こんにちは。

 

 

とくちゃんです。

 

 

前回の記事はこちら。

 

 

 

自傷行為ができない時に現れていた症状。

『頻回なまばたき』

『貧乏ゆすり』

『体を左右に揺らす』

『机をトントンと叩き続ける』

『横に寝た時に、足で床をドンドンとする』

 

 

わたしの中では、無自覚にやっていたことでした。

特に、机や床を一定のリズムで叩くことは、心地よい感覚になっていました。

痛みが少ないし、それでいて、イライラした気持ちが少なくなっていくことを実感していたからです。

 

 

だけど、家の中では、

『落ち着きなさい』

『静かにしなさい』

『言いたいことがあるなら、言葉にしなさい』

『言わないとわからないよ』

 

 

と言われていました。

落ち着きなさい、静かにしなさい、そう言われた時には、静かにするようにしていました。

しかし、気がつくとまた体を動かしているのです。

 

動きが激しくなった時には、手を抑えられたり、足を押さえられたりしていました。

それでもその行為自体がなくなることはありません。

 

 

『もしかしてチック症かな?』と母親は何度か口にしていることがありました。

しかし、インターネットで調べることもわたしはせずに、”チック症っていうのがあるんだ、へー”と特に何も考えずに過ごしていました。

 

 

心配した母親は、近くの総合病院に連れていきました。

わたしは、特に何も症状がないので、どうして連れてこられたのかなと不思議な気持ちでした。

 

 

母親が自宅で気になっている症状を医師に伝えて、わたしとも少しだけ話しをしてゆっくりと話し始めました。

 

『症状からすると、チック症です。』

男の子に発症することが多いものですが、女の子でもなることがあります。

原因は、ストレスが多いです。

何か我慢させていることとかないですか?

無理に症状を抑えつけると、悪化することが知られています。

もしも、症状が出た時には、穏やかな口調で止めるように伝えてください。

そしてゆっくりと過ごす時間を増やすことができたらいいと思います。

 

 

やっぱりチック症だったか。母親は、わかっていたようでしたが、ショックを受けていました。

同じ兄弟でも、姉はそんなことはなかったからです。

『どうしてこの子は、そういう症状が出やすいんだろう』

と、母なりに考えていたようでした。

 

 

これまでも、学校でのことや気になることを夕食の時に話す時間を作ってくれていましたが、それ以外でも休日に一緒に過ごす時間を多くとってくれたり、症状が出た時には、ゆっくりと話しをする機会を作ってくれたりするようになりました。

 

 

そんな中、わたしの生活を大きく変えていく、素晴らしい出会いがありました。

 

次回、わたしの世界観51〜小学校中学年9 ドラゴンクエストとの出…に続きます。