映画 シン・ウルトラマン
1966年にテレビで初放送された『ウルトラマン』では“怪獣”と呼ばれていた“禍威獣”。
時を経て2022年の日本では、次々と謎の巨大生物・禍威獣が現れる。
禍威獣の存在が日常となった日本は、1966年に“科学特捜隊(科特隊)”と呼ばれていた、“禍威獣特設対策室(禍特対)”を設立。
班長・田村君男、作戦立案担当官・神永新二、非粒子物理学者・滝明久、汎用生物学者・船縁由美の4人がメンバーに選ばれる(人数少な❣)。
地中からネロンガが現れ、大暴れ。
てんやわんやとなる、禍特対や自衛隊などなど。
逃げ遅れた子供を助けるために、斎藤工が扮する神永が走る。
その時、大気圏外から突如現る“銀色の巨人”。
銀色の巨人が放つ“スペシウム光線”は、1966年当時のモノとは威力が桁違いで、山々を切り裂く。
ネロンガを倒した銀の巨人は、再び大気圏外へと飛び立つ。
ガボラが現れ、またもや大暴れ。
銀一色だった巨人が、ウルトラマンらしく赤色が入って現れる。
ネロンガを倒すために地上に降り立った時、衝撃で子供を守っていた神永を死なせてしまった、銀の巨人。
神永と一心同体(1966年にベムラーを追って宇宙から来たウルトラマンがハヤタ隊員を死なせてしまったのと同じ展開)となった銀の巨人は以降、赤色が入る。
因みに『シン・ウルトラマン』にはカラータイマーが付いておらず、エネルギーが減ると、赤色部分が緑色に変色するようです。
光の国では『リピア』と呼ばれる巨人は、日本語では『ウルトラマン』と命名される。
ウルトラマンは、神永の身体を借りて地球人を学ぶ。
新たにバディとなった長澤まさみ扮する浅見弘子と神永の会話が噛み合わないのは、ウルトラマンとなったからだと推察します。
物凄い速さで様々な書物に目を通して人間を理解する『神永・ウルトラマン』は、人類に好意を抱き出す。
映画の冒頭から、ゴメスやマンモスフラワーやペギラなどの禍威獣が現れ倒して行くカットが素早く紹介され、目で追うのに一苦労。
ザラブの津田健次郎の声が良かった!
メフィラスを演じた山本耕史も、秘める悪巧みを含んだ演技が宇宙人らしかったです。
ゾーフィが地球人を滅ぼすために『光の星』から持って来た兵器『ゼットン』の設定には驚きました。
地球を含めた太陽系全体を消滅させることが出来る『ゼットン』の完成形には、エヴァンゲリオンの姿を重ねてしまいましたよ。
バルタンやダダやゴモラやジャミラが出現しなかったのがちょっと寂しかったですが、ウルトラマンで育った(?)僕には堪らない映画でした😆