空冷ワーゲン タイプワンBlog

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東京都八王子市 空冷ワーゲン専門店 ガレージ タイプワンです!日々の出来事、空冷ワーゲンのすべてを勝手気ままに更新中!

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管理者 K

品定めシリーズ、60台目の今回は

1973年式タイプ2・ウエストファリアです!

このところはアーリーレイト続きだったので、久しぶりの普通のレイトバスです🙆



タイプ2の「ウエストファリア」と聞くと、屋根が開くポップアップルーフをイメージする方が多いかもしれませんが、今回紹介するウエスティーは、屋根が開かない「Tin Top」モデル。



「Tin top」って何?と言う方に簡単に説明すると


Westfalia Tin Top(ウエストファリア・ティントップ)は、フォルクスワーゲン・タイプ2(バス)をベースに、ウェストファリア社がキャンピングカー架装を施した「ウェスティー」のうち、ポップアップルーフ(屋根が上がる仕組み)を持たない、金属製の固定ルーフ仕様のこと。 


近年ではポップアップルーフ付きのウエスティーより、「チープなモデル」と思われがちですが、本来はオーナーの使用用途によって使い分けられていた両モデルで、Tin topはその使い勝手の良さから、当時人気の高かったモデルです。



「1973年式」はレイトバスの中でも大きな転換点となった年式で、初期のアーリーレイトからより近代的な仕様へ移行した、後期型レイトバスの完成形とも言える年式です。
外観は、1972年式までの低い位置にあったフロントウインカーが、1973年式からはヘッドライト上に移動。アーリーバスからアーリーレイトまで使われていた丸みを帯びたデザインのバンパーも、73年式からは厚みのあるスクエア(角張った)な形状に変更され、より堅牢な印象になりました。

エンジンは、アーリーレイトまで主流だったタイプ1エンジンではなく、​1700ccのタイプ4エンジンを搭載。 
「タイプ4エンジン」は、タイプ1エンジンとはまったく違う特性を持つエンジンで、一言で言えば「パワフル」。
重いレイトバスでも軽快に走ることができます。

本来タイプ4エンジンはインジェクションですが、現車はキャブ化されており、インジェクション車で陥りがちな「不調」に悩む心配もありません。
キャブはカドロンツイン。
ウェーバーIDFやシングル2バレルキャブになっている車はよく見掛けますが、カドロン仕様もなかなか乗りやく好調です😁

車高、ホイール、マフラーなどはノーマルのままで、基本的にはオリジナル然とした車両です。

左ハンドルのマニュアルです。

風変わりな「いたずら」がされているレイトバスも多い中で、この車はほぼそのまま。

大切にされてきたことが伺い知れます。



「ウエストファリア」家具は、シンク・クローゼットレスの実用性重視の広々仕様です。
その他のベッドシート、対面シート、折り畳みテーブルなどは付いています。



ウエスティーでキャンプや車中泊をすると気になるのが、「大して荷物が載らない」ことや「居住空間の狭さ」。

他車では味わえないウエスティーならではの「空気感」はもちろん大きな魅力ですが、お世辞にも「広い」とは言えません…

場所を取っているわりに、収納力があるような無いようなクローゼットや、原始的で実用性の乏しいシンク(冷蔵庫)が、その原因。

そんな2つを、思い切って「ポイっ」したのが、この広々仕様!

実際ひと昔前までは、「要らないから外してくれ」と、おっしゃるお客さまも少なくありませんでした😅


そして、このウエスティーの1番のチャームポイント

木製の仕切り「壁」

扉や窓まで付いていて、かなりの力作!

※現在、撤去済みです。


「なぜ?」と思われる方も居るかもしれませんが、室内の広いバスに1人で乗ることが多いと、ヒーターやクーラーがあったとしても、「暑い・寒い」が死活問題。

そんなとき仕切りが欲しくなるのです😅

実際「仕切り壁」は、アーリーバス・レイトバスの純正オプションにもあった物で、発想としては由緒正しい手法です。


と、こんなウエスティーです!

先日までデイリーユースで乗られていた車両と言うこともあり機関良好。手入れもよく行き届いていて、大きな手直しが必要な部分も特にはありません。

点検とディテールアップ後、近日中に販売予定です。


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「私でも乗れますか?」

空冷ビートルに乗ったことがない方であれば、そんな心配もあるでしょう


そこで今回は、具体的にどんなタイプが向いているのか、少し整理してみました!


