80年代は銭湯(목욕탕)、下宿してたから週1で通ってました。
2000年代になってからはサウナ(사우나)と呼び名が変わった。
チムジルバンは友達と1回だけ、あかすりは今までに2回やったことあります。
でも日本人旅行者に人気な「汗蒸幕(ハンジュンマク)」や「よもぎ蒸し」
いわゆる韓国エステと言われる女性向け商品。
興味はあるけど高いし、わたしはやったことがありませんでした。
なので今回経験してみることにしました。
『るるぶ』に載っていた某「○○汗蒸幕」
基本コース8万ウオンを64000ウォンで受けられるそうです。
(ソウルナビを見ると、他店も基本コースは軒並み8万ウォン→64000ウォンとなています。横並び??)
基本コースとは、「汗蒸幕、ゲルマニウム塩サウナ、紫水晶サウナ、高麗人参湯、垢すり、オイルマッサージ、顔パック、シャンプー、リンス」です。
明洞は苦手なので、中心から少し離れたここに決めました。
日本語で「るるぶを見たんですが今日あいてますか…」と電話をすると、これからでもOKとのこと。
地下鉄から歩いて行きますといったら、最寄の地下鉄まで迎えに来てくれると言ってくれました。
なので着いてから電話をすると、しばらくして、黒いメガネかけた可愛い男の子がバンで迎えにきてくれました。(男の子は必要な日本語しか知らないようでした。)
私も韓国語ができないふりしてずっと黙ってましたが、男の子が可愛いので好印象でした。
5分ほどでお店に着いて玄関を入ると、先ほど電話で話したオーナー?が笑顔で迎えてくれ、
花柄のムームーを着た柔らかい印象の女性が個室に連れて行ってくれました。
そこでオプションのセールスが始まったのだと思います。
私は初めてだったので、最初よくわかりませんでしたが。
柔らかい印象の女性は営業担当だったんですね。顔は笑っているけど目は怖かったです。
よどみない日本語でスラスラと商品説明をされました。
よどみない日本語なのに何言っているかわからない所が随所にありました。
パンフを見ながら(価格表示はなし)一通り説明を終えると
彼女は黙ってしまいました。私に何か言えということのようでした。
「どうされますか?」とも何も聞かないので、しばらく黙っていましたが
ちょっと気まずくなってきたので
「これはおいくらですか?」と、少し興味があった「顔経路マッサージ」を指すと
52000ウォンということでした。高っ。
基本コースが64000ウォンだから、合計したら11万6000ウォンです。と。
10万ウォン以上の出費は考えてなかったし、ちょっと高いと思って
「初めてなのでとりあえず基本コースだけにします。」と言ったら
あっさり解放してくれました。
でもオプションをやらないケチな客と思われたかな?って気はしました。
(受けるコースの具体的な内容確認の説明はなかったです。オプションの説明だけ)
そして今払って下さいというのです。
前払いなんですね~~~。
前払いって何だかなーー。
施術受けているうちに、やっぱりオプションしようかな?って思うことだって
あるかも知れないのに!やり方がもったいないと思いました。
そして現金で64000ウォン支払うと
更衣室に連れて行かれ、服を渡され、ここで準備してくださいといういことでした。
そのあとここに入れということで
(今思えばそこが「汗蒸幕」でした)麻の敷物とずた袋をかぶって入りました。
「熱かったら無理しないで出ていいですよ」ということでした。
(私は施術中、韓国語は使わなかったので、すべて日本語で・・・)
入ってみたらすごく熱くて、息苦しく、火傷しそうなくらい。1分が限度。
少し動いたら、入口で待ち構えている営業の女性にドアをあけられ、出てくるように
言われました。
そのあとここに寝なさいということで、広間で横になりました。
私は次に何があるかわからないので、言われるままにしていました。
3分ほど横になると、その次はまた汗蒸幕に入れと言います。
今度は慣れたのか3分ほど入っていられましたが、もうしんどいかな~と思って動いたら
