「SHOGUN将軍」感想 | 凝り性 勝之進のこだわり日記

凝り性 勝之進のこだわり日記

★Livin' On A Prayer★Once upon a time Not so long ago・・・ 
 

ディズニープラスで放映されていた

「SHOGUN将軍」の

第10話・最終回を見終わり、
まだ余韻にひたっています。

今も、虎永様と鞠子殿の顔が目に浮かび、
終ってしまったのがとても残念です。

本作は、ありきたりの戦争物では
ありません。

時代設定は戦国時代ですが、
最大の見せ場は関ヶ原の戦いではなく、

鞠子様の渾身の薙刀シーンと
小舟に揺られる按針様の涙と

断崖上で虎永様と藪繁様が
紅天について会話する場面です。

ほかにも多くの見せ場がありましたが、
日本人の、はっきりと語らない作法や、
 

歌で思いを表現する手法が随所に登場し、
とても難解でした。

ガラシャの一生を知っている
日本人にとっても難しいのに、
海外の視聴者がどこまで

理解できるのかはわかりませんが、

さすがハリウッド、、、

日本人から見ても、違和感と矛盾が

殆どないストーリーと脚本でした。
素晴らしかったです。


そして、登場人物の
闘争心、信仰、葛藤、苦悶、怒り、

雪辱、勇気、覚悟、忠義心、潔さ

といった胸に渦巻く心象風景を、
全俳優陣が見事に表現してくれました。

勝之進にとっても、時代劇ドラマ史上、
最高に心に残る作品の一つとなりました。

感想というより、
教訓として心に浮かんだことは
次のようなものでした。

◆想いを託された者は、
託した者の想いを、
決して無駄にしてはならない、

◆はかりごとは密なるをもって
良しとするべし

◆死中に生あり、生中に死あり。
必死すなわち生くるなり。

◆人の上に立つ者は、胸に一匹の
鬼を飼わねばならない

◆世の中は、強い覚悟のある人に
引っ張られて動いていくものだ

◆恥を嫌う気持ちと愛と信仰は
心の中で最も強い力を持っている

最後に、備忘を兼ねて、
作中人物、[モデル]、出演者を
掲載しておきます。

吉井虎永[徳川