こんにちは。

 

 

とくちゃんです。

 

 

 

 

前回の記事はこちらからどうぞ。

 

 

先生に怒られるかもしれない、という気持ちを持ちながらも

言ってみることにしました。

 

 

「先生、ナスが食べれない。」

 

『ちゃんと食べないと大きくなれないよ。』

 

「ナスは、やっぱり食べれない。」

 

 

食べれないと言ったら、怒られると思っていました。

一度は、食べることを勧めた先生でしたが、

 

『じゃあ、時間も長くなったし、今日は食べなくてもいいよ。』

先生は、食べなくてもいいと言ってくれました。

 

 

怒られなかった、良かった。

いつもイライラしている先生が、怒らなかった。

食べれないときは、言ってもいいんだ。

 

 

その時初めて、先生に、自分の言葉で伝えることができた瞬間でした。

 

 

その後も、食べれないものを伝えることはありましたが、少しずつ、食べれるものが増えていきました。

たまに給食の取り替えっこもしましたが、男の子も一緒に、食べられるものが増えていきました。

 

 

 

ご飯を食べるのが遅いことを先生が連絡帳に書いてくれていたみたいです。

先生に言うのは怖かったですが、親に伝えるのは恥ずかしい気持ちがありました。

 

 

いつもご飯を食べるのが遅い。

 

そんな自分のことを親はどう思うのか。

悪い子だと思うかもしれない。

しっかりしなさいと言われるかもしれない。

先生みたいにイライラするかもしれない。

 

一度も言われたことがなかったけれど。

心配かけたくなかったこともあり、言えなかった。

 

 

でも。いつの間にか、アルミ缶の白飯の量が減っていました。

だから食べられるようになったのかもしれません。

 

 

ある日の連絡帳に、ご飯を時間内に食べられるようになりました。と書いてありました。

 

 

それを読んだ母親は、とても喜んでくれました。

「ご飯、食べられるようになったんだね。良かったじゃん。頑張ったね。」

 

そうか、できるようなると、喜んでくれるんだ。褒められた!

 

 

自分の意思で伝えたり、間接的にでも気持ちをわかってもらえることで、いいことが起こる。

そんな経験を小さい時に知ることができました。

 

 

 

そんなわたしも、年中さんになりました。

年中さんでも担任の先生は変わりませんでした。

 

 

他のクラスは変わっているのに・・・。先生また怖くなるのかな。

そんなことを考えながら、春を迎えました。

 

 

 

わたしの世界観〜幼少期11 年中さんも驚くことがいっぱい〜に続きます。