読んだことなくても聞いたことはあります。
15年前に話題になったこの短編小説、
「一杯のかけそば」
「一杯のかけそば」
韓国でも翻訳出版されています。
翻訳された時の題は何だったと思いますか。
「かけそば」って韓国にあるのでしょうか?
(答え)
우동 한 그릇 でした。
← 演劇にもなっているネチズン(ネット利用者)
評価五つ星
10万人の観客を泣かせた
名作劇
と書いています。
原作:くり りょうへい
ここでポイントが二つあります。
1、「そば」ではなくて「うどん」にした。
韓国では「かけうどん」はあっても「かけそば」はありません。
「ざるそば」(메밀국수)はポピュラーなメニューですが、「かけそば」はありません。
韓国では「かけうどん」はあっても「かけそば」はありません。
「ざるそば」(메밀국수)はポピュラーなメニューですが、「かけそば」はありません。
それでうどんにしたと思われます。
「うどん」といえば日本の食べ物ということは知られていますから(たぶん)、
日本の翻訳物だということもわかるという意味で「うどん」が選ばれた?
「うどん」といえば日本の食べ物ということは知られていますから(たぶん)、
日本の翻訳物だということもわかるという意味で「うどん」が選ばれた?
2、語の順序が逆
「一杯のうどん」ではなく、「うどん一杯」
「一杯のうどん」ではなく、「うどん一杯」
二つ目は、韓国語の作文するときに気をつけるべきことなのですが、
一杯のうどん(한그릇의 우동) よりは、うどん一杯(우동 한그릇)の方が
韓国語として自然だということです。
一杯のうどん(한그릇의 우동) よりは、うどん一杯(우동 한그릇)の方が
韓国語として自然だということです。
例えば、韓国語の作文の中で、
「(私は)2人の娘がいます。」と言いたいとき何と書きますか。
「(私は)2人の娘がいます。」と言いたいとき何と書きますか。
(答え)
딸 둘이 있습니다 .(娘2人がいます。) です。
日本語は「2人の娘がいます。」って普通にいいますが、
韓国語にする時、直訳して
두 딸이 있습니다. は変です。
두 명의 딸이 있습니다.も通じるけど不自然です。日本語ぽい文です。
韓国語にする時、直訳して
두 딸이 있습니다. は変です。
두 명의 딸이 있습니다.も通じるけど不自然です。日本語ぽい文です。
ただ、
한잔의 커피(一杯のコーヒー),
한그루의 소나무(一本の松の木) などはOKなので、
すべてではなさそうですが、
普通は「名詞+個数」のようです。
한잔의 커피(一杯のコーヒー),
한그루의 소나무(一本の松の木) などはOKなので、
すべてではなさそうですが、
普通は「名詞+個数」のようです。
「一杯のコーヒー」や「一本の松の木」みたいに
ちょっと詩的(文語的)な表現なら「個数+名詞」でもOKなのかな。
ちょっと詩的(文語的)な表現なら「個数+名詞」でもOKなのかな。