我々東京ホルモンズは、「これから大変になるから」と電車代を節約するため幼い子供をオブって鹿浜から新宿の病院まで毎日自転車で見舞いに通う妻を持つ友人がいるB食家集団である。
思い出の手料理＠友人宅の話。
久しく会っていなかった友人とある席で再会し
今度久しぶりに飲もうって事になりました。
どこにしようか？
なんかイイ店ある？
なんて聞かれても
ボクの腹は決まってました。
オマエんちで飲もうよ。
オマエの手料理で。
昔よく遊んでいたころは
お互い金もなく
コイツの家に晩飯時に転がり込んで
よく飲ませてもらってました。
彼女と二人で過ごしていてもお構いなし。
「あがるよー。」
って言いながら
既に玄関で靴を脱いで
ズカズカと二階へ上がって行ったもんです。
彼とは生年月日も血液型も酒の摂取量も一緒です。
不思議と気が合い
お互い気を使ったことは一度もありません。
大人になってからケンカもしたことありません。
今から10年ほど前
その彼が大腸癌を患い
新宿の某病院に入院しました。
見舞いに行くとやせ細ってしまっていて
正直ショックでした。
実は最悪の場合も考えました。
でも気丈に振る舞い
「また飲もうぜ！」
とふざけてオレを見送る彼の顔を
今でもしっかり覚えています。
それからしばらくして
彼は見事に復活しました。
「また飲もうぜ！」
といった一言を見事に実行しました。
それから何度か一緒に飲み
お互い距離が生じて
最近では年賀状のやりとりくらいに留まっていました。
そんな彼の久しぶりの手料理。
特別凝ったものではなくても
あの時二階のあの部屋で
コンビニのビニールから素手で氷をつかみ作った
焼酎ナミナミでウーロン茶はスポイトで三滴の
男割りウーロンハイと一緒に
ずーっと忘れないでおこうと決めました。
カツオと共に。
また飲もう！！プラレールのお下がり、本当に頂戴ね！
ランキング、今日もポチッとお願いします！よしよし、もう少しで復活です。
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店名 友人宅
場所 バザール〇ろ
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