空冷ワーゲン タイプワンBlog

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東京都八王子市 空冷ワーゲン専門店 ガレージ タイプワンです!日々の出来事、空冷ワーゲンのすべてを勝手気ままに更新中!

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管理者 K

今回は66年式ビートルに、ナロードビーム+ローダウン+レーダーホイールを付けたので、その覚え書きです🙆
タイヤサイズ選定や仕様の参考になれば幸いです。

・ホイール
EMPI製レーダーホイール(クローム)
5J、オフセット+20
・タイヤサイズ
フロント145/65R15 リア195/65R15
・2インチ・ナロードビーム(CB)
・ロワードスピンドル(CB)
・ショートショック(EMPI)
・リア車高調整 約5cm↓
・リアショック/ノーマル長(EMPI)

※66年なのでフロント/ボールジョイント、リア/ショートアクスル、前後ドラムブレーキ








「レーダーが似合う車高に」とのオーダーだったので、私K好みの車高具合にしました😁
リアの極端なローダウンや薄過ぎるタイヤはあまりいいことがないので、今回リアは余裕を持たせた車高に留め、フロントを低めに設定した前傾姿勢です!

フロント足回りは消耗部品を含めほぼ一新。
ハンドリングも格段に向上してます😁

※同年式(年代)であっても、足回りの仕様違いやフェンダーの個体差によっては、同サイズのタイヤが使えない場合もあります。(リアアクスル長足・ディスクブレーキ・ビームキャスター角・車高等によって)

「ところでタイプ3って何?」


多くの方がその存在くらいは知っているであろう?「タイプ3」ですが、「じゃあどんな車?」と聞かれて、正確に答えられる方が多くないのもタイプ3です。


タイプ3は、決して「不人気車」と言うわけではないのですが、どうしてもビートルやワーゲンバスの影に隠れてしまいがち。


「タイプ3」の詳細は検索すればすぐに出てくると思うので、ここでは割愛します。

代わりにタイプ3豆知識を紹介!


・フォルクスワーゲン社で3番目に作った車だから「タイプ3」。(当初の名称はVW1500)

・3タイプのボディーバリエーションは同時発売ではなく、ノッチバック→バリアント→ファストバックの順に発売。

・見た目をビートルより「普通の形」にして、時代に乗ろうとしたのがタイプ3。

・見た目は普通の車ぽいですが、RRでビートルと同型エンジンであることは変わりません。

・ビートルより凝った作りや装備は、空冷ワーゲンの「最上級モデル」と呼べるモデル。

・空冷ワーゲンの中で唯一のツインキャブ(デュアルキャブ)を採用したのがタイプ3。

・「電子制御式インジェクション」を量産車に採用したのはタイプ3が世界初。

・タイプ3は他のモデルよりいち早くディスクブレーキを採用。ドラムブレーキもビートルより大型の強化タイプを専用品。

・タイプ3が2ドアなのは、単に4ドアがカッコ悪かったから。(プロトタイプのみでボツ)

・ビートルと共通部品が多いように思われるタイプ3も、共通部品はほんの一部でそのほとんどがタイプ3専用品。

・「不人気車」に思われがちなタイプ3ですが、実はヒット作。


当時タイプ3は北米を中心としてヒットし、日本でも多く売れた車です!

タイプ3の総生産台数は「250万台以上」。

ビートルやタイプ2の生産台数に比べれば少ないですが、「250万台」と言ったら一般的に「不人気車」と呼ばれる車ではありえない数字です。


「250万台」にピンと来ない方に、例えて言うなら「ホンダN-BOX」。

N-BOXはシリーズ全体の生産台数が250万台を突破したことが、少し前にニュースになっていましたが、偶然にも両車はほぼ同じ生産期間(約12年)。特に車に興味が無い方でも知っている「N-BOX」を想像していただければ、当時の「タイプ3」がどんなポジションに居たのかも容易にイメージ出来るかと思います。


形こそ「普通の車」ぽいタイプ3ですが、中身はほとんどビートル!

知れば知るほどに興味深いのも、空冷ワーゲンの一員であるタイプ3の魅力の1つです。








「空冷ビートルのお手入れってどうすればいいの?」

よく聞かれる質問の一つです。


ひと昔前までは「愛車は自分で手入れするのが当たり前」でしたが、最近は「まったく洗わない派」と「コーティング+スタンド洗車派」の両極端…。


ただそれが許されるのは、新しい車と直近で手放すことを前提とした車のみでの話!

空冷ワーゲンのような旧車で、それだけだと車はみるみるうちにボロくなって行きます!と言うのも、錆や劣化はボディーの塗装面だけの話ではないからです。



「これから長く大切に乗って行く!」

そう思えるような車の場合、普段からしっかり手入れをしてあげることで、いつまでも良い状態を保つことが出来ます。

何より車と共に過ごす「その時間」も楽しさの1つ。


とは言え

「何をしたらいいか分からない」

「何を揃えればいいのか分からない」と言った方も多いはず。


今回は空冷ビートル向けの、おすすめカーケア用品を紹介!

