年収2000万以上の50代、外資系会社員の青山さんと
気がのらないまま3回目のデートをすることにした私。
3回目のデート当日、
待ち合わせ前の1時間以上前に青山さんからLINEが来た。
「今日は、スカートですか?」
「はい、スカートです」
「今日も生足ですか?」
えっ?
なにこの質問?
「はい、生足です」
ストッキング履いて来いっていう牽制か?
履かないけどね~。
すでに家、出ちゃったし。
そんなやり取りの後の待ち合わせ。
今日は、青山さんご自慢のポルシェでやってくる!
でもね~、実は、私、ポルシェってどんな車かわからないんだよね~(笑)
名前は知ってるよ。
外国産の高級車ってことも知ってるよ。
でも、まったく興味がなくて、車の形さえも分からないの~。
私は、車自慢のしがいのない女なのだよ(笑)
でも、そんなことは青山さんには言ってないので、
六本木のホテルのロビーで待ち合わせして、
車まで一緒に行った時の青山さんは、「どうだ~!」って感じだったよね。
私、なるほど~、これがポルシェかと思ったよね。
そして、乗せてもらったのですが、あんまり乗り心地良くなかった
乗り慣れないタイプの車は落ち着かないわね。
さて、ポルシェは、食事をしに、ホテルオークラへ出発!
ホテルオークラのカレーを食べに行くんだって。
やっぱりオーソドックスなものが好きよね、青山さん。
道中、青山さんは、ポルシェについて語る。
ポルシェの素晴らしさとか歴史とか
話してくるんですけど、まったく興味がわかないわ~。
話が左から右。とりあえず、相づち打つ。
そして、ホテルオークラの駐車場につき、車を止めると
「これ、プレゼントです」
と袋を渡された。
「ありがとうございます」
なんだ?これ?
この大きさ、平べったさ
これは、もしや・・・・
「あけていいですよ」
袋を開けてみると・・・
や、やっぱり・・・
あれか!あれですね!
ストッキングだ~!
だから、LINEで生足かどうか確認したのか!
「来る前に、お店によって買ってきたんです」
うわ~!マジか~!
男からストッキングもらったの初めてだわ~!
パンツならもらった事あるけど(笑)
あけてみると足首あたりにキラキラ、
スワロフスキーっていうのかな、がついてるやつ。
「あんまり種類がなくて・・・
その中でそれが一番に合うかなって思って」
ストッキング売り場で、
50代男がストッキングを選んでいる姿を
想像するとちょっと・・・・
でも、もちろん!くれるというならいただきますよ!
「ありがとうございます」
たぶん、今日、履いてほしいんだろうなぁ。
車にはおいていかずに、持っていきますか。
ストッキングの入った袋をもって、ホテルオークラのレストランへ向かう。
すると、青山さんが手をつないできた。
どうしよう・・・
と思ったけれど、そのままつないでおいた。
そして、レストランについて注文してから、トイレのために席をはずそうとしたら
「あ、トイレへ行くなら、コレ履いてきてください」
とストッキングを指さした青山さん。
やっぱり、そーなるよねー。
ということで、トイレでストッキングを着用。
戻ると、
「やっぱり似合いますね」
とご満悦の青山さん。
なんかなぁ、
ストッキングも窮屈だけど、
ストッキングをはかせようとする青山さんが窮屈だよねぇ。
なんてことを思いながら、食事をしたのでした。
※青山さんとの話