空冷ワーゲン タイプワンBlog

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東京都八王子市 空冷ワーゲン専門店 ガレージ タイプワンです!日々の出来事、空冷ワーゲンのすべてを勝手気ままに更新中!

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管理者 K

NEW !
テーマ:
販売車両の2003年式メキビー「ロクナナルック」がこの度完成。
FOR SALEになりました!

胸を張って「ロクナナルック」と言い切る為の最大のポイントは

「パッと見、ロクナナに見えること」笑


もちろん、67年との相違点を上げれば、キリがないくらいにありますが、しっかりポイントを押さえてあげることで、本物を見慣れている私達であっても

「おっ、ロクナナ」

と一瞬思ってしまうような「ロクナナルック」になります😁


街中で、たまたますれ違ったビートルや、走っていて偶然目に入ったビートルに、何か違和感を感じることがよくあります。

ロクナナルック・6Vルックに限らずですが、意外と気になり「違和感」の原因にもなってしまうのが、バンパーの取り付け角度のちょっとした違いや、フェンダー上のウインカー位置。テールランプの取り付け位置なんか。

(いい加減な位置に取り付けられてる車も多い)


1つずつは、小さな違いのように思われるかもしれませんが、すべてはビートル本来の「表情」を変えてしまう要因にもなってしまい、「小さな違い」が「大きな違い」になってしまいます。


例えば「テールランプ」は、リアフェンダーの傾斜のある曲面に取り付けるので、テールランプが「そっぽを向かず」付く場所は、ほぼ1箇所。加えて、そのテールランプが持つ「正規の取り付け位置(イメージ)」まで考慮すると結構シビアだったりもします。



今回は、新たにボディーモールも取り付けましたが、当然ミリ単位の「ロクナナ位置」です😁(年式で位置が数種あります)

車両の詳細はサイトにも掲載していますので、ぜひご覧ください。

ガレージタイプワンWebサイト


メキビーは、マニュアル車に不慣れな方でも乗り慣れやすく、キャブ車に不安を感じる方にもオススメな空冷ビートルです。


お気軽にお問い合わせ、ご来店ください🙆



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テーマ:
皆さんは車(空冷ワーゲン)に車載工具載せていますか?

本来、純正で備わっている(はずの)車載工具ですが、長い年月の中で失われてしまっている車がほとんど。

車載工具は、「もしも」の時に役に立ち、積んで置くだけでも「安心感」になるアイテムです。


「工具さえあれば簡単に直ったのに…」
なんてこともよくあります。

車載工具と言うと、市販の物や他車用純正車載工具、家庭用ツールセットなどを思い浮かべる方が居ますが、欲しい物が入っていないことや、余計な物が多く、結果「お荷物」になってしまうことも。

車載工具の選び方は、
実際に「何をするか?」「自分に何が出来るか?」によっても大きく変わってきます


私Kが考える、空冷ワーゲンに積んで置きたい車載工具はコレ
出先で起きる「簡単なトラブル」に対応した選定です。

左から、
・19・21ミリ メガネレンチ
・モンキーレンチ(250mm前後)
・プラス・マイナスドライバー中サイズ(2番)
・マイナスドライバー大サイズ(3番)
・ベンチ
・ビニールテープ
・針金(スチール製)
・8〜17mmコンビネーションレンチセット


19・21mmメガネ

ファンベルトの交換や張り調整を想定したメガネレンチです。

ダイナモプーリーのナット(ファンベルト脱着の際はこのナットを外す必要あり)は、純正では21mm、クロームの飾りナットや社外ナットでは19mmが使われており、どちらであっても、このメガネ1本で対応できます。


モンキーレンチ(200〜250mm)

特に何用と言うことはありません。

フリーサイズなので、手持ちにないサイズにも対応出来ます。

特に大きなサイズも要らないと思うので、使いやすい200〜250mmくらいがオススメ。


プラス・マイナスドライバー中(2番)

とりあえず持っていたいのがドライバーです。

ハードな用途には使わないので、安物でも十分です。


マイナスドライバー大(3番)

意外に欲しいのが大きいサイズのマイナスドライバー。(マイナスだけ)

ダイナモプーリー脱着の際の回り留めや、ハブキャップを外すときなど、色々な場面で使えます。

ある程度の大きさや長さがあると役に立ちます。


ペンチ

1つは持っておきたいのが「掴みもの工具」です。

国産車の車載工具には、たいていプライヤーが入っていますが、VW純正車載工具にはプライヤーでなく「ペンチ」が入っていました。ペンチは掴むだけでなく、「切る」ことも出来るので、簡単な修理(応急処置)にはプライヤーよりペンチの方が役に立ちます。


針金(スチール製)

