かなり年上の男性がどうも苦手な私。

でも、この人ならいけるかも、とあってみた人は数人います。

 

10歳年上、50代の青山さんもその一人。

 

キヤさんとのこともあったし、

婚活サイトで、「いいね」をいただいたけど、

大丈夫かなぁ・・・と思ったのですが・・・

 

 

青山さんのプロフィールを見たら・・・

年収2000万以上とある!!

 

おお~!

今まで「いいね」くれた中で一番年収高い!

こ、これはいいんじゃないか~!

 

そう、私は、年収に目がくらみ

青山さんとやり取りをすることにしたのです!

 

そのころ、私は、婚活にも仕事にも疲れていました。

 

もし、この人と結婚出来たら、

自分はガツガツ仕事しなくてもいい。

気持ちに余裕をもって仕事できるんじゃないか!

 

そんな下心満載で、やり取りを始めたのです。

 

 

 

メッセージのやり取りを始めると、
「ヨットが趣味でした」とか
「ポルシェにのってます」とか、
ちょっと私には敷居が高そうな人っぽくも
感じたけれど、お誘いを受けたので、会ってみることにしました。

なんたって、年収に目がくらんでましたからね~、私。

そして、平日、渋谷の西武の中にある
ヘルシー料理が食べられるレストランでランチを食べることに。

年収2000万円の外資系の会社員って、
ギラギラした感じの人が来るのかしら・・・・
と思ったら、普通の落ち着いた男性だった。

身なりのきちんとした、年相応の見た目。

ギラギラして、いかにも押しが強そうみたいな人じゃなくて良かった~!!

サイトの写真でも、
落ち着いた雰囲気だったけど、
あってみないと実際のところわからないじゃない。
よかったわ~。

話始めると、思っていたよりも普通で、
敷居の高さはそれほど感じない。

と思っていたら・・・

 

ニコニコ。「その服お似合いですね。

どこのブランドですか?」

 

ショック。「え、あの、ブランド・・・?

これは、ZARAだったかなぁ」

 

ニコニコ。「普段は、どこのブランドが多いんですか?」

 

ショック。「え~と、ブランドというほどの・・・・。

最近は、外国のメーカーが多いですかね。
あと、家で着るものは、ユニクロかな」

 

ニコニコ。「僕は、服が好きなんですよね。

着るものには気を使ってます。
ワイシャツは、ロンドンで買ってます」

なんですと!
わざわざロンドンまで行って買うんですか!

すごい着道楽だな。

なんだか、プレッシャー感じてきたー!

私も、オシャレは嫌いじゃないけど、得意じゃない。
だから、服に気を使いすぎる男性が相手だと、なんだか緊張してくるのだよね。

そんな緊張が伝わったのか、

 

ニコニコ。「ロンドンで買うっていっても、出張のついでに行ってるだけですよ。

日本で作るよりも安いんですよ」

とフォローしてきた。

別にいいんですよ。
単に、オシャレさんに緊張しているだけですから。

そんなオシャレさんの青山さん。
食事が終わり、レストランを出てお別れかと思ったら、

 

ニコニコ。「せっかくなので、売り場を見ていきませんか?

マキさんに似合うモノをさがしてあげます

 

 

 

しーん。「はぁ」


と靴売り場に向かいました。

 

 

 

ニコニコ。「これ似合うと思いますよ。履いてみたらいかがですか?」


と選んだのは、ヒールが10センチ以上はあると思われるサンダル

いやー、外反母趾の私は、こんなの履いて歩けないよ汗
10歩くらいで足が痛くなりそうだ。

と思って靴を見つめていたら、
青山さん、さっさと靴を棚から降ろして、履かせる準備をする。

 

 

 

ニコニコ。「さあ、どうぞ!」


そこまでされたら、履かないわけには・・・

 

 

 

ニコニコ。「やっぱり似合いますね!どうです?気に入りました?」


いや~、デザイン良くても、外反母趾にはやっぱり辛そうです汗
買ってくれるんなら、断りませんけどね!

その後も、
いくつか試着を勧められたのだけれど、
選ぶ靴、選ぶ靴、どれもヒールの高い奴ばっかなんだよね~。

もしや・・・、この人は・・・
長身フェチ or 脚フェチか?!


と思い始めたところで、
青山さんは会社に帰る時間が来たようで、靴売り場巡りを終え、お別れしました。

靴は勧めてくれたけど、買ってくれなかったわ(笑)

そして、青山さんは、私を気に入ったようで、次のデートに誘ってきました。

靴の件で、変わった人だなぁと思ったものの、
年収に目がくらんでいた私は、もちろん、OKをしたのでした。