韓国ドラマ「薔薇色の人生」を見ている。
主人公の名前がメン・スンイである。
これは맹순이 と書く。姓は맹メン(孟)で韓国人にたまにある名前である。
しかし맹순이 メン・スンイ(あるいはメン・スニ)となると、ちょっと笑える名前となる。

昔からある名前なので、今この名前だとちょっとダサいイメージだ。
私たちはあまりピンとこないが、
韓国検索サイト naverで「メンスンイ」を検索すると、
「新語、流行語」として、「少し頭の足りない人(女性)を揶揄する言葉」とある。
(ドラマが先だったか、新語が先立ったかは不明。後で調べてみます。)

「薔薇色の人生」では他にも面白い名前がたくさん出ている。

主人公のダンナ(浮気をして主人公を苦しめる)に반성문 (反省文)
その妹(主人公につらくあたる)に      반성해 (反省しろ)
妹の夫(けちな性格)に           천원만 (千ウォンだけ)
主人公の妹の彼氏(妻帯者)に        이정도 (この程度)
新しい彼に                 지박사 (自縛死)
などなど。

いずれも姓自体、名前自体はありうるもので、
この組み合わせが笑えるのである。(同音異義語)
日本の名前で言えば
小田真理さんが「おだまり!」になってしまうのと同じように。

「薔薇色の人生」の放送作家は、2004年のヒット作「愛情の条件」の作家でもある。
「愛情の条件」でも笑える名前がたくさんあった。

진정한 (真心の) 浮気をする夫
전성기(全盛期) チンピラのような彼氏
모범수(模範囚) チ・ソンの友達
노윤택((ノー潤沢) チ・ソン
노광택(ノー光沢)  チ・ソンの兄
노마진(ノーマージン)チ・ソンの叔父
나만득(俺だけ得)  女社長の夫
이현실(この現実)  女社長

これらも姓と名前は、それぞれありうるもので、
その組み合わせで作家が遊んでいるといえる。

ドラマを見ながら、笑える名前に苦笑いしてしまいます ^ー^;