車載工具と一緒に持っていたいのが「針金」。

アクセルケーブルが切れた際の応急処置や、何かをちょっと縛りたいときに重宝します。

100均ものでも構いませんが、アルミ線や銅線は弱いのでダメ。ステンレス線もすぐ指に刺さりたがるのでダメ笑。普通のスチール製(鉄)が使いやすく便利です。


ビニールテープ

あると便利な「テープ類」。

便利さで言えば、ダクトテープやガムテープの方が強力で使い道は多いのですが、車に長期間載せておくと劣化してしまうのが難。

その点ビニールテープは、劣化が遅く、古くなってもそれなりに使えますし、何より小さいので嵩張りません。

※絶対「ビニールテープ」と言う訳ではないので好みで🙆


コンビネーションレンチセット8mm〜17mm

一般的に売られているセットがあれば、空冷ワーゲンに使われている多くのナットやボルトに対応出来ます。

あくまで車載工具で、基本的に「応急処置」にしか使わないのであれば、安物で構いません。

「何も出来ない」と言った方でも、緩んでいるネジくらいは締められるかと思います😁


そして、
ハンドツール以外に積んでおきたい車載工具がパンタジャッキと十字レンチ。
・パンタジャッキ
・十字レンチ

パンタジャッキ

「純正ジャッキがあるから要らない」

と思われるかもしれませんが、空冷ワーゲンの純正ジャッキは、その物自体は悪い物ではないものの、パンタジャッキに比べると使い勝手が悪く不便なところもあります。何よりジャッキポイントの健全具合によっては、安易に使うのは危険。


十字レンチ

ジャッキは載っていても、「ホイールナットレンチが無い」なんてこともよくあります。

空冷ワーゲンでは、ホイールナットが純正サイズ(19mm)でない場合や、前後でサイズが違うこともあります。(アルミホイール、ラグナット・ボルト、スタッドの組み合わせの都合上)

一般的な車載工具の「L型1サイズ」のレンチより、1つで4種類のサイズに対応した十字レンチが安心です。

※コンパクトに収納出来る折りたたみ式もあります。


まとめ

今回紹介したものは、あくまで1例です。

車載工具の「美徳」は、最低限必要な物だけを積んでおくこと!


今回はあえてプラグレンチを省きましたが、その他の工具も含め、必要に応じて増やしたり、逆に減らしたりすると良いと思います。


実際に、自分が「何をするか?」「何が出来るか?」を考え、自分だけの「車載工具」を探してみてください😁




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最近よく耳にする
「空冷ワーゲンの燃料フィルター位置論争」
(キャブ車の後付け燃料フィルターの話です)

「エンジンルームに付けるのはダメ」
「フィルターは燃料ポンプ前に付けるべき」
「フィルターは固定した方がいい」
「純正のストレーナーがあるのだから要らない」
などなど

正直言って「好きにして…」と言うのが本音ですが、それでは話が進まないので、簡単に説明します!

本来空冷ワーゲンには、オリジナルで燃料フィルター(ストレーナー)が備わることから(年式によっては2箇所)、燃料ライン上にインラインフィルターはありません。

ただ、オリジナルで備わるフィルターは「網」なので、大きなゴミは除去出来たとしても、細かな錆びなどは通過してしまうことになります。それを防ぐ意味で、細かなゴミも取り除いてくれるペーパータイプの燃料フィルターを追加することが一般的になっています。(それでも微粒子の錆びは通過してしまいますが…)

本来付いていないフィルターを付けるので、各々が付けたい場所、付けやすい場所に付けているが故の論争です😂

ちなみにタイプワンでは、燃料フィルターはエンジンルーム内の「燃料ポンプとキャブレターの間」に付けるようにしています。(都合により例外あり)

一般論として燃料フィルター取り付け位置として「好ましい場所」は承知していますが、それより大事な「理由」があるが故の取り付け位置です。

どんな理由があるのか想像つきますか?
「アレでしょ?」と思い浮かんだあなたは、ワーゲン屋さんもしくは、経験豊富な方!

実際、理由は色々です。
オリジナルのエンジンルーム内で付けられる場所がココしかないというのも、単純にありますし、燃料系の健康状態が一目瞭然で分かると言うのも大きな利点になります。

逆に、ココに付けるデメリットがあるのかと言えば、特にはありません。
強いて言えば、場所が狭くタイトなので取り付けに気を使いますが、過去に不具合があったことはありません。

コイルに近いことから、
「火災の原因になる!」
と言った意見もあるようですが、それはちょっと見当違い。
ホースやフィルターからの燃料漏れと、電気周りからのリークが重ならなければ、引火には至ることはないでしょう。
どちらも、「フィルターの位置」のせいではなく、ただの整備不良です。


それより最近気になっているのが
「燃料フィルターの固定」!

ミッション脇に取り付ける「フィルター&ステー」なるものが、いくつかのメーカーから売られていますが、安易な取り付けはかえって危険。
ミッション脇で宙ぶらりんのフィルターを見ると固定したくなる気持ちは分からなくもないですが、あの「宙ぶらりん」が実は大切なのです。


走行中、エンジンミッションは想像以上に動きます。(ノーマルラバーミッションマウントでは)
フィルターを固定してしまうことで、燃料ホースの自由長が極端に短くなり、揺れを吸収しきれない恐れが出てきます。ホースが新しいうちは良くても、硬化し始めたホースでは、最悪抜けてしまったり、ホースにダメージを与えてしまうことにもなりかねません。

結論
持論のある方は、お好きにどうぞ😅

私Kの好みは「フィルターがよく見え、交換がしやすい場所」です🙆

※電磁ポンプの場合は必ずInlet側にフィルター。
※電磁ポンプ後にプラフィルターは厳禁。
※ダブルフィルターは厳禁。(たまにある)
※ガラス製分解式フィルターは使わない方が身のため。(今どき少ないとは思いますが)
※金属製や大型フィルターは重いのでキャブに繋がない。(重さでキャブのInletパイプが抜けます🔥)


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