実用主義者の私でも良さがわかる暮らしになじむ韓国食器 | 東京ハヌルStyle

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美x食x遊 だけでなく韓国・LAなどの海外情報、インター教育まで東京・海外生活で培った五感を通して広尾在住ママ2人組、”東京ハヌル”が発信します

こんにちは。

 

 

東京ハヌルです。

 

 

骨の髄まで庶民なので

 

高価な食器にこだわる人が全く理解できません。

 

貴族じゃないし、

 

無駄がキライな実用主義者だし、

 

がさつなのですぐ割るし、

 

食器なんて所詮生活用品だし、

 

食器の上に乗る料理は家庭料理だし、

 

子供がいると食器愛でてる場合じゃないし、

 

と理由は色々です。

 

昔、オンマがヨーロッパの高級食器に凝り、

 

使いもしないのに集めまくるという

 

悪夢のトラウマかもしれません。

 

そんな彼女もやっと宝の持ち腐れを認識し断捨離を決意。

 

でも高価なものなので捨てるのも気が引けると

 

その洋モノ食器セットを

 

押し付けられそうになりましたが断りました。

 

Intrior monologueより)

ステキなのかもしれませんが、

サムギョプサルとかトンカツが好物の

食べ盛りの子供がいる生活スタイルの我が家に

この手の食器一式は豚に真珠です。

 

 

相変わらず洋モノには

 

全くテンションが上がらず、

 

韓国の食器限定ではありますが、

 

食器に愛着を持つ気持ちは

 

理解できるようになりました。

 

特に心惹かれるのが白磁と鍮器(真鍮食器)。

 

韓国の陶器といえば、

 

高麗青磁、朝鮮白磁が有名ですが、

 

朝鮮時代、白磁は庶民の日用品と

 

軽んじられていたそうです。

 

しかし、昨今では

 

これみよがしな芸術性を売りにしない潔さ、

 

簡素であるが自然美を感じる親しみやすさ、

 

シンプルなのでどんな料理にも合わせやすい

 

暮らしになじむ実用性などが評価され、

 

白磁が大変注目されております。

 

 

Lee Geejo official instagramより)

韓国現代白磁の第一人者

イ・キジョ(李起助)先生の作品

シンプルで温かみがあり私も大ファン。

東洋的な静の美を感じます。


 

そして白磁よりさらにハマっているのが、

 

韓国伝統の真鍮食器、鍮器(ユギ)。

 

真鍮とは

亜鉛と銅の合金のこと。

ともに原価が安く、鋳造加工で精密に

かつ大量生産ができる合金なので

精密機械や給水管、アクセサリーなど

様々な用途で使われている。

また、音色がいいことから金管楽器や、

仏具のおりん、音叉、などの

音響素材として使われることも多いが

一番有名なのは五円玉硬貨。

アルミより固く、ステンレスよりは柔らかく、

銅より錆びにくく、堅さもある。

 

 

色は金色ですが、

 

金のようにギラギラしておらず、

 

アンティークのようなおさえめの光が魅力。

 

手で触ることで金属光沢が抑えられてゆき、

 

使えば使うほど酸化が進み深みのある色になります。

 

FullSizeRender.jpg

ソウル、ノックルカジロ二で購入した

お気に入りの真鍮のスッカラ/숟가락

一本70,000ウォン(約7,000円)

 

 

↑のスッカラを4年ほど使い込んで

 

光沢が無くなり、

 

渋い色になってきております。

 

この先の変化も楽しみです。

 

真鍮は丈夫で長持ちするので

 

100年モノのアンティークもあります。

 

 

スッカラ、本当に便利。

韓国スープはもちろん、

ご飯モノやパスタなどにも使えます。

パスタのソースを最後まできれいにすくえます。

大枚はたいた価値あります。

 

 

柄の部分の亀の模様が

 

他のスッカラとは違いチョイオシャレ🐢

 

