今日は秋夕でした。
朝ご先祖さまにおまいりするのがメーン行事です。
結婚した人なら、秋夕の朝は夫の実家で過ごし茶礼を執り行い(これが大事)、
午後に妻の実家に行くのがよくあるパターンらしいです。
記事をいくつか読んでいると、
いつ何時ころ妻の家に行くかが、重要なタイミングっぽいですね^^。
妻は自分の実家が楽なので、本心では早く実家に行きたいのですが、
おおっぴらに言うわけに行かず、さらに
小姑が引き止めたり、姑が「妹夫婦にも会っていけ」と言うのが伝統的な悩みの種(嫁にとって)
らしいです。
お姑さんも、自分の娘の立場を逆に考えれば、お嫁さんの気持ちもわかると思うのですが…。
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太田(テジョン)日報 2010、9、21付(訳 オリジナルです。)
民族最大の秋夕休暇が始まった。
今回の連休はいつもより長く、日程さえあえば海外旅行だってできる。
しかし長い連休を皆が喜んでいるわけではない。
連休が長いほど各種ストレスに悩まされる主婦、
嫁に気を使わなければならない姑、
嫁姑の板ばさみになる夫、
両親の離婚を心配する子供…。
嫁の占有物だった名節[民俗的な行事]に対する恐怖(ストレス)は、
時代が変わるにつれ、家族全員が分担する宿題になってしまった。
■ 「名節のたびに夫とケンカします」結婚5年目の主婦・ファンさん
「お姉さ~ん、兄さんの顔が見たいから、私が帰るまでは実家に行かないで待っててね。」
昨年の秋夕。
ファン・ソニョンさんは、この携帯メールを見て夫と大喧嘩した。
普段から小憎たらしく振舞う小姑が、名節の時期になるとさらに意地悪くなる気がして
夫に一言文句を言ったのが原因だった。
一日中苦労して作った料理を持って行ったら、
「味がうすい」だの「塩からい」だのあれこれ言われるのはもちろん
「夫の家で嫁らしく振舞っていたら肩が凝ったわ~」と言って、マッサージを要求する。
小姑も小姑だが、これに加担する姑にも腹が立つという。
「姑は、名節の日の遅くに駆けつけた小姑に、゜ダンナの家で窮屈な思いをしただろう'と
何もさせようとしない。私も見ないふりをして自分の実家に行く準備をしていたら、わざと行きにくい
雰囲気を作る。でもイライラするか夫をにらみつけるくらいしかできないんです。」
気の利く夫なら、この辺で「お~い、おまえの実家に行こうか」と言ってくれ
ゲームは終わる。
しかしファンさんの夫は
「妹夫婦がまだ来てないから、お前の家にちょっと行ってまた帰ってこようか」と言う。
結局ファンさんは夫を残してひとりで実家に行き、状況をさらに悪化させた。
夫はあとで実家にやってきたが、ファンさん夫婦は一ヶ月間寝室を別にした。
■ 嫁と姑が逆転しています(息子の嫁二人に気を使う姑・チェさん)
息子が二人いるチェさんは名節のたびに寧ろ、家事に気を使う。
苦労知らずで育った2人の嫁は、家に来ると「台所が古くて使いにくい」とか
「料理の量が多すぎる」とか不満をもらすため。
嫁に説教でもしようものなら、息子をキッとにらみつけているし
息子は息子で「お母さんはどうしてこんなに貧乏たらしく暮らしてるの」と文句を言う。
そうならないように息子たちが帰ってくる前は大掃除をするのだが、状況は変わらない。
名節の料理を準備する時も、2人の嫁は手伝おうともしないし、だんだん腹が立ってくる。
「私こんなの作ったことないです~」と言いながら、監督官のように眺めているか
台所をウロウロするだけだ。
少し手伝ったかと思えば、子供を見なきゃと言って台所から逃げてしまう。
チェさんは「昔はお姑さんに気を使ったものだけど、今は姑がお嫁さんに気を使う」
「嫁を姑のように仰ぎ見なければならないなんて…」とため息をついた。
■ 「母と嫁、間に立つ僕も大変なんです」(結婚2年目の夫・ソンさん)
中小企業に勤めるソンさんは名節になるといつも不安だ。
結婚生活における最大のテーマである「嫁姑問題」が炸裂する日だからである。
昨年の秋夕、ソンさんは困り果ててしまった。
事件の発端は、供え物の料理を妻がインターネットで注文したことだった。
「料理も下手だし時間もないし、どうしようもなくってネットで揃えたんです」と言う妻と
「できあいの料理はお供えできない」とする母の間で言い合いになった。
どちらか一方の肩を持つのはいけないと思い、傍観者に徹したソンさんだったが
妻と母両方から非難を受けることになった。
ソンさんは、
「10時間運転して実家に帰ってくたくたなのに、妻と母が犬猿の仲でいがみ合っている。
お墓参りも何も、すべて投げ出して家に帰りたかったですよ。」
「名節は嫁が大変苦労すると言われているが、本当に神経をすり減らすのは夫のほうだ」
と声を大にした。
■ 「両親が離婚するんじゃないかと心配になります。」(中3のキムくん)
今年中学校3年生のキム君は、名節のたびに家庭に不和が生じるのが不安だという。
普段は仲のよい両親も名節になると「離婚」という言葉を発するそうだ。
「去年の秋夕の時も、車の中で両親が親戚のことでケンカして、もうちょっとで事故になるところでした。」
「いつも故郷に帰る時、今年はケンカしないでおこうね…と言うのに、今までたった一回も
ケンカをしなかったことがないです。」
このような名節ストレスをなくすためにはどうしたらいいのだろうか。
専門家は
「名節の時だけでも、葛藤の原因となるような言葉を避け、
家族がともにできるようなゲームなどを準備し、
家族同士の和合を心がけるべきです」とアドバイスする。
特に名節の時は、「就職」「結婚」「学業」などのような
すぐに解決できそうにない話題には言及せず、
連帯感を感じられるように互いを思いやることが必要だと強調する。
http://www.daejonilbo.com/news/newsitem.asp?pk_no=909114(原文)