東京には知る限り2ヶ所の仙台坂があります。1つが大井町で、もう1つが麻布です。どちらも仙台藩に関連してこの名がついています。今回は大井町編です。
という、仙台坂です。第一京浜から池上通りのほうを見ています。
登っている途中の図。碑とか無いのか、と思ってその場で調べていたら、こちらは新しいほうの仙台坂で、旧仙台坂の交通量が増えたことから作られたもので、特に碑とか無いらしい。で、もう一つお隣の坂に行くことにします。
で、こちらが旧仙台坂です。1本南側、大森方面にあります。見えているのは仙台坂トンネルです。
登っていくと、旧仙台坂(くらやみ坂)の碑が立っていました。
こちらは裏側です。この坂の中ほどから上にかけて、伊達陸奥守の下屋敷があったことから、この名がつきました。
この坂を登ったところには、1625年創業・八木合名会社仙台味噌醸造所さんがあります。江戸初期、仙台藩士たちがこの近くに住んでいたわけですが、辛口の味噌を愛用する彼らには江戸の味噌が口に合わず、自分達で作り始めたのが今も続いていて、この地で仙台味噌を作り続けているのです。もしかしたら仙台市内のお味噌屋さんよりも、古い歴史のあるお店だったりするんじゃなかろうか。地名、そしてお店から歴史が透けて見えるのが面白いですよね。