空冷ビートルは、世界中で愛されている名車ですが、同じ「車」でも現代車とは全くの別物の「機械」です。

ビートルとの相性の良し悪しを一言で言うなら、「不便さを楽しめるか」の一点かと思います。



🟢 相性がいい人(ビートルライフを楽しめるタイプ)
​1. 「過程」を楽しめる人
目的地に早く着くことよりも、エンジン音を聞きながらのんびり走る時間や、運転する(乗りこなす)ことでの「車との一体感」に価値を感じる方です。
なぜならビートルは、所有する喜びと共に「乗ること」も楽しめる車だからです。
​2. 五感が鋭く、変化に気づける人
メカに疎くても「今日はエンジンの吹け上がりがいいな」「いつもと音が違う」
といった、車の小さなサインに気付ける人はビートルに向いています。最初は小さな変化であっても、後に大きなトラブルへと繋がる予兆である場合もあるため、小さな変化に気付くとで、トラブルを未然に防ぐことができます。
​3. 「手間」を愛情だと捉えられる人
暖気運転をする、オイル交換をマメにする、定期的にメンテナンスをする、週末はワックス掛け。そんな、現代の車では不要な「手間」を、有意義な「趣味」として楽しめる人には最高の相棒になります。

❌️相性が悪い人(ストレスを感じてしまうタイプ)
1. タイパ・コスパ重視の人
「最短時間で快適に移動したい」「現行国産車と同等の使い方をしたい」という人には向きません。ビートルは旧車ですので、現行車と比べると当然劣る部分もあり、「我慢」が必要であったり「車に自分が合わせる」といった事が必要になってきます。
​2. 「道具」として完全に割り切っている人
車を単なる移動手段、あるいは「車はメンテナンスフリーで動いて当たり前」「故障しない物」と考えていると、故障や不便さに直面した際に大きなストレスを感じてしまいます。
3. 周りの目が気になる人
ビートルは良くも悪くも目立ちます。見ず知らずの方から話しかけられたり、手を振られたりすることも多いです。また、古い車ゆえの「排気ガスの匂い」や「騒音」を過度に気にする場合も、肩身が狭く感じてしまうかもしれません。


💡 完璧に相性がいいタイプ
もし、あなたが以下の項目に共感するなら、相性はバッチリです!

・アナログな物(事)を好む傾向がある。
・愛着のある物は大切に長く使う。
・コスパより本当に気に入った物を選ぶ。
・ 「不完全さ」に愛着を感じる人
・DIY精神と探究心が旺盛な人
・ 「流行」よりも「普遍性」を重んじる人
・スローライフを愉しめる人
・独自の美学を持つ「こだわり派」
・コミュニティや繋がりを大切にする人
・ 困難を「ネタ」にできる楽観主義者
・ 自然体で飾らない人
空冷ビートルの魅力は、その愛らしいフォルムだけでなく、乗る人の人生を少しだけ豊かで人間味のあるものに変えてくれる点にあります。
乗り出すまでの心配や不安もあるとは思いますが、思い切って一歩踏み出してみたら
「なんて事なかった」
「なんでもっと早く乗らなかったんだろ」
なんてこともよくあります😉

乗らない後悔より、乗って後悔!

どんな体験も、あなたの人生にとってはとても有意義で価値のある物になるのではないでしょうか?

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品定めシリーズ59台目の今回は、
1952年式タイプ1ビートル
通称「スプリットウィンドウ(Split window)」です!

あ…、正真正銘本物の「スプリットウィンドウ」です😅

最近はスプリットルック(偽物)を作っているせいもあってか、黒Zwitter(写真左)も偽物だと思わる方が居ます😂
53Zwitterもこの52年もれっきとした本物です!

今回もオーナー様からのご依頼で、ご縁あってタイプワンで引き取らせて頂くこととなりました😁

ありがとうございます!!