私個人が気に入って長年使っている物や、カサカサになってしまった空冷ビートルにも使える物をチョイスしています🙆


  カーシャンプー


カーシャンプーは車を洗う際に使用する洗剤で、車のお手入れには欠かせないアイテムです。車に付着する砂ボコリなどの汚れを効果的に除去し、塗装を傷つけることなく車を洗浄するために特別に設計されています。


カーシャンプーには高い洗浄力や撥水・水垢落としなどの効果を謳った商品が数多くありますが、あくまで「カーシャンプーとしての範囲」での話なので、水垢落としやワックスを掛ける前提であれば、泡立ち重視のスタンダードな物が1番使いやすいかもしれません。

  水垢落とし


水垢落としは、その名の通りボディーに付いてしまった水垢を効果的に落とせる商品。洗剤とは違い、細かなコンパウンド(研磨剤)でしつこい水垢も落とすことが出来、同時に洗車キズやボディーカバーなどで出来た浅いスリキズも目立たなくすることが出来ます。

また、ワックス成分も入っているので、水垢落としとワックス掛けが1度で出来る優れ者。

 

ただし、水垢落としはコンパウンドを多く含んでいるため、長期に渡って「ワックス」として使うことはあまりオススメしません。塗膜の薄いオリジナルペイントなどでは、塗膜が削られ下地が透けてきます…。

※特にナンバープレートは数字部分が色落ちしやすく1度の使用でも注意が必要です。

 


  ワックス

カーワックスは塗装面に薄い皮膜を形成することで、ボディーに深みのある光沢を持たせ、紫外線や有害物質から塗装面を守り、劣化を防ぎます。また、ワックスには撥水性があるため、水垢防止や酸性雨などの影響からもボディーを保護します。

ワックスもまた、無数に種類が売られていますが、私はいつも「固形ワックスのシュアラスター」。流行り物系ワックスはいつの時代にもあるのですが、シュアラスターの「ぬるぬるテカテカ」にまさるものはありません笑

実際、シュアラスターを代表とするカルバナ系ワックスは、撥水性や深い艶だけでなく、高いUVカット効果があり、ボディーの塗装面だけでなく、ラバー類の保護にも一役買ってくれます。(UVカット性能は流行りのガラス系コーティングより遥かに優れていると言われています)

 

※ちなみにシュアラスターはノンコンパウンドなので、水垢を落とさずにワックスを掛ければ、水垢ごとコーティングされてしまいます。事前に水垢や汚れを十分に落とす必要があります。

 


  タイヤワックス


タイヤワックスはレザーワックスの1種でタイヤの表面に油分を含んだ膜を形成することで、ゴムの大敵である紫外線を抑制。耐候性も向上するので、タイヤの劣化や汚れ防止にもなります。
「タイヤワックス」と呼ばれる物もまた、世の中に無数にありますが、大きく分類するなら3タイプ。「黒くするもの」「艶出し保護」「洗浄・艶出し保護」に分かれます。

 新しいタイヤであれば、「黒くする」「艶出し保護」タイプのどちらかで良いのですが、すでに劣化が始まっているタイヤや、ろくに洗ったことも無いタイヤでは、期待した効果が得られない場合も。


そんなタイヤには、洗浄から艶出し保護まで、手を汚さず、ひと掛けで終わる「ノータッチ」。掛けて泡が消えれば汚れが洗い流されタイヤワックスまで掛かっている状態になるので手間無し!※安めな類似品もありますが、ノータッチが本家で性能も確かです。

 


  レザーワックス


レザーワックスは、家庭のソファーに使う「艶出し保護剤」と基本的には同じですが、高温になる車内で使う物で用途も多目的。油分やシリコンの膜を形成することで、艶出しすると共に、紫外線を抑制、劣化を予防します。

似た物に皮用レザーワックスがありますが、違うところはビニールレザーのシートやドアパネル等の合皮、ビニールやプラスチック製のダッシュパッド、ウィンドウラバー等のゴム製品(タイヤ等)の艶出しにも使えるところ。どうしても黒ずんでしまうシートの汚れ防止にもなります。(乾くと触り心地はサラサラ)。


KUREのクレポリメイトは比較的マイルドな部類のレザーワックスなので、レザーワックスを使ったことがない初心者の方にも使いやすくオススメです!


※運転に差し支えがある「滑って困る場所」に使うことは厳禁です。

 


  金属磨き(コンパウンド)


金属磨きの定番「ピカール」です。

真鍮・銅・ステンレス・アルミ・鉄・などの金属 および プラスチック類の研磨。クロームメッキ部分に出来た軽い錆や緑青(緑の錆)も落とせる多用途のコンパウンドです。


金属磨き用コンパウンドもまた、用途ごとに無数に存在しますが、意外に無いのが1つで多用途に使える万能型。

もちろん万能とは言っても、得意・不得意はあるかもしれませんが、空冷ワーゲンの日頃のメンテナンスでは間違いなく活躍してくれます。

アルミホイールのポリッシュなら、コンパウンドは「ピカール1つ」で鏡面まで出来ます😘


近所のスーパーにも売っている、もっとも身近で安価な万能なコンパウンドです。


※研磨剤ですので対象物によっては、白く細かなキズが残ったり変色する場合もあります。

※アルマイト・硬質クリアーが掛かっているアルミ部品は磨けませんが、レザーワックスで結構光ります。

 

カーケア用品は千差万別。

用途や、使う方の使い方・求める物によっても、良し悪しは異なってきます。

ぜひ、自分に合った物を見つけてください!