こんにちは。
とくちゃんです。
前回の記事はこちらです。
そういえば、忘れもしない、衝撃的な出来事がありました。
5歳になって、初めての冬。
いつものように児童館に行って、お友達と過ごしていました。
同級生に、体格のいい男の子とちょっとひ弱な男の子がいました。
友達やわたしが遊んでいるにも関わらず、2人の男の子は、はちゃめちゃに遊んでいます。
ホールを追いかけっこしたり、チャンバラごっこをして遊んだり。
いつも元気だなーと眺めていました。
工作の時間。
男の子2人は、工作をしながら、またふざけて遊んでいます。
先生も、特に何も言わずに、他の児童の工作の進み具合を確認していました。
調子が乗ってきた男の子たちは、大きな声を出しながら遊んでいます。
わたしは、「うるさいなぁ、静かにやったらいいのに」と思いながら、
作業を進めていました。
すると突然、先生が叫んだのです。
『うるさい。静かにしなさい。』
いつも怒られている男の子たちは、一瞬静かになりましたが、また騒ぎ始めました。
今度は名指しで、窓の近くに来るように言ったのです。
次の瞬間。。。窓が開いたと思ったら、
男の子2人は、雪の中に投げ飛ばされていました。
わたしは、衝撃的すぎて、言葉を失いました。
”まって、何が起こったの?どうなってるの?何してるの?”
頭の中は、ハテナでいっぱいです。
他の同級生は、泣き出す子。
男の子を助けようとする子。
教室から飛び出して、他の先生を呼びに行った子。
色々な児童がいました。
わたしは、衝撃的すぎて、身動きが取れません。
先生は、何事もなかったかのように、工作を進めていきました。
「怖い」
「いやだ」
「怒られる」
「傷つけられる」
「静かにしよう」
「いい子でいよう」
「わたしもやられる」
「ちゃんとしていなきゃ」
「先生の言ったとおりにしよう」
あの時から、わたしの心の中には、無意識に、
これらの感情が一瞬で根付きました。
わたしは、悪いことは何もしていないし、静かにしていました。
それでも、先生の機嫌が悪くなるたびに、
「自分のせいで先生は怒っているんだ」
そう感じるようになっていきました。