 두장의 떡잎 」

とすれば、日本のイメージ通り両側に広がっている可愛らしい姿を伝えることができるでしょう。

떡잎 百科事典
https://terms.naver.com/entry.nhn?docId=5647040&cid=62861&categoryId=62861
쌍떡잎식물 双子葉植物 → 双葉が出る
외떡잎식물 単子葉植物

ちなみに、「せんだんは双葉より芳し」と同じ諺があります。
白檀 (びゃくだん) は発芽のころから香気を放つ。出典:デジタル大辞泉(小学館)
大成する人は幼少のときからすぐれているというたとえ

될성부른 나무는 떡잎부터 알아본다.
https://terms.naver.com/entry.nhn?docId=872079&cid=50293&categoryId=50293
될성부른 は「大成する見込みがある」という意味だそう。
なので「見込みのある木は双葉の頃から分かる」という意味です。



ところで、日本では「双葉」が愛されているのかもしれません。
それ専用(2枚の子葉=双葉)の言葉もあるし、「双葉」で検索するとキレイな写真や可愛いイラストが
いっぱい出てきますし、「双葉〇〇」という固有名詞もたくさんあります。
柔らかで生命力を感じる、いいイメージの言葉ですよね。

ネット上の画像検索で比較してみると、韓国に見られないほど、
双葉のイラストが日本は多いことに気づきました。
5円硬貨の裏にも描かれていますよ!
戦後(発行時)の新たな時代への始まりをデザインしたものだそうです。
双葉のマーク、探してみてください。