朝9時頃に目覚め、タイ語の子供番組を見ながら出かける準備をしていると
部屋の戸がトントンと鳴った。
きのうドンムアン空港から一緒にここまでたどり着いた同志、H氏だった。
これから鉄道に乗って、マレー半島を縦断するという。
もうすっかり準備を終え、リュックも背負った姿だった。
少しの時間も無駄に使いたくないという雰囲気だった。
「気をつけて-」
そう言い合って、ドアを閉めた。
さあ、H氏もあっけなく去ってしまったし、
これからどこに行くかな。
ホテルの住所と地図を見比べたところ
ここはサイアム・スクエアの近くらしい。
「東急」の百貨店などがあるおしゃれな街だった。
昼ご飯はサイアムセンターで食べて
バスでスリウォン通りに移動。
タイは初めてなのにバスに難なく乗れるのは、韓国で鍛えたおかげだった^^。
タイ語もある程度勉強して行った。
今はもう売ってないかもしれない
「小林株式会社」という一風変わった、タイ語入門の本が非常に良かった。
タイ文字は覚えるのが難しいので、カタカナでノートに書いたが
カタカナで表記できない発音はハングルで書いた。
タイ語は子音終わりの単語が多いので。
しかも韓国語のパッチムの発音とほぼ同じだった。
たとえば数字だが、(数字も韓国語と似てる部分があって覚えやすかったのだが)
1 능 (ヌーン)
2 성 (ソーン)
3 삼 (サーム)
4 시 (スィー)
5 하어(ハオ)
6 혹 (ホク)
7 잳 (チェッ)
8 밷 (ペッ)
9 가어(カーオ)
10 십 (スィップ)
のように覚えた。カタカナでは区別できない音をハングルで書き添えておくのは
正確な発音をするために有用な方法だった。
通貨はバーツだが、「ツ」は発音せず韓国語のtパッチムのような音になる。
50バーツなら、ハオ スィップ バーッ(舌を歯につけて終わる)となる。
いくらですか。は タオライ カ~?
もちろんタイ語には声調があるので、上げて発音するとか低めに発音するとか
それは点でカタカナの上や下に書き添えておいた。
「バー(ツ)」は低めに言う。
「カー」は女性が使う語尾だが、高い声で発話する。
バンコクの2週間でタイ語を熱心に勉強した。
食堂でタイの数字を発音してもらったりもした。
ウエートレスたちは面白がって読んでくれた。
さて、
1200円くらいの普通のホテルに2泊したあと、
バックパッカーの聖地、カオサンへ向かった。
(つづく・・・ のかな?)