空冷ワーゲン タイプワンBlog

空冷ワーゲン タイプワンBlog

東京都八王子市 空冷ワーゲン専門店 ガレージ タイプワンです!日々の出来事、空冷ワーゲンのすべてを勝手気ままに更新中!

お問い合わせは
Shopまでメールにてお願いします。
http://www.typeone.co.jp/

管理者 K

品定めシリーズ64台目の今回は
1976年式タイプ1ビートル、インジェクションです!

実は先日まで修理で預かっていた車両なのですが、事情が変わり買い取らせて頂くこととなりました😅(修理は終わってます)


簡単にどんなビートルか紹介!
1976年式ビートルは、見た目こそ75年や77年と大差ありませんが、キャブレターからインジェクションに変わる中間に位置し、両方のモデルがある変わった年式です。
(当車両はインジェクション)

インジェクションは、キャブ車には無いトルク感や高回転までスムーズに回るエンジン。季節や気温に左右されない扱い易さが特徴のビートルです。

ボディーカラーはオリジナルの「L31A Senegal Red(セネガルレッド)」。
「セネガルレッド」とは、西アフリカのセネガル共和国の国旗の赤。アフリカの大自然や歴史を想起させる、温かみと深みのあるヴィンテージ・レッドです。(セネガル共和国はパリダカのダカールがある国)


ペイントは、「50年間」という長い月日を現役で乗り続けられてきたので、部分的な補修や色褪せ、多少のヘコミはありますが、基本的にはオリジナルペイントに見えます。ボディーパネルの状態は良好で、大きなダメージや深刻な錆びや腐りもありません。

このビートルで1番目につくのがホイール
「ボヤけたATS」ではなく

イタリア老舗ホイールメーカーの「クロモドラ」(Cromodora Wheels)のタイプA。

クロモドラ社は、1960年代から1970年代にかけて、世界で初めて市販車用に高圧鋳造マグネシウム合金ホイールを量産化したことで知られ、フェラーリ、アルファロメオ、ランチア、フィアットといったイタリアの名門自動車メーカーに純正採用されてきたホイールメーカーです。



前オーナー様は、このホイールが新品で売っている頃に付けたようなので、「当時物」と言うだけでなく、「生涯現役」のクロモドラです😁

続けてインテリア
こちらも「時代」を感じさせるアイテムでカスタムされています。

シートはプロカーシート、ステアリングは定番ナルディです。
プロカーシートは、アメリカの「SCAT Enterprises」(スキャット)が展開するブランドで、空冷ワーゲンを始めとするクラシックカーやミニトラックにおいて、非常に知名度の高い老舗メーカーです。
日本では80年代以降、今はなき「SCAT JAPAN」が販売していたことから、ビートルにもよく付けられてきたシートです。
当然、売っていた当時に取り付けられたシートなので、綺麗だったのも遠い昔の話になります笑

リアルハーストシフター
現在は売っている物は「ハースト“タイプ”シフター」なので「コピー品」で、その元になったシフターです。

空冷ワーゲン用ハーストシフターは、アメリカのスポーツシフターメーカー「HURST」が製造していたシフトレバー。ノーマルよりショートストロークで、シフトミスを防ぐトリガー式リバースロックを採用。プアな純正シフターに比べ、操作性が良く扱い易いのが特徴。今だ多くの方に好まれる理由にもなっています。


エンジンです
50年間動き続けてきたエンジンです!(たぶん?)
走行距離自体は「50年」の割には大して乗っていないようで、エンジンの状態は良好!
まだまだ元気に走ってくれそうな印象です

と、こんな感じの車です!
現在は車検も長く残っていて、普通に乗れる状態です。
このままでも
「カッコいい」「乗ってみたい」「興味ある」
といった方は意思表示をお願いします!
(販売時期や仕様に影響します😊)
※現在価格は未定となります。

空冷ワーゲン専門店【ガレージタイプワン】

https://www.typeone.co.jp/


↓「ワーゲンブログ」ランキングに参加してます!ポチっとしていただける嬉しいです。

ガレージタイプワンでは下記の期間、夏季休業となります。

8月11日(火)〜8月16日(日)

