こんにちは。
とくちゃんです。
前回は、好奇心旺盛な気持ちを書きました。
3歳になったわたしは、児童館に通い始めました。
自宅から児童館までは、車で20分です。
これまで何をするにも、家族と一緒に行動していたわたしが、初めて一人旅をするのです。
父や母の職場とは、正反対の場所に位置していました。
兄や姉も同じ児童館です。
そう、児童館までは、バスで通うことになりました。
同じ児童館に通っている他の児童も使っているバスです。
これなら家族も安心ですね。
保育園は、近くにありましたが、小学校に入学した時のことを考えて決めたそうです。
行きのバスまでは、おばあちゃんが一緒に付いてきてくれました。
黄色い帽子に、黄色いショルダーバック、紺色のスモッグを着て、チューリップ型の名札をつけてバスを待ちます。
バスが来ました。
わたしが乗る席は、いつも決まって、運転手さんのすぐ後ろの席。
だって、子どもは誰も乗っていないんだもの。
毎日同じ時間に、一番最初にバスに乗る児童がわたしだったので、バスの運転手さんとは顔馴染みです。
児童館が近づくにつれて、どんどん他の児童も乗ってきます。
立っている子どもはいなかったけれど、ほとんどの席が埋まっていたから、
20人くらいは、バスで通っていた気がします。
年少さんから年長さんまで、バスで通っている児童がごった返していました。
バスで起きる出来事といえば!
「誰が最初にボタンを押すか。」
なんでも自分が一番の児童たちにとっては、大事な自己主張の場です。
いつもの坂道を下った先に、児童館前のバス停がありました。
そこにはいつも、先生が待っていてくれます。
バス停が近くなってから、ボタンを押す人。
運転手さんのアナウンスがあったらボタンを押す人
先生の姿が見えた瞬間に、ボタンを押す人。
児童によってさまざまです。
わたしは・・・
先生の姿が見えた瞬間にボタンを押していました。
誰よりも早く押したいんだもん。
だから、誰かに先に押されると、すごく悔しかったです。
児童館では、家とは全く違う時間を過ごすことになりました。
わたしの世界観〜幼少期⑧ 児童館は怖いところ〜に続きます。