卒業生だろーと、誰だろーと、校内に入って来た奴は“潰す!”。
それが、光嶺のルール。
私立 光嶺高校。
そこは、この街はおろか、他県にまで、その名を轟かすほの不良たちが集う、
“戦闘地域”であった・・・・。
不良の巣窟・光嶺高校に自ら転校して来た、朝桐真之輔。
自分の伝説を作るため、究極の「ジコチュー男」の朝桐は、光嶺高校に転校して来たのだ。
朝桐の転校初日から、物語は始まる。

初日からナメられない様に、転校の挨拶ヨロシク、ドアを蹴って威嚇しながら教室に入る朝桐。
しかし1人を除いて、みんな窓際に群がって校庭を見ているではないですか。
この着席していた1人を除いて、朝桐の威嚇に気づく者は誰も居なかったのです。
この1人が、朝桐に「ハナノアナ」とアダ名される、瀬下聖矢だった。
ハナノアナ以外の生徒が見ていた校庭には、1年生80人以上の不良を従えた砂原竜介率いる「砂原軍団」が、卒業生の甲斐と向きあっていたのだ。
転校初日に朝桐は、便意をもよおし、通学路の途中の公園のトイレで便をしていた。
そこに出会した、甲斐の弟たち不良をひょんなキッカケでブッ飛ばしてしまった朝桐。
甲斐は、弟のオトシマエを付けに、光嶺にやって来たのだ。
そして冒頭で記した様に、例え卒業生と言えども、光嶺の生徒以外が校内に入って来たので「砂原軍団」が相手をしていたのである。

ハナノアナとツルむ様になった朝桐は、「1年生で1番ヤバイ奴」として恐れられる、柾木千春を助けた事で柾木に気に入られる。
やがて、砂原軍団を自ら潰し、朝桐と柾木たちとツルむ様になる砂原。

光嶺は完全なる年功序列で、先輩に対しては絶対服従が守られて来た。
現在、光嶺高校のトップに君臨する学園最強の「帝王」は、3年生の樋口。
「長幼の序」を知らない朝桐は、やがて樋口に知られる存在となって行く・・・・。
誰にも屈することなく、自由に生きる朝桐たち不良少年の戦いの日々。
一方で、朝桐たちが放課後ファミレスでダベったり、みんなで町に繰り出したりする高校生らしい日常も描かれてます。
ギャグが盛り込まれた不良バトルに、シリアスも有りってな感じのコミックです。
女性にはオススメ出来ない、ヤンキーコミックです。
『A-BOUT!(アバウト!)の続きを読みましたぞ!』へ。
