韓国からアニョハセヨ〜韓国中華チャジャンミョンの名店・松竹荘 | 東京ハヌルStyle

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こんにちは。


東京ハヌルです。


前回韓国ネタをあげましたが

あれからすっかり韓国モード。

他の話題が頭に浮かびません。

そして韓国は今はちょうど秋夕(チュソク)。

毎年秋夕(チュソク)になると”あ〜もう秋かあ”と

急にソウルが恋しくなります。

秋夕(チュソク)
韓国の祭日の中でも最も重要なものとされる旧暦8月15日の「秋夕」は祖先祭祀や墓参を始めとする行事が行われる。前後の日と合わせて3日間が公休日(祝日)となる。

ではなぜソウルが恋しくなるかと言いますと

ソウルは秋が食べ物が一番美味しく

松茸、各種キノコ、太刀魚やコノシロという魚、

栄養を蓄えた渡り蟹、屋台の焼き栗、焼き芋など

旬の味覚が盛りだくさんです。

また、街が詩的に美しくなります。

景福宮の西にある考子路あたりをそぞろ歩くと

柄にもなく文学的な気分になります。

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秋の考子路 ソウルナビ HPより



そして旨みたっぷりの優しいお味の鍋やスープ、

おしるこなどの温かい料理がお散歩で冷えた

体に染みわたりほっこり(=⌒▽⌒=)

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武橋洞にあるプゴグッチッの美肌を作るタラのスープ


関連バックナンバーリンク
韓国からアニョハセヨ〜⑫美肌をつくるタラスープ
韓国からアニョハセヨ〜世界一好きな料理・タッカンマリ in 東大門



でも今日は鍋、スープではなく

”韓国中華”という韓国特有の中華料理のお話です。

中華料理というものは各国、各地で味が全く違います。

その国の素材や嗜好などに順じ

その土地に合ったものになっていくのでしょう。

アメリカの中華は油っこく、MSG(味の素)の味がキツく、

濃くて大味というイメージ。

日本の中華料理は高級中華料理店だと

日本人の繊細な舌に合わせさっぱりとして品が良く、

町の中華屋さんだと飽きのこない

庶民的な味付けになっていますね。

そして韓国のそれは韓国固有の食材を用いて

韓国人の味覚に合うように変化したもの。

代表的な料理はチャジャンミョンと呼ばれる

ジャージャー麺の変形。

そしてチャンポンと呼ばれる

海鮮ベースの辛いスープ麺料理。

写真は大体のどこの韓国中華料理屋にもある

チャジャンミョンとチャンポンのハーフアンドハーフ

両方食べたい顧客の要望にすかさず対応して

専用の食器まで作ってしまう韓国人のフレキシビリティー

に感嘆させられる一品。


ソウルナビHPより



そしてタンスユッと言われる韓国酢豚。

日本のものより衣がカリッカリで

ソースは酸味控えめ、甘めです。


ソウルナビHPより


そして今日は韓国中華のメニューの代表格、

チャジャミョンの名店をご紹介しましょう。

チャジャンミョンといえば韓国ドラマファン達には

よく警察署で刑事や犯人ががっついて食べている

出前の真っ黒の麺と言えばピンとくるのでは。

日本でいうとカツ丼的なポジションかな。

チャジャンミョンは食べに行く事もありますが

どちらかというと出前の定番です。

でも今日はそんな出前の定番を

わざわざ食べに行くほどの価値のある

有名店をご紹介します。

永登浦にある1952年創業、老舗松竹荘。

永登浦はソウル南西に位置する町工場の多い庶民の町でしたが、

2009年にタイムズスクエアという

巨大商業施設ができてからは

周囲にマンションなども建ち若い世代も住み始めた

新と旧が共存する不思議な町です。


タイムズスクエア 韓国観光公社HPより



対して歴史を感じる佇まいの松竹荘。

料理一本で勝負している感がいいです。

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中華テイストの入り口。

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看板商品チャジャンミョンは11000W

たっぷり2〜3人前あるのでお得。

オーダーは2人前から、1人で行くと食べきれません。

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まず餃子でウォーミングアップ。

餃子はマンドゥと言われとてもポピュラーな食べ物ですが、

通常蒸して食べることが多いように思います。

でも韓国中華屋だと揚げるのが一般的なようです。

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主役チャジャンミョンはビジュアル的には

あまり美味しそうではないのですが、

甘さとチュンジャン(黒味噌)のこく、

韓国ならではのニンニク風味が

あいまって後をひく美味しさ。

中国のジャージャー麺とは全く違う味です。

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寄るとわかりますが

青唐辛子が大量に投入されています。

この青唐辛子が松竹荘のチャジャンミョンの特徴。

一般的に甘めでこってりとしたチャジャンミョンですが

この青唐辛子が爽やかなアクセントとなり

通常のチャジャンミョンより飽きずに食べられます。

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韓国では通常料理にキムチが付いてきますが

チャジャンミョンには黄色いタクアンと

生玉ねぎ、チュンジャン(黒味噌)がマスト。

箸休めにタクアンを食べつつ、生玉ねぎに

チュンジャンをつけてかじるのがお作法。

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味のわかる小学生、娘のタンコマも

この大人でもひるむ激辛チャジャンミョンに果敢に挑戦。

小さな口の周りに辛味が付いてしまい

ファイヤーメラメラ状態。

氷水に浸したティッシュで唇を麻痺させて

泣きながら食べるという荒業に出ていました。

苦痛より食欲をとるこのガッツキ精神にはいつも驚かされます。

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場所は永登浦駅から徒歩5分。

タイムズスクエア内新世界百貨店向かいです。

超近代的なタイムズスクエアのビル群の道を挟んで

チョコンと建っている松竹荘。

そのコントラストがなんとも不思議な感じです

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コネストHPより


松竹荘 コネストHP リンク



追加情報ですが

東京のリトルコリア、赤坂にも

チャジャンミョンを食べられるレストランがあります。

永登浦松竹荘レベルの味ではないのですが

K-pop ファンの間では知る人ぞ知るCN BLUE 行きつけの店。

また日本在住の韓国人の間では

どんなに遠い場所でも故郷の味、チャジャンミョンなどを

出前してくれる便利な店として有名です。

看板メニューはチャジャンミョンと

チャンポンのハーフアンドハーフ

K-popに全く興味の無い地元のサラリーマンの間では

冷えたチャーハンが付くビミョーな500円ランチと

しても知られています。

でも名華園その料理よりも

ガサツだけど憎めないオーナー

双子のアジョシ(おっさん)が強烈な個性を放ち

そちらの方が名物。

次回こちらにお邪魔した際には

是非ともブログにあげさせていただきたいと思います。

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