ユンノリの遊び方 | 韓国語教室 とるめんい川西

韓国語教室 とるめんい川西

2005年から兵庫県川西市で韓国語を教えています。

旧正月が近づいていることもあるので、今週はクラスで2チームに分かれユンノリ遊びをしています。


「ユンノリ」とは韓国のすごろくのようなもので、お正月に家族が集まった時に興じる伝統遊びです。
古代から伝わっている遊びだそうです。

イメージ 1

 サイコロの代わりに、
 木切れ(ユッ)4本を同時に放り投げます。

 「ユンノリ」は
 「ユッ(木切れ)+ノリ(遊び)」が音変化(鼻音化)した発音です。

 木切れには印が書いてあり、
  印のあるほうが裏で、 印のないほうが表 です。
 左の絵のように毛布の上でユッを放り投げて、
 進むコマ数を確認します。

 ●●●○  (表が一つ)1つ進む  
 ●●○○  (表が二つ)2つ進む
 ●○○○  (表が三つ)3つ進む
 ○○○○  (全部 表)4つ進む
 ●●●●  (全部 裏)5つ進む





これがパン(台紙)です。進み方は以下の4とおり。
イメージ 2

右下がスタートおよびゴールです。
一番右の図のように四角形を書くようにに移動しますが、
駒がちょうど角や真ん中で止まったら左の3つの図のように近道ができます。
(角や真ん中で止まらなければ近道はできません。)



ユンノリの特徴は駒が4つあることです。
2チームに分かれて、合同で4つの駒を全部ゴールさせた方が勝ちです。
各自の駒ではなくチームの駒なので、2人~十数人で遊ぶことができます。


・相手の駒と同じ位置に止まると、相手の駒をスタートに戻すことができます。
 そしてもう一度ユッを投げられます。(4つ表・4つ裏の時以外)



・味方の駒が同じ位置に止まると、一緒に進むこともできます。(最大4つまで一緒に進める)
 その代わり、相手の駒がそこに止まると、すべてスタートに戻らなければならないので、リスクは大きいです。





ゲームの進行とは関係ありませんが、
目の出る種類には「呼び名」があって、例えば、表が一つが出た場合「ト~!」と言って興じます。
(韓国人たちは皆この呼び名を暗記しています。真似てやればもっと盛り上がるかも。)

●●●○ ト (豚の意味・古語?)
●●○○ ケ (犬の意味)
●○○○ コル(羊の意味・古語?)
○○○○ ユッ(牛の意味・古語?)
●●●● モ (馬の意味・古語?)


「とー、けー、こる、ゆっ、もー」という順で「1,2,3,4,5」の意味で、覚えているようです。



《参照》Wikipedeaフリー百科事典「ユンノリ」