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韓国のオンドルが恋しい季節になりました。
冬は寒いといっても、室内はいつもポカポカです。
韓国では床暖房(オンドル)システムのない家はないといっていいでしょう。
寒さが厳しいからこそ、暖房文化が徹底しています。
オンドルの歴史を見ると古代史からの記述があります。

子供の頃、オンドルの一番暖かい部分(아랫목 オンドルの焚口)に寝そべって、
本を読むのが一番の楽しみだったと話していた留学生がいましたっけ。
日本の寒さ(実際は暖房文化の甘さ)はこたえると言ってました。


むかし、88年に留学していた頃は練炭を使った暖房が主でしたが、
今は「ボイラー」という言葉をよくききます。
ドラマ『愛情の条件』でお父さんが新たに始めた事業も「ボイラー」代理店でした。

上の写真は一般家庭にあるオンドルの調整スイッチです。
冬の季節になれば、長期間家を空けるのでない限り、
寝るときも、外出するときも、ず~っとつけたままだそうです。
だから外から帰ってもポカポカ。
朝起きてもポカポカ。
部屋の中では綿シャツ一枚で過ごします。

オンドルは、昔は暖かい空気を循環させていたそうですが、
(だから王宮などにはオンドルの煙突がある。)
今は簡略式で、床の下を温水が巡回している仕組みです。
温水を作るのに、昔は練炭、今はガスが一般的なようです。
(今も昔の家やいなかの家は練炭だと思います。)

(調節スイッチの日本語訳)
Rinnai リンナイ
運転 / 水補充 / 燃焼
19度
室内温度

節約タイマー
外出
暖房水温度調節

(右)
オフ / オン
運転

購入お問合せ:
アフターサービスお問合せ;

CO中毒事故防止のため、ボイラーを使用する前は点検しましょう。
年に一回、アフターセンターに連絡し、点検を受けましょう。

暖房・温水 / 温水専用 ←シャワーも兼ねているので、シャワーで熱い湯を使いたいときは温水専用にするらしい。

(左)
水補充方法
水補充ランプが点滅したら、ボイラー前面に印刷してある水補充方法に従って、
ボイラーに水を補充して下さい。

節約消化タイマー
15分~4時間
外出 最低温度4時間

低温 / 高温
温水温度調節


*この記事は2006年に書きました(写真も同年に友人宅を撮影)。韓国の古い賃貸住宅の、一昔前の仕様です。