先日「地元集中」とう指導方法で、私は行きたい高校に行く権利を奪われたという話を書きましたが
韓国では聞いた話によると、高校受験というのは特に意識されていなくて、高校までが義務教育だと
思っている子が多い。内申書で決まってしまうようだ。
ソウルでもテチ洞とか、お金持ちで頭のいい子が通う地区があるというのは聞くが
そうでなく一般の生徒たちの状況はどのようになっているのだろう。
日本のたとえば大阪のように細かくランク順になっていて、生徒が偏差値で振り分けられる
というようなことはない?
とすると中学からほぼ同じメンバーが高校に進むのだろうか。
そしてクラスに就職する子、大学に行く子、一流校に行く子が混在しているのだろうか?
韓国では大学受験が過酷だが、高校受験の話は聞かない。
高校ではみんな遅くまで残って勉強させられるという話は複数から聞いた。
就職希望の子も遅くまで残って勉強させられるのだろうか?
そんなことが可能なのかな。
wikipedia「大韓民国の入学試験」を読むと、やっぱり【一般高校間の格差がない】と書いてある。
だとするとそのような姿こそ
過去「地元集中」の指導をしていた日教組の先生たちが理想とした姿ではないか。
私は「地元集中」を推進していた先生方の理想も理解はできる。
問題は、何で私のとこだけだったの?という不平等感というか
中途半端なことをするから就職クラスに進学希望者が一人放り込まれた形になったことだ(大げさに言うと)。
日本全国、位置的に自宅から一番近い高校に行かなければならない法律でもできれば
高校間格差は解消されるだろう。
できる子だけが集まる高校、できない子ばかり集まる高校 というのがなくなる。
日教組の先生はこれを目指していたんだろう。
たしかに一理あると思う。
韓国はそうしてやっているのを見ると
日本の細かい高校のランクわけが絶対正しいとも思えなくなる。
家の前の高校に行けなくて、電車に乗って行かなければならないというのは不条理?
小学区制というのかな。小学区制になればそれの利点もあるのかな。
義務教育じゃないんだから、高校からは似た学力の子たちの中で学ぶほうが合理的で
面白いと思うけど、まあそれは、私がそれが叶わなかったから憧れの気持ちがあるんですが、
どうなんでしょうね。
韓国の高校事情に詳しい方、日本と比べてどうですか?
高校間格差がないってことは、クラスの生徒の学力レベルが色々ということですよね?