恐らくですが、

 

韓国において亀は

 

風水の四神思想で

 

北の方角の守護神、玄武。

 

ノックルカジロ二がある景福宮一帯は

 

ソウルの北に位置するので

 

このエリアの守り神という意味で

 

亀のマークを入れたのではと思っております。

 

 

 

お花の小物入れもノックルカジロ二で購入。

 

なんと230,000ウォン(約23,000円)。

 

でも実はこれこの時一緒にソウルに行った

 

LAのおじ、おばがツアーガイドしてくれたお礼にと

 

買ってくれました。

 

ノックルカジロ二は名のある匠が作っている

 

ブランド品なので少しお値段張りますが、

 

ノーブランドの鍮器ならもっとお手頃価格です。

 

 

血糖値上昇をおさえ、

コレステロール、中性脂肪を抑え

ダイエット効果もあるという

中高年の救世主、菊芋のチップス用の器として使ってます。

最近小腹がすくとコレ食べて頑張ってます。

 

 


 

これらの鍮器を購入したのは

 

ソウル、景福宮近くにある

 

真鍮のギャラリー兼ショップの

 

ノックルカジロ二というお店。

 

FullSizeRender.jpg

ノックルッ=鍮器

カジロニ=きちんと揃う

 

 

慶南無形文化財の父イ・ヨングさんと

 

息子で2代目のイ・ギョンドンさんがつくる

 

鍮器を広めたいと

 

イ・ギョンドンさんの奥様キム・スニョンさんが

 

カフェをオープン。

 

2階のギャラリー&ショップでは

 

工房を引継ぎついだ2代目が作る

 

「ノシ(NOSHI)」というブランドの

 

モダンなデザインの使いやすい鍮器を

 

販売しております。

 

 

놋그릇 가지런히 official instagramより)


 

1階のカフェでは

 

すべて手作りの

 

韓国デザートやアレンジ伝統茶などを

 

NOSHIの鍮器でいただくことができます。

 

FullSizeRender.jpg

 

 

一番人気のメニューは

 

凍らせた熟柿と煮たあずきのデザート、

옆집 홍시뒷집 단팥

 

柿はカチカチではなく半解凍されており

 

シャーベットのような食感。

 

熟柿といえど甘すぎず

 

フルーティーで飽きません。

 

ほんのりと甘いあずきとは絶妙のコンビネーションで、

 

甘いモノが好きではない私でも

 

止まらない美味しさでした。

(また食べたい〜(;_;))

 

FullSizeRender.jpg

私がおじ、おばに買ってもらった

花の器と同じ鍮器

 

 

季節の伝統茶、ナツメ茶をアレンジした

 

はちみつナツメラテは

 

ほんのりと甘く、ナツメの香り漂う

 

秋にぴったりのほっこりするお飲み物。

 

FullSizeRender.jpg

真鍮は熱が伝わりやすいので

熱い飲み物を入れると熱くて持てません。

器の周りには白い木綿のカップスリーブが

巻いてあります。

 

 

景福宮近く、大通りから少し入った

 

静かな場所にあり

 

大人向きの穴場のカフェです。

 

(コネスト地図よりお借りしました)

 

ノックルカジロ二/놋그릇 가지런히

住所:ソウル特別市 鍾路区 通仁洞 118-9

電話番号:02-736-6262

営業時間:10:00~19:00

休日:日曜、旧正月・秋夕

アクセス:地下鉄3号線景福宮駅2番出口から徒歩7分

 

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韓国ではかつて

 

冬には保温性の高い瑜器、

 

夏には涼し気な磁器と

 

季節ごとに素材の違うものを使用していたそうです。

 

両素材とも庶民の暮らしに

 

寄り添う親しみやすさが魅力。

 

今後は韓国の白磁と瑜器を

 

少しずつ集めてゆきたいと思っております。

 

 

 

 

最後までお読み頂きありがとうごいます。 

 

 

 

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