休み前の10日(月)は通常営業。
休み明けは17日(月)より通常通りの営業になります。

皆様には大変ご不便お掛けしますが、何卒ご理解の程宜しくお願いいたします。


空冷ワーゲン専門店【ガレージタイプワン】

https://www.typeone.co.jp/


↓「ワーゲンブログ」ランキングに参加してます!ポチっとしていただける嬉しいです。


先日の「惨敗ヨンコイチ」の件もあるので、今回は中古エンジンをネット購入する際の基本的な「選び方」「注意点」をまとめてみました😁


まったく素性の分からない中古エンジンを「正常に動くエンジン」かどうか見極めるのは、現物を目の前にしていても難しいもの。

それがネット購入(個人売買サイト・オークションサイト)であれば、完全に「一か八か」のギャンブルになります。




まずは基本。出品状況から推測

​1. 出品者の「素性と目的」を文章から見極める
商品説明から「素人が適当に売っているのか」「プロ・マニアが訳あって手放すのか」を嗅ぎ取る必要があります。
「なぜ降ろしたのか?」の理由が明確か。
「1600ccに載せ替えて不要になった」「車両売却時に降ろしたチューニングエンジン」など、ハッキリとした理由がある実働取り外しは当たり率高めです。
「部品取り車から降ろした」「倉庫整理で出てきた」は、出品者も状態を把握していない場合があり、不動ジャンクの可能性が高まります。

2.「保管環境」が明記されているか?
「車体から取り外し後、室内(ガレージ内)で保管」といった記載があれば、内部のサビや固着を防ぐ知識があり、再使用を考慮した保管をしていた出品者だと判断できます。再使用を考慮しているなら、出品者は「動く物」と分かっている可能性もあります。
3.写真の「周辺環境」を見る
​エンジンそのものだけでなく、背景や写り込みをチェックします。
背景に「他のワーゲンや工具」が写っているか?​整理されたガレージや工具、空冷ワーゲンパーツが背景にある場合、空冷VWショップや知識のあるオーナーが管理していた可能性が高く、信頼度に繋がります。
見るからに「解体屋」らしき場所の場合は、「専門的な知識を持って出品していない」と割り切る必要があります。(多くを期待しない)
4.あえて「少し面倒な質問をしてみる」
出品者の知識量と誠実さを測るために、以下のような質問も有効です。
「クランクプーリー(又はフライホイール)を手か工具で回した際、2回転以上スムーズに回りますか?また、そのときにクランクが前後(車両の前後方向)に動くような大きなガタはありそうですか?」
優良な回答: 「クランクは手でスムーズに回り、圧縮も感じられます。前後のガタ(バックラッシュ)は手で揺らす限り大きく動くようなことはありません」など、ニュアンスを具体的に返してくる。
危険な回答: 「工具がないので分かりません」「梱包済みで確認できない」「以前は普通に動いていました」と煙に巻く。そもそも、クランクプーリーやフライホイールが付いていない場合は、出品にあたり故意に外して確認出来ないようにした可能性もあり「要注意」です。


エンジンの見た目から推測
1.エンジンAssy(補機類付き)は欠品部品から判断
「外されている部品が多くある」「エアクリーナーやキャブレターが付いていない」場合は注意が必要です。「部品取りになるべくしてなった不具合を抱えたエンジン」の可能性があり、保管状態が悪ければ、最悪「水没」していることもあります。
中古エンジンの性質上、外観の錆びや放置感はさほど気にする必要はありませんが、付いているネジ(ボルトナット類)が赤く錆びているものが目立つエンジンは、十中八九「雨ざらし」。
エンジンAssyであっても「昨日まで動いていたエンジン」でも無い限り、補機類までそのまま使えることを期待するのは期待し過ぎです。
よくある「始動確認済み」「初爆あり」は、使えそうな予感がしますが、壊れているエンジンでも初爆くらいはするので過信は禁物です。(長期放置エンジンの場合、その行為自体が止めを刺していることがあります)
2.ロングブロック(エンジン本体のみ)の場合
全体的にオイル汚れが目立つエンジンは、「オーバーヒートしていたエンジン」「過走行」「ノーメンテナンス」の可能性があり、大抵ハズレ。逆に洗ったような綺麗過ぎるエンジンは、オイル漏れを隠している可能性が高くなります。(まったくオイル漏れの無い中古エンジンもそうそう無いとは思いますが)