すでに現車を見たお客さまからは、

「スプリットがなぜそんなに次々と出てくるの??」

との疑問の声もありますが…、あるとこにはあるんです😚笑


実はこのスプリット

引き上げた際は、ドアやフェンダー、フードなどが外された、バラバラの状態でした。

ブログ写真を撮影するにあたり、
「ちょっと見た目が悪いかな?」と思い、付属してきた部品を仮組みしてみたのが、今の姿。
多少、車らしくなったはず?笑

前オーナー様曰く、現状「レストア途中」とのこと。
ただし、レストアと言ってもオリジナルを意識した仕様ではなく、ボディーシェルに塗られた「黄土色」からもわかるように、ミリタリー仕様(KDF Look)。

レストアと言うよりは、レストアも兼ねた「カスタム」と言った感じです😁

参考1943Type82E

空冷ワーゲンファンからすると、

「本物のスプリットをなぜ?」

「もったいない」

と、お思いになる方も居るかもしれませんが、世界のミリタリーファンの間では「結構ふつう」のこと。

KDF時代(大戦中モデル)の、Type60・Type82E・Type87などは、あったとしても非常に高価で、欲しいと思ってもなかなか手が出せるものではありません。

その為、ミリタリーファン(ドイツ軍ファン)の間では、もっと手軽に楽しむことが出来るスプリットや後年のビートルをベースにしたKDFレプリカ製作が、昔から盛んに行われてきた歴史があります。(海外のミリタリーイベントにはよく居ます)


日本に輸入された時点では、よくある車高の下がったキャルルック的な物だったらしいので、だいぶ様変りしたことになります。

外装は見ても分かる通りまだ板金途中で、いかにも「作業途中」といった見た目。
使われているパーツの多くは、一般的なリプロや後年のパーツで構成されています。

年式が古くなると時々あるのが、想像を絶する酷い状態にある車。
「土にでも埋まっていたのか?」
「この車、何個イチなの…」
と思える車まで様々😅
そう言った酷い車もある中では、このスプリットはボディーシェルの状態も良好で、シャーシも年式相応。真剣にレストアするのであれば直さなければいけない部分や、オリジナルパーツを探す苦労はもちろんありますが、ベースとしては将来性のある車体ではないでしょうか😁

52年式の特徴でもあるクロッチクーラーは健在。中には埋められていて「無かったもの」とされてしまっている車もあります…

インテリアは仕上げ途中で、ヘッドライナーやカーペットは新調されてます。

ステアリングは現在3スポーク。
車体としては元々デラックスモデルのようなので、ステアリングはバッドウィングですが、KDF仕様と言うこともあって、1番イメージの近いスタンダード用3スポークステアリングが取り付けられています。
KDF仕様を突き詰めるなら、時計も外してメクラにしたいところ😁


こういったバラバラの車で1番気掛かりなのが
「部品が全部あるのか?」
ですが、スプリット用でなければいけない貴重な専用部品も含めて、おおよそ「形」にするだけの部品はありそうです😁
元々が昔ながらのキャルルック(適当な)なので、もちろん多くは望みません😅
たいていの部品が手に入るビートルですが、スプリット用のオリジナルパーツは希少で、リプロがあったてしても超高価…
今後仕上げることを踏まえるなら、部品が付属しているかしないかは、かなり死活問題です😅(モチベーションにも影響笑)

フロントフード内も仕上げ済。
パッと見で分かるような派手な事故歴や顔面輪切りも無さそうです。
メインハーネスは年式相応のリプロで引き直してあり、布巻きハーネスがオシャレです。

エンジンはありません。(仮付けしたバンパーのせいでフードが開かなくなり写真撮れず…)
エンジンは、形のあるもの・バラされている物などが、何機か付属してきたのですが、「スプリット用」と呼べるエンジンはありませんでした。
現在、ミッションや足は60年代ビートル用と覚しき物が付いています。


と、ざっくりですが、こんな感じの52年です🙆


今後このスプリットをどうするかはまだ未定です。ミリタリー仕様のまま行くか、路線変更してイチから作り直すか?

個人的にはミリタリー仕様も嫌いではないのでこのままの仕様も十分アリなのですが、はたしてそんなものが売れるのか?と言った疑問もあるので、どうするかはよく考えます!


※品定めシリーズで紹介する車両の多くが「ガレージタイプワンなら大切にしてくれそう・仕上げてくれそう」と言ったオーナー様の願いと期待のもとに引き取らせて頂いています。タイプワンではその期待に答えられるよう、誠心誠意努力しています。

そのような事情もある為、どうしてもやむを得えない場合(現実的に直すことが難しいなど)を除き、現状販売やバラ売り等のご相談はお受け出来ません。


※当記事(品定めシリーズ)は、入庫時の状態を紹介するものであり、販売時の状態を保証・担保するものではありません。「あのときは◯◯が付いていた」「元の状態に戻してほしい」等のご要望にはお答えし兼ねます。


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