ENKEI(エンケイ)製
「ENKEI DISH」ホイール
サイズ15×5 1/2 オフセット+17
ホール4 PCD130

言わずと知れた「エンケイ ディッシュ」です!
1970年代に世界的ブームになった「ディッシュ ホイール」は、アメ車や日本車だけでなく、ワーゲン(ビートル)やワーゲンバギー用も当時多く販売され、一世風靡したホイール。
ENKEI DISH
1968年に日本で始めて自動車用アルミホイールを製造販売したことで有名なENKEI(エンケイ)。
「ディッシュ」と言えば、このENKEI DISHを連想するほど、日本ではメジャーなホイールの一つです🙆
現在でもENKEIディッシュホイールはClassicシリーズとして作らており、新品で入手が可能😁(ENKEIが販売しているのは国産車用のみ。ワーゲン用はENKEIでは買えません)
そんなENKEI DISHですが、実は「コピーホイール」。
日本では「ディッシュ ホイール」として、70年代以降多くのメーカーからこのデザインのホイールが発売され、ENKEI DISHはその走り。(後続メーカーには、ASAHI・ART・ZONA・KOBE STEEL・AHP製など)
ANSEN Automotive社
そしてそのすべての元ネタは、
アメリカ「ANSEN Automotive社」が1963年に発売していたホイール「Sprint」。
デザイン自体はSprint以前から、似たようなデザインの物はありましたが、後世の「ディッシュホイール」のデザインを確立させたのは「Ansen」です🙆
Ansen社もENKEI社と似た経歴を歩んだ企業で、両社とも元々は自動車部品などのアルミニウム製品製造業。日本で始めてアルミホイールを製造したのはENKEIですが、Ansenはそれまでマグネシウム製が主流だった合金ホイールに変わり、アルミニウム製ホイールをいち早くアメリカ製造発売したメーカーです。
ディッシュは和名
日本ではこのデザインのことを「ディッシュ」と呼びますが、アメリカでは「スロット ホイール」。スロットは細長い穴・楕円の穴の意味で、他には「5 Slot Wheel」「SLOT MAG」などの呼び名があります。
(※ホイールデザインの分類ではディッシュは穴開きタイプ全般のこと。他にはスポークタイプ、メッシュタイプなど)
高品質コピーホイール
ENKEI DISHが「コピーホイール」と聞くと「B級品」のようにも思えますが、当時ENKEI DISHを多く輸出していたアメリカでは「Japan Quality」と高評価されるほど高品質な物でした🙆
そして人気のホイールは、コピーされることでそのブームが加速する傾向があるのは、流行ったどのホイールにでも言えることです。仮にもブームの一端を担ったホイールがたとえコピーだっとしても、日本でのディッシュブームの火付け役は間違いなくENKEI。それを安易に「本物・偽物」とだけ区別してしまうのは、些か違う気もします😁
取付車
今回取り付けた車両は、ノーマル車高の高年式ビートル。
タイヤもノーマルサイズです🙆(165/80R15)
「アルミホイール」と聞くと、どうしても下がった車高に薄いタイヤを連想してしまうのは、現代人笑
ノーマル車高にアルミホイールを似合わせる為には、タイヤ選びが1番のポイントです!

タイヤだけで車高を下げようとする方がたまに居ますが…、タイヤだけで下がってもカッコ悪いだけ😅
そこは思い切って厚いタイヤ(ノーマルサイズ)を付けてしまうのがベスト!
タイヤが厚いだけで、70年代感やスリーパー感が出て、ノーマル車高でもアルミホイールがグッと似合うようになります🙌
※本文には個人的見解や勝手な妄想も含まれます。
同じ物に見えても製造メーカー違いや、同一メーカーでもロット違いなどで、品質・仕様が異なるのが「社外品」です。
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