最近流行りの半生お好み焼き(ちゅうかどこで流行ってんねんそれ?) | ソルトウォーター

最近流行りの半生お好み焼き(ちゅうかどこで流行ってんねんそれ?)

少し前の話しなんですが

お正月のTV番組で「最近流行りの半生海鮮グルメ」ってのをやってました

 

半生アジフライや

 

レア天丼

時代は今や半生グルメだそうです

そう言や私も去年のクリスマスに作ったよな?

 

半生ローストチキン?

いや、あれは事故だ

単なる事故だ

トリ生で食うたらアカン

流石にトリは生で食うたらアカン

しかしこの番組を見ていて正直私はこう思いました

「今さら半生グルメって半生グルメって」

「今ごろなに言うとんねんあんたら?」

そんな私の大昔からある半生海鮮グルメがこちら↓

 

実はわたし趣味でお好み焼きをよく作るんですが

(どんな趣味やねんそれ?)

私ぐらいの達人になると広島風から関西風さらにその中間風

仕上がりも中までふっくら系から表面カリカリ系さらに水分多めのぐっちょりべちょべちょ系から一歩間違えればもんじゃ焼きな超レア系

使用する具材やトッピング、焼き加減もその日の気分に合わせて縦横無尽にコントロールする事が出来ます

そんな訳で具材にブタとか牛スジなどの肉系使った時は流石に中までしっかりよく火を通すんですが

具材があえて生でも食える新鮮な海鮮オンリーの時なんかはわざと

必要最低限しか火を通さなかったりもします

ええ、

実は結構好きなんですこの

外はしっとり中はべちょべちょな

半生海鮮お好み焼きが

なんかこう

新鮮な魚介類って

中まで完全に火を通し尽くしてしまうと折角のその生にしか無い独特の旨味が全く別のものにトランスフォームしてしま

そんな悲しい火の入り方の絶妙なボーダーラインってあるとは思わないか?

思わん?

あっ、そ。

しかし残念ながら私にはあるんですなそんな変態的なラインが

イカは中まで完全に火の通ったゴムみたいなやつよりもちょっぴりイカ臭さの残ったレアな半生タイプが好き

エビは身も心も完全に焼き尽くされてカスカスになったものよりもあの生エビ特有の甘さがちょっぴり残ってる方が私は好き

季節的に牡蠣なんかもよく使うんですが牡蠣に限ってはもはや

あんだけ立派だった牡蠣の身が火を通せば通すほどどんどん縮んでって最終的にはシジミぐらいの大きさになっちゃった

そんな光景を見るのがあまりにも悲し過ぎるとは思わんかあんたら?

別に思わん?

あっ、そ。

ええ、もちろん今回のような限りなくレアな海鮮お好み焼きを作るにあたっては使う魚介類も全てそのまま生でも普通に食える

 

生食用を使用します

副材のネギもキャベツも全然普通に生で食えますし

小麦粉も玉子も生のままで食ってもなんら心配ない食材ばかりです

ウソだと思うんなら

 

なんならもう焼かずにこのまま食うたろかこれ?

いや、流石にそれはお好み焼き精神に反する反則行為です

なので今回は一応焼きます

 

焼くと言っても具材の魚介類を半生程度に焼き上げると言う実に絶妙な焼きラインが求められる究極の職人行為なのでここら辺は勘と経験を積むしか方法は無いでしょう

しかし心配なさらないで下さい

例え少々焼き加減が失敗しても元々生で食える具材ばかりなのでそこまで神経質になる必要もありません

だって私だって未だに

20回に18回は失敗しますから

 

半生海鮮お好み焼きの完成です

今回は成功です

外はしっくりですが中はかなりのべちょべちょの

理想のべちょべちょ具合です

水溶き小麦粉は少々熱が通っただけでも味の粉っぽさは消えて無くなってしまうので心配無用です

(もんじゃ焼き参照)

あとキャベツに関してはやはりじっくり熱を通せば通すほどキャベツ特有の甘味がじんわり出て来るってのがお好み焼き業界では当たり前のプロトコルなんですが今回の半生お好み焼きに関しては短期決戦で挑む為にあえてそんなお約束事は捨ててこちらの↓

 

サラダ用のコールスローを使ってます

目的に対してのこの容赦なきキャベツの使い分け具合はもはや変態の領域と言っても過言ではないでしょう

ええ、もちろんここまで拘ったんだ

ソースももちろんオリジナルソースで勝負です

市販の甘辛ソースをベースに↓

 

ウスター砂糖にんにく鷹の爪、ハバネロペッパーにパプリカパウダー、七味に練りカラシに擦りゴマにブラックペッパー、醤油少々にあとトドメでコチュジャンも少々ブレンド

↑超えたんちゃう?

このブレンド数ってもしかして

カーネルの11種のスパイス超えたんちゃう?

え?

そこまでスパイス色々混ぜる必要あるのかって?

いえ、

別にここまで混ぜる必要はありませんよ

最近の市販のお好み焼きソースはかなり完成度が高いんでほぼそれ一本でも全然フツーにウマいですよ

ただなんか

こんな事やってる方が「いかにも拘ってますよ」って感じで

やっててなんかめっちゃ楽しいぞ?

 

マヨネーズはもちろん牛乳マヨネーズで攻めます

私の脳の中では関西風ピリ辛ソース系の時は牛乳マヨネーズ

広島風オタフクソース系の時はノーマルマヨネーズと完全に味覚に対する右脳と左脳の住み分けが出来てます

 

画像では非常におわかりにくいかと思いますが

って言うか

この画像だけ見てるとぐちゃぐちゃでなんの画像なのかさっぱりわかりませんが

それぐらいに中はしっかりぐちゃぐちゃの半生状態です

見ろこの↓

 

全くシジミサイズにまで縮んでない絶妙な牡蠣の半生具合を!

そう、

これが私の求める半生具合

けしてあんたらには分かる事の無い半生具合

いや、もはや今さら誰にも分かってもらおうとも思っていない

私だけの密かなお楽しみです。