物を大切にしない? | 韓国語教室 とるめんい川西

韓国語教室 とるめんい川西

2005年から兵庫県川西市で韓国語を教えています。

最近、折り畳み傘を紛失したのですが、気に入っていた傘だし買って間もなかったこともあり、

心当たりのある店を何軒も周り、電車の紛失センターや、挙句の果てには地元警察署まで行って探しました。

でも見つかりませんでしたーー。

もしかしたらその後届けられたかもしれないから「明日もう一度行ってみる」と言ったら

韓国人の友達に「もうやめてよー恥ずかしい。」と言われました。おそらく傘一つで大げさに

探し回っているのを見て理解ができなかったのでしょう。また買えばいいじゃん!って言う雰囲気でした。

が、愛着を持って使っていた物に対し、そんな簡単に、新しいのを買えば済むって問題じゃないし、

だいたい同じ柄の傘を手に入れるのは難しいと思いました。(実際メーカーにも問い合わせをしました)

私はたぶん日本人の中でも極端な例かもしれませんが、韓国人はだいたい物を大切にしませんよね?

貸した物が返らないっていう経験は何度もあるし。返してね!って念押ししないと返りません。

習慣の差なのかなと思います。ネットを見回してもそんな例は結構あります。

こことか

https://ameblo.jp/yurikakorea/entry-12037088862.html
日本から買ってきた本を貸したら、なくされて、なくなったものはどーしようもないと言われた。

ここ
http://tsushima7.exblog.jp/23454406/
「学校でペンを忘れたら・・・勝手に人のペンを取って勝手に戻す。それが当然であり礼は必要ない。」

西江大の教科書でも、「ルームメイトが勝手に私の物を使う」とか「勝手に冷蔵庫の物を食べる」とか。


どれも心当たりがあります。

旅行ガイドを貸して帰って来ないので、催促したら捨てられていたとか。
(貸すときに返してねというべきだった)

新大久保のレンタルビデオ屋で借りた韓国ドラマを私にくれるので
これ返却しなくていいの?と聞いたらケンチャナヨと言ってたり。

そうしてもらった韓国ビデオを別の韓国人に貸したら、戻って来なかったり。
催促したら「友達にあげた」と言われたり。

なんか所有の概念が曖昧なんですよね。たぶん、本や傘やダビングビデオなんかは
消耗品なんでしょうね。

ペンを勝手に使うのは私自身はもう慣れ過ぎてしまいました。
日本がペン一つにも「貸して」とことわってから借り、「ありがとう」と礼を言う。
あまりにキチンとしすぎていてる気がします。

うちの母がキチンとしている人だったので、私自身はその反動から
些細なことならイチイチありがとう言わなくてもいいと感じるほどです。

物をなくされるのは慣れませんけどね。
それは私たちが大事にしている気持ちを踏みにじる行為だからです。
思うに、私たちのように物(もとからある物)に執着をしないのかもしれないです。
「また買えばいい」と言います。消費社会に向いているのは韓国人でしょう。
逆に(最新の一番良い物)を得ようとする執念はすごいような・・・

私は何十年も使ってる物とかよくありますが、それはお金がないからではなく
買い換える必要性がなくて、そのうち愛着を感じて来て、
あるいは長くもつから買い替えるきっかけをなくしてるんです。
でもそういうのは呆れられます。

10年以上前の服や
自転車も22年めになります。

傘に関しては日本人も消耗品的な考えの方がいるので
一概に言えませんが、共用冷蔵庫の物やスリッパやペンを韓国人が勝手に使う話は
「同じ仲間だからいいやん」っていうノリなのだと思います。
いちいち目くじら立てるのは、冷たいとか情がないとか細かすぎるということでしょう。