東京ハヌルです。
前回韓国ネタをあげましたが
あれからすっかり韓国モード。
他の話題が頭に浮かびません。
そして韓国は今はちょうど秋夕(チュソク)。
毎年秋夕(チュソク)になると”あ〜もう秋かあ”と
急にソウルが恋しくなります。
秋夕(チュソク)
韓国の祭日の中でも最も重要なものとされる旧暦8月15日の「秋夕」は祖先祭祀や墓参を始めとする行事が行われる。前後の日と合わせて3日間が公休日(祝日)となる。
ではなぜソウルが恋しくなるかと言いますと
ソウルは秋が食べ物が一番美味しく
松茸、各種キノコ、太刀魚やコノシロという魚、
栄養を蓄えた渡り蟹、屋台の焼き栗、焼き芋など
旬の味覚が盛りだくさんです。
また、街が詩的に美しくなります。
景福宮の西にある考子路あたりをそぞろ歩くと
柄にもなく文学的な気分になります。
![FullSizeRender.jpg](https://stat.ameba.jp/user_images/20160918/18/tokyohaneul/c8/a5/j/t02200173_0715056113751455235.jpg?caw=800)
秋の考子路 ソウルナビ HPより
そして旨みたっぷりの優しいお味の鍋やスープ、
おしるこなどの温かい料理がお散歩で冷えた
体に染みわたりほっこり(=⌒▽⌒=)
![FullSizeRender.jpg](https://stat.ameba.jp/user_images/20160516/13/tokyohaneul/bb/9a/j/t02200182_0800066013647461884.jpg?caw=800)
武橋洞にあるプゴグッチッの美肌を作るタラのスープ
関連バックナンバーリンク
韓国からアニョハセヨ〜⑫美肌をつくるタラスープ
韓国からアニョハセヨ〜世界一好きな料理・タッカンマリ in 東大門
でも今日は鍋、スープではなく
”韓国中華”という韓国特有の中華料理のお話です。
中華料理というものは各国、各地で味が全く違います。
その国の素材や嗜好などに順じ
その土地に合ったものになっていくのでしょう。
アメリカの中華は油っこく、MSG(味の素)の味がキツく、
濃くて大味というイメージ。
日本の中華料理は高級中華料理店だと
日本人の繊細な舌に合わせさっぱりとして品が良く、
町の中華屋さんだと飽きのこない
庶民的な味付けになっていますね。
そして韓国のそれは韓国固有の食材を用いて
韓国人の味覚に合うように変化したもの。
代表的な料理はチャジャンミョンと呼ばれる
ジャージャー麺の変形。
そしてチャンポンと呼ばれる
海鮮ベースの辛いスープ麺料理。
写真は大体のどこの韓国中華料理屋にもある
チャジャンミョンとチャンポンのハーフアンドハーフ
両方食べたい顧客の要望にすかさず対応して
専用の食器まで作ってしまう韓国人のフレキシビリティー
に感嘆させられる一品。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20160918/15/tokyohaneul/09/63/j/t02200147_0500033313751354769.jpg?caw=800)
ソウルナビHPより
そしてタンスユッと言われる韓国酢豚。
日本のものより衣がカリッカリで
ソースは酸味控えめ、甘めです。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20160918/15/tokyohaneul/38/8f/j/t02200165_0300022513751354768.jpg?caw=800)
ソウルナビHPより
そして今日は韓国中華のメニューの代表格、
チャジャミョンの名店をご紹介しましょう。
チャジャンミョンといえば韓国ドラマファン達には
よく警察署で刑事や犯人ががっついて食べている
出前の真っ黒の麺と言えばピンとくるのでは。
日本でいうとカツ丼的なポジションかな。
チャジャンミョンは食べに行く事もありますが
どちらかというと出前の定番です。
でも今日はそんな出前の定番を
わざわざ食べに行くほどの価値のある
有名店をご紹介します。
永登浦にある1952年創業、老舗松竹荘。
永登浦はソウル南西に位置する町工場の多い庶民の町でしたが、
2009年にタイムズスクエアという
巨大商業施設ができてからは
周囲にマンションなども建ち若い世代も住み始めた
新と旧が共存する不思議な町です。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20160919/00/tokyohaneul/f0/a4/j/t02200147_0699046613751769356.jpg?caw=800)
タイムズスクエア 韓国観光公社HPより
対して歴史を感じる佇まいの松竹荘。
料理一本で勝負している感がいいです。
![FullSizeRender.jpg](https://stat.ameba.jp/user_images/20160918/13/tokyohaneul/14/e5/j/t02200293_2321309413751243055.jpg?caw=800)
中華テイストの入り口。
![FullSizeRender.jpg](https://stat.ameba.jp/user_images/20160918/13/tokyohaneul/6b/e3/j/t02200293_1224163213751243601.jpg?caw=800)