ちなみに空冷ワーゲンのタイプ1エンジン(ロングブロック)は、多くの車種で載せ替えが可能ですが、すべてに互換性があるわけではありません。中には加工や組み替えが必要になる場合もあり、安易に流用は考えるのはオススメしません。
3.エンジン形式(打刻)の真意
エンジンケースに打刻されている型式とエンジン仕様が合っているかの確認が重要です。写真から実際の排気量はさすがに分かりませんが、シリンダーヘッドのマニホールド取付部の形状から、1200のシングルポートか1300・1500のシングルポート、1300・1600のデュアルポートかの判断が付きます。もし打刻されている型式と違う仕様であれば、「打刻のみが再打刻されている」「打刻の型式とは異なる仕様で組み立てられたリビルドエンジン」「シングルポートからデュアルポート化されたエンジン(逆もあり)」の可能性があります。
※車検証記載のエンジン型式と違うエンジンを載せてしまうと、そのままでは車検に通らない車になり、最悪車の価値を下げてしまうことにもなります。

4.自称「オーバーホール済みエンジン」
一般的に専門店で行うオーバーホールは、多く時間とお金も掛かる作業です。常識から考えて異様に安いオーバーホール済みエンジンは「素人が不要な中古部品を寄せ集めただけのエンジン」の場合もあり注意が必要です。
作業内容や交換部品の詳細が明かされていない物はかなり怪しいです。
例え寄せ集めだったとしても、正常に動けばまだ良いですが、「始動しない」「すぐに焼き付く」「白煙が出る」「異音がする」なんてこともあります。
※海外製の安物リビルドエンジンではよくあります。

作業状況やエンジン内部が見られない「オーバーホールエンジン」(リビルドエンジン)では、「どこの誰が作った物か」が重要で、そのエンジンの信用度や価値にもなっています。

当たり率が高いエンジンは?
見た目から「正常に動くエンジン」と判断するのはなかなか難しいことが分かって頂けたかと思います。

1番間違いない(であろう)エンジンは、「素性がハッキリしているもの」。実際に出品者が使っていたエンジンであれば、走行距離(おおよそ乗った距離)やスペック、エンジンの調子や過去の修理履歴などが分かるはずなので、そういった情報が明かされている物は「信頼出来る物」と言えます。
中古エンジンなので多少の異音やオイル漏れがあったとしても、「実働」であることは間違いないことになります。

まとめ
空冷ワーゲンの中古エンジンをネットで購入することは、「一か八かのギャンブル」です。
もしどうしても購入するのであれば
「多少状態が悪くてもとりあえず動けばいい」「動かなかったら高いゴミを買ったと笑い話に出来る」「壊れたらきっぱり諦め捨てる」くらいの軽いノリがベストです😅

趣味の範囲でお楽しみください😊


役に立つか分かりませんが、私が思う中古エンジンの種類別イメージです!
・スタンドエンジン/酷使されている
・6V1200cc/良いもの悪いもの半々
・シングルポート1300cc/同上
・シングルポート1600cc/くたびれている
・シングルポート1500cc/くたびれている
・12Vシングル1200cc/良いもの悪いもの半々
・デュアルポート1300cc/全般的に不調
・デュアルポート1600cc/使えるかダメか
・ドイツインジェクション/良いか過走行
・スポルトエンジン/全般的にオーバーヒート
・タイプ3/オーバーヒート&過走行
・タイプ3 AT/同上
・タイプ2・T-1エンジン/くたびれ気味
・タイプ2・T-4エンジン/D車良好・輸入車下
・メキビー/100%リフター不良、過走行少
・メキビー・キャブ/低走行・粗悪品少

※個人の勝手なイメージです。
※エンジン単体、不動車エンジン、ノンオーバーホールぽいエンジンを想像
※オーバーヒート状態で長く使用されたエンジンは、オイル漏れが酷く、性能も著しく低下、不調感もありB級品。過走行も同様。
※距離や最終動作状態に関わらず、不動期間があまりに長いもの(数十年)は、正常に動かない又は始動直後に壊れる物があります。

※ガレージタイプワンでは中古エンジンの販売、持ち込みでのエンジン載せ替え作業は基本行っていません。
※当記事に関するご意見ご質問は一切お受けしておりません。

空冷ワーゲン専門店【ガレージタイプワン】

https://www.typeone.co.jp/


↓「ワーゲンブログ」ランキングに参加してます!ポチっとしていただける嬉しいです。