昨日「橋下ー在特会」面談をニュースで見たのをきっかけに、youtube映像を見て考えこんでしまいました。
日本はかなり深刻な状況になっているのではないでしょうか?
30年間行ったり来たりしていますが、韓国で「日本人」を迫害するようなデモは
聞いたことも見たこともありません。日本ではどうでしょうか?
全国各地の街角で、シネコロセ等の罵詈雑言を拡声器やプラカードで発している
信じられないようなデモが行われているのをyoutubeで確認することができます。
それが勢力を増してきているように思われ、
あと何年かすれば韓国語教室をしているだけで非国民のレッテルを貼られるのではないかと
恐怖を感じる位です。先日テレビでやっていた「歴史は繰り返す」という言葉を思い出しました。
よく言われる「反日教育」って何でしょうか?
韓国人はかつて国を失いました。だから「二度とこんなことがないようにしなければ」と誓う。
それに付随して日本の統治時代にこんなことがあった、こんなこともあった、祖父母は苦労した、
独立を奪還するために闘った人士がいた、勉学を夢見て留学したけれど遺骨で戻ってきた、
太平洋戦争に駆り出された…
そんなエピソードの数々が描写されるのはある程度当然のことと考えます。基本的には。
スポーツの大会で政治的なメッセージを掲げるなど、極端に突出してしまう傾向はあるとしても
彼らが過去を鑑みて、二度と国を失うようなことがあってはならないと誓うのは当然のことです。
それはまるで日本で私たちが原爆の日に、8月に、
あるいは節目節目に、先祖を想い
「二度と過ちは繰り返しません」と誓うのと同じ心情なのです。
韓国人はデモや集会で「日本人」を攻撃しません。
「日本は(・・・をやめろ!)」 という主語です。
今も昔も彼らが非難する対象は日本政府であり、植民地統治を正当化する政治家です。
日本国民、民族自体を攻撃することはしません。
個人でネットに書き込みする人がいたとしても
団体で、組織として「日本人」を攻撃するところはありません。
ところが最近の日本はどうでしょうか?
駅前の人通りの多いところで、「〇〇人は出て行け!」「殺せ」とやっている。
これは日本人として本当に申し訳ないこと、日本の恥で、絶対に許容することができません。
彼らの考えることをどうこうしようとは思いません。
ただ、平和にやっている私たちを妨害するようなことはやめてほしい。
韓国関係者の端くれとして恐怖を感じています。
最近よく「韓国に旅行に行って大丈夫ですか?反日が強くなったのでは?」と聞かれますが
そんなことは全くありません。
以前と変わっていないか、以前(80年代とか90年代)より状況はずっと良くなったと思っています
交流が盛んになり、日本のことをよく知っている人が増えました。
人と人の交流が密になり、政府同士がちょっと上手く行っていなくても
私たちにはまったく問題ないと思うまでになっています。
信頼関係があるからです。
反日は今になって始まったものでも今になって強くなったものでもありません。
いわゆる私たちが言う「反日」というのは、上にも述べましたが
「再び国を失うことのないように誓う心」と同義語、といっていいかもしれません。
だからそれ(反日感情)を持っていない韓国人はいません。反日=国是と言われるゆえんです。
私はそれを理解したいと思います。
過激に現れたりやりすぎと思う時は「それは違うんじゃない」と意見します。
そうやって折り合う所を探っていくのです。