看板商品チャジャンミョンは11000W
たっぷり2〜3人前あるのでお得。
オーダーは2人前から、1人で行くと食べきれません。
![FullSizeRender.jpg](https://stat.ameba.jp/user_images/20160918/13/tokyohaneul/4d/63/j/t02200265_0973117213751263922.jpg?caw=800)
まず餃子でウォーミングアップ。
餃子はマンドゥと言われとてもポピュラーな食べ物ですが、
通常蒸して食べることが多いように思います。
でも韓国中華屋だと揚げるのが一般的なようです。
![FullSizeRender.jpg](https://stat.ameba.jp/user_images/20160918/13/tokyohaneul/e6/99/j/t02200293_2077277013751264143.jpg?caw=800)
主役チャジャンミョンはビジュアル的には
あまり美味しそうではないのですが、
甘さとチュンジャン(黒味噌)のこく、
韓国ならではのニンニク風味が
あいまって後をひく美味しさ。
中国のジャージャー麺とは全く違う味です。
![FullSizeRender.jpg](https://stat.ameba.jp/user_images/20160918/13/tokyohaneul/88/27/j/t02200293_2005267413751264298.jpg?caw=800)
寄るとわかりますが
青唐辛子が大量に投入されています。
この青唐辛子が松竹荘のチャジャンミョンの特徴。
一般的に甘めでこってりとしたチャジャンミョンですが
この青唐辛子が爽やかなアクセントとなり
通常のチャジャンミョンより飽きずに食べられます。
![FullSizeRender.jpg](https://stat.ameba.jp/user_images/20160918/13/tokyohaneul/6a/20/j/t02200297_2225300613751264437.jpg?caw=800)
韓国では通常料理にキムチが付いてきますが
チャジャンミョンには黄色いタクアンと
生玉ねぎ、チュンジャン(黒味噌)がマスト。
箸休めにタクアンを食べつつ、生玉ねぎに
チュンジャンをつけてかじるのがお作法。
![FullSizeRender.jpg](https://stat.ameba.jp/user_images/20160918/13/tokyohaneul/ee/df/j/t02200165_2759206913751264072.jpg?caw=800)
味のわかる小学生、娘のタンコマも
この大人でもひるむ激辛チャジャンミョンに果敢に挑戦。
小さな口の周りに辛味が付いてしまい
ファイヤー
![メラメラ](https://stat.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/037.gif)
氷水に浸したティッシュで唇を麻痺させて
泣きながら食べるという荒業に出ていました。
苦痛より食欲をとるこのガッツキ精神にはいつも驚かされます。
![FullSizeRender.jpg](https://stat.ameba.jp/user_images/20160918/13/tokyohaneul/3b/fc/j/t02200262_1306155413751263984.jpg?caw=800)
場所は永登浦駅から徒歩5分。
タイムズスクエア内新世界百貨店向かいです。
超近代的なタイムズスクエアのビル群の道を挟んで
チョコンと建っている松竹荘。
そのコントラストがなんとも不思議な感じです
![FullSizeRender.jpg](https://stat.ameba.jp/user_images/20160918/16/tokyohaneul/74/a9/j/t02200368_0563094113751362825.jpg?caw=800)
コネストHPより
松竹荘 コネストHP リンク
追加情報ですが
東京のリトルコリア、赤坂にも
チャジャンミョンを食べられるレストランがあります。
永登浦松竹荘レベルの味ではないのですが
K-pop ファンの間では知る人ぞ知るCN BLUE 行きつけの店。
また日本在住の韓国人の間では
どんなに遠い場所でも故郷の味、チャジャンミョンなどを
出前してくれる便利な店として有名です。
看板メニューはチャジャンミョンと
チャンポンのハーフアンドハーフ
K-popに全く興味の無い地元のサラリーマンの間では
冷えたチャーハンが付くビミョーな500円ランチと
しても知られています。
でも名華園その料理よりも
ガサツだけど憎めないオーナー
双子のアジョシ(おっさん)が強烈な個性を放ち
そちらの方が名物。
次回こちらにお邪魔した際には
是非ともブログにあげさせていただきたいと思います。
![FullSizeRender.jpg](https://stat.ameba.jp/user_images/20160918/16/tokyohaneul/15/7e/j/t02200326_0735108813751363596.jpg?caw=800)
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