オシャレな家具を安く売るスウェーデンのIKEAが韓国ソウル近郊の光明市にオープンし、
話題になっています。
友人の話やニュースを見聞きして興味が引かれたのは、例の「日本海」問題ではなく、
「価格」のことです。オープン前から、韓国内での価格が他国に比べて割高であると
問題視されていました。
例えばソファの場合、アメリカが〇〇で売っていて、日本は〇〇で売っているのに
韓国は一番高い〇〇ウォンだという具合です。
私はこういう比較は初めて見ました!
国ごとに値段が違うのは当然なのでは?
ただ単にウォンに換算して比較できるものではないのでは・・・。
ネットが普及し他国の値段もすぐにわかるので敏感になってるのでしょうか。
韓国で「家具」といえば高いイメージでした。
重厚で高そうな(実際高い)完成品が主だった。
日本のカラーボックスみたいなチャチなものは長い間なかったし、
似たようなのがあってもそれなりの値段したと思います。
個人商店が主流(たぶん)で、その中で値切りはできただろうけれど
家具は日本のほうが安く買える「選択肢がある」印象でした。
日本はニトリもあるし、大型スーパーにも安い家具はいくらでもある。
そういう市場に則して値段は決められるのでしょう。
だから同じソファの値段が日本のほうが安く売ってて
韓国の値段が高く設定されてても仕方ないことと思います。
安いものがない韓国でなら、その値段でも売れると会社が判断しているのですから。
インタビューで「他国の値段のことを知らなければ、これはこれでいい」
とオジサンが言ってました。そりゃそうでしょう!
企業はできるだけ高く売りたい / 消費者は今までより安く買えるようになる。
そのラインを決めるのが市場調査というもの。
でも他国より値段が高いのは不公平!というなら、声を上げてみるだけのことはあると思います。
あまりにひどいのは「足元みられた」感じで気分良くないですよね。
あともう一つ気になるのは光明市の既存市場の方々です。
大型店の進出に、商人たちは危機感を持っています。
IKEAには雑貨も売っているのに、家具店として認可を受けているので
休日や営業時間などの制約がないそうです。(大型マートは休みが義務付けられている)
KBSニュース「家具イケアの襲来」
http://news.kbs.co.kr/news/NewsView.do?SEARCH_NEWS_CODE=2984927
おしゃれで安くて簡単な家具が買えるという「選択肢」が増えるのは
消費者にとってはありがたいことですが
地元商店街の方たちにとっては不安なことだと思います。