
韓国にある日本語学校で、日本人の先生が、
単語を対にして覚えさせようと
「高い」―「低い」
「大きい」―「小さい」とやっていたそうです。
そして「辛い」―「甘い」とやったところ、
韓国人の生徒から「それは違う!」と異議が出たそうです。
맵다(辛い) の反対は 달다(甘い) ではない、
맵다(辛い)の反対は 안 맵다(辛くない)であると。
そういえばそうですね。
日本語では「辛い」の対になる言葉は「甘い」だと
なんとなく考えがちですが、
韓国語ではそう考えないそうです。
なるほど。
「甘い」「辛い」の日本語の定義はさておき、
一般的な人々の認識として、日本では「辛い」の対に「甘い」を置きます。
韓国では「辛い」の反対は「甘い」とは考えないんですね。
そういえば、レトルトカレーの「甘口」を
「단 맛」とは書いてなかったような・・・。
たしかに韓国語でカレーの「단 맛」というのは変です。
砂糖がたっぷり入ったカレーというイメージです。
何だったかな。ロッテマートで見て、「お?」と思った記憶があります。
さっそく調べてみました。代表的な加工食品会社は오뚜기 …
うむ。
やはり「매운 맛 (辛い味)」と
「순한 맛(マイルドな味)」と書いてありました。
ちなみに「中辛」は「약간 매운 맛(若干辛い味)」でした。