世界最長フライト | 東京Crew倶楽部 ~客室乗務員(CA)の世界~

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フライトにまつわることからCAたちのプライベートまで♪ 元ベテランチーフパーサーが語っています

えぇ~、乗務時間18時間45分!!!

 

昔のCAには、想像もつかないフライトタイム

 

皆さんは、18時間越えの空の旅

飛んでみたいですか

 

2018年10月から

シンガポール航空が始める

シンガポール発ニューヨーク直行便

 

そんな長距離を飛べる飛行機は

エアバス社のA-350ULR型機

 

ULRはウルトラロングレンジ(Ultra Long Range)

つまり超長距離の意味

 

シンガポールを出発するのは夜中の12時ごろ

Crewにとっては徹夜した上で

乗務が終わるの夜の7時ごろ

 

途中休憩をとるといっても

出社から乗務終了まで20時間以上になる

 

夜中のフライトをとるときは

昼寝というより夕寝をしておかないと

もたない

 

少しでも寝ておこうとおもうが

そんなに寝れない

 

12時間ぐらいの飛行時間だと

食事サービスは2回で済む

 

座りっぱなしでも、6時間くらいすると

お客様は空腹を訴え始める

 

19時間近い飛行時間だと

機内で3回の食事サービスが必要になるかも

 

あの狭いギャレーに3食分の食事

どのように収納するのだろう

 

お酒やソフトドリンクも多めに用意しなくてはならない

 

トイレが心配だ

いつもより使用回数が増える

トイレットペーパーの使用量も増える

 

トイレはバキューム式のはず

使用後に水を流すと

シューと吸い込んでいく

 

糞尿をため込むタンク

到着する頃には、満杯になっているかも

 

もちろん製造元はそんなこと考えて

設計している

 

でも、なんか心配してしまう

 

                      T・K ♂