我々東京ホルモンズは、この日は何か忙しかったB食家集団である。
佳松園＠花巻 テンヤワンヤの珍道中の話。
八幡平アスピーテラインの雪の回廊を走り
八幡平山頂にきました。
五月でもまだ雪だらけなんすね。
ダウン持って来いレベルの寒さでした。
その後バスで東北道を南下し花巻へ。
今宵の宿、佳松園に到着です。
大型温泉旅館が四つ並んでるのですが
全て国際興業グループなんですってね。
並び一番奥に位置する佳松園は
最もイイ宿との事。
部屋も
風呂も
料理も
コンパニャーも楽しみです。
チェックインしてさっさと風呂に入って
まずはお部屋でお疲れちゃーん。
この旅は
新幹線の売り子さんはもちろん
バスの冷蔵庫
宿の冷蔵庫すべて飲み放題システム。
調子に乗ってシャンパン・・・
とか企んでたんですけど
さすがに良いのは置いてないみたいで諦めました。
さて大広間を借り切って大宴会のスタートです。
偉い人の挨拶が終わり
さー乾杯！ってなタイミングで
すすーっと出てくる筈の
オネエさん軍団が見当たりません。
隣りのパイセンに
どーなってんすかね？
と尋ねてみると
「出て来る訳ないでしょ！」
なんでっすか？
なんで出てこないんすか？？
「まわりを見てみなさい。
皆さん奥様連れでしょ。
てかキミもでしょ。」
そーでした。
皆さん奥様連れでした。
ウチなんか子供まで連れてきてました。
あーあ
この宴会が楽しみで
今までラーメン我慢してきたのに・・・
こーなりゃヤケ食いだ！
と
小ジャイアンが持余していたお子様用のステーキを
大人げなく奪い焼酎で流し込んでいると
大人用も肉だったのかーっ！
ま、しゃぶしゃぶだから何とかなるだろうと
自分の割り当てを持余しながら食べていると
「若いんだから。」
と
あちらこちらから肉の皿が集まってきて
その数なんと五皿。
まーたしかに皆さんから見たら
息子さんより若い年齢ですけど
手前正真正銘の40才です。
ストマックも曲がり角の中年真っ只中です。
「そんなに肉ばっかり食えませんよー。」
って泣きを入れたら
今度は同じ数のにゅう麺が集まってきました。
軽くバブルです。
我が家のテーブルだけ合羽橋みたいになってます。
こーなると
ご飯なんて入る訳ありません。
ジェジャートなんてもっての外です。
でも大丈夫。
ウチにはジェジャート担当大臣が控えています。
彼です。
パパの分もあげるよ。
と言うと
ニヤリとしたと思ったら
しっかり加速をつけてきました。
これでひと安心です。
料理は申し分なかったけど
お酌が残念だった宴会も終わり
あまりの満腹から部屋に戻ったら
そのまま倒れる様に寝てしまいました。
そして翌朝。
お食事処で朝食です。
つーか豪華だねー。
つーかみんな朝からビール飲んでるんだねー。
実は昨晩
満腹からの即寝をキメ込んでいた所
「ヒャー」と叫ぶベキの声に目を覚ましました。
何かあったのかと飛び起きてみると
なんと小ジャイアンのオムツがあと一枚しかないんだとか。。。
翌朝チェックアウトの後
バスでドラッグストアに寄ってもらうかとも思いましたが
確か翌日のスケジュールはとてもタイトだと言ってたような・・・
しゃーねーなー。
フロントに電話しシータクを呼んでもらい
浴衣のまま町まで出て買ってくることにしました。
町に向かう車中
ふと思いつきました。
ラーメン食うなら
今じゃね？（ニヤリ）
早速運転手さんに
この辺で人気のラーメン屋を聞いてみると
「どこもやってませんよ。」
チーン だな。
ドラックストアでオムツを買って
さっさと部屋に戻り
目が醒めちゃったので風呂に入って
のど乾いたのでビールを飲んで
それでも寝付けなくてもう一本飲むと
やっぱ食いたいな、ラーメン。
でも願いはかなわず
しかもその頃になると小腹も空いてきて
今度は空腹から寝付けなくなっちゃって
朝飯を超激楽しみにしてました。
でもね、世の中そー上手くは行かない訳で
お食事処に皆さん勢揃いの中
我が愛娘小ジャイ子ちゃんが
諸先輩方に向けて放ってやった訳ですよ。
超激ウエットな音色のヤツを。
ブビビビビー ってね。
よって
オムツ替え＆漏れて汚れた衣装替え＆その衣装の洗濯
に部屋に戻ったベキ子。
寝起きで機嫌が悪い小ジャイアン。
その相手で食事どころじゃないオレ。
二人してゆっくり朝飯をいただく余裕無く
まんまと時間切れ。
女将さんに頼んでおにぎりにしてもらい
移動の車中で頬張る始末。
なんだか食に恵まれない旅ですなー。
佳松園、いいお宿でしたー！やっぱイイ宿にはイイ女将がいるよね！
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店名 佳松園
場所 花巻
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