やっぱりドアの前で待ち構えている営業の人に出るように言われました。
その次は浴室のほうに連れて行かれ、シャワーをあびなさいといいます。
シャワーを浴びていたらすぐに「もうやめて、こちらへ来てお風呂に入って」というので
もう少しシャワーしたかったけど、お風呂に入りました。
3分ほどたってから垢すり担当のアジュンマに呼ばれ、台の上で垢すりが始まりました。
垢すりのアジュンマは昔も今も黒い下着を身につけています。^^
ここのアジュンマはとても優しくてうまかったです。
顔も柔和でポッチャリしてて、韓国のオモニという感じでした。
今まで2回韓国の大衆サウナで垢すりの経験がありますが、
このアジュンマが一番丁寧で優しかったです。時々「痛くないですか?」と気遣ってくれ
30分くらいみっちり垢すりしてくれました。
その後、オイルマッサージ、洗い流した後サウナに入れと言われ、
その後海藻パックと、シャンプーリンスを受けました。
洗い流していたら、営業の女性が迎えにきて、花柄のガウンを着せてくれ
外に連れていかれました。
これで終わりのようでした。
「更衣室で着替えてください」と言われました。
言われるまま更衣室で髪を乾かし、着替えようとしていると(更衣室にいるお客は私一人だった)
小さなゆで卵2つとシッケを別の従業員が持ってきてくれました。
更衣室のベンチで1人寂しくゆで卵を食べました。
茶色に煮えてるゆで卵で美味しかったですけどね。
着替えて外に出て、帰りは送迎はいらないと言ってあったので、
徒歩で地下鉄の駅までの道順を女性オーナーに聞いて帰りました。
その時は韓国語で言っていたので「韓国語ホントに上手」とか「또 오세요~」とか言って
ヤクルトとみかん一個をくれました。
中心部から離れているお店なので(駅からも遠いし)
私が行ったときは地元の方数人見かけただけで、日本人観光客はいないようでした。
(もちろん地元の人はお風呂に入りに来ているだけで、コースなんて注文しません。)
64000ウォンの基本コースっていうのは私としては決して安い買い物ではないんだけど
まあ、良い経験になったと思います。
でももう2度とすることのないであろうコースですね~~。
なぜって、私自身はコースにする必要がないと思うからです。
忙しい旅行者や2泊3日の日程で、韓国エステも体験してみたい
日本語できるところがいい、ホテルからの送迎もしてほしい、って人ならいいかもしれませんね。
ネット予約なら食事もついてる。手取り足取り教えてくれる。
そういう料金込みの64000ウォンなんだと思います。
普通、入場料が8千ウォンくらいでしょ?(追記:このお店は15,000ウォンでした)
それに自分で垢すりをつけたら+2万ウォン。オイルマッサージならさらに+2万ほど。
これで事が済むじゃないですか。
おまけに急かされることなく、ゆっくりサウナに入ったり出たり、横になったり
お風呂に入ったり、自由にできるし。
コースになると流れ作業のように「次これ、次これ、はい着替えて、終わり」となって
せっかくの各種サウナやお風呂に自由に入ることもできないのは可笑しいですよ。
名物の汗蒸幕だって熱すぎて、3分くらいしか入れなかったし。
90分のコースだからゆっくりできないようになってる。
でも普通の客よりたくさんお金払っているのに、ゆっくり入れないなてオカシイ。
結論としては、もう「コース」ではやりません。。
このお店が悪かったというわけではないし、強引なセールスもなかったし
垢すりのアジュンマはすごく上手で可愛かったけど、もっと設備のいいお店もあるから
次は「サウナ入場料+垢すり」の形で、また違うお店で行きたいです。
別途「マッサージ」をつけることもできるんじゃないかな。
そうすればもっと自由で、もっと安くすむはずです。
垢すりでスッキリ、お肌スベスベになりましたよ^^。
汗蒸幕も自由に入れる所を探して、再チャレンジしてみたいです。
いいとこ見つけたらまた紹介します。