単音節の語が続くとき | 韓国語教室 とるめんい川西

韓国語教室 とるめんい川西

2005年から兵庫県川西市で韓国語を教えています。

第46項 単音節からなる単語が連続するときは、つけて書くことができる。

  그 때 그 곳 → 그때  그곳     あの時あの場所
    좀 더 큰 것 → 좀더  큰것    もう少し大きいもの


《解説》前にも述べたとおり、
分かち書きをするのは、意味を把握しやすくすることに目的がある。
ところが、一音節からなる単語がいくつも続く場合、

    좀 더 큰 이 새 집 のように分かち書きをすると、書きにくいだけでなく、
                  視覚的な負担も加わって、読書能力の減退が憂慮される。
それで、

좀더 큰 이 새집 (もう少し大きなこの新しい家)
                         のように、つけて書くことができるようにした。


(例)
이 곳 저 곳 →   이곳 저곳 あちこち
내 것 네 것 →   내것 네것   僕のもの 君のもの
이 집 저 집 →   이집 저집  あの家 この家
한 잔 술 →   한잔 술    一杯の酒



しかしこの許容規定は、単音節の冠形詞と名詞、副詞と副詞が連続している場合のように、
意味的に自然な結びつきをなすものにだけ適用されるのであって、

    훨씬 더 큰 새 집 (はるかにより大きな新しい家) → × 훨씬 더큰 새집   
    더 큰 이 새 책상(より大きなこの新しい机) → × 더큰 이새 책상

のように、一音節からなる単語なら、すべてつけて書くことができるわけではない。
単音節かつ冠形語や副詞の場合であっても、冠形語と冠形語、副詞と冠形語は
原則として分かち書きをし、
また副詞と副詞が連続している場合でも、

더 못 간다 (これ以上行けない。) → × 더못 간다
꽤 안 온다 (ずいぶんと来ない) → × 꽤안 온다
늘 더 먹는다 (いつももっと食べる) → × 늘더 먹는다

のように、意味的な類型が違う単語は、つけて書かないのが原則である。