東京ハヌルです。
また韓国ネタにもどります。
皆さん韓国といって思い浮かぶ料理は何ですか？
焼肉か辛い料理と思う方が多いのではないでしょうか。
もちろん両者ともポピュラーではありますが
私的には韓国を代表する料理は
実はスープではないかと思っております。
韓国はスープ大国でその種類は数えきれないほど。
ズンドゥブチゲ（豆腐の辛いスープ）、
ユッケジャン（牛細切りの辛いスープ）
辛くないスープだとコムタン（牛テールスープ）、
サムゲタン（丸鶏漢方スープ）などは
日本でもお馴染みですね。
コネストHPより
韓国人は体調によりスープを飲み分けます。
例えばお酒を飲みすぎた時や風邪を引いた時には
デトックス効果のあるコンナムルスープ（豆もやしスープ）。
ほぼ薬に近い感覚なのではないでしょうか。
韓国のスープはどれもコーラゲンやビタミンなど栄養が豊富で
美肌に効果大ですが、その中でも美肌に効果ありと
以前放送していた美容番組で42歳なのに20歳にしか見えない
肌の持ち主のヤン・ソナさんがタラのスープを紹介してました。
今日はソウルにあるそのタラのスープの名店をご紹介します。
場所は地下鉄乙支路入口駅が市庁駅から徒歩5分ほどの
オフィスエリア茶洞（タドン）にある武橋洞ブゴグッチッ
ブゴグッという干スケトウダラを使ったスープ専門店。
1968年にオープンしたこの老舗は、
親子2代この伝統の味だけを守り続けてきました。
現在の2代目社長はよく店頭にでていますが
すごく人柄が良さそうな方。
娘のタンコマが小さい時は半分量のスープとご飯を
いつもサービスしてくれました。
（今はガッツリ食べるのでちゃんと一人前ですが。。。）
奥がタンコマ用のサービスハーフサイズ。
この２代目社長、商売を広げると味が落ちるという
先代のおしえを守り、ショッピングモールや
百貨店から支店出店の誘いが多々あれど
頑なに断り続けているそうです。
日本でも韓国でもこういう職人気質のお店本当に大好き。
左はソウル市認定の未来遺産の証明書。
右は優良店のサイン。
お店は洒落てもいない普通の食堂ですがとても清潔。
韓国は洒落ている店よりこの手の食堂の方が美味しい確率高。
いついってもアジョシ（おじさん）だらけのお店。
タラのスープは二日酔いにも効果ありなので
みんな二日酔い？
席に着けばオーダーせずとも速攻でスープ、ご飯、
水キムチとエビの塩辛が運ばれてきます。
干しスケトウダラやうるち米などでダシをとるスープは
12時間煮込んでるそうです。
あっさりしているのに深い味で栄養価も高く、
滋養あふれるお味。
具はタラの切り身玉子、豆腐、ネギ。
味はダシの旨味のみ。必要ならば自分で味を足します。
私はいつも最初は何も入れずタラの旨味だけを味わいます。
化学調味料では出せないその奥深さにため息がでてしまいます。
ご飯はもちろんスープもおかわりできます。
こういう気前の良さが韓国の良いところ。
これはセウチョッというエビの塩辛。
ものすごく塩辛いのですが半端じゃない旨味です。
スープに塩気が欲しい場合はこの塩辛を入れて調整します。
私は後半セウチョッを入れてまた違う旨味を味わいます。
テーブルに設置された白菜キムチのほか、ニラの辛味あえもの、
少し甘めのキュウリのゴマ油風味漬物はお約束の食べ放題。
内容は季節により変わりますが、
基本的に整腸作用のあるキムチや塩辛などの
発酵食品のみだそうです。お客さんの健康も考えてます。
朝7時から開店しており朝食を食べる周辺企業の
サラリーマン達で早くから賑わってますが
ピークがランチ時11時30分～1時30分くらい。
とにかく激混みで大行列です。
回転が早いので少し待てば入店できますが
その時間は避けた方がいいかもしれません。
私達が行ったのは11時30分くらいですがすでにこの行列。
メニューは、干し鱈のスープ
(ブゴヘジャンクッ、7,000ウォン)のみ。
このリスクヘッジしない商売、素晴らしいですね。
自社の商品の自信への現れです。
それにこの値段！
味とサービスを考えると素晴らしいコスパです。
ソウルで一番好きなお店。
ずっと変わらない事を願います。
武橋洞ブゴグッチッ・コネストHPより
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東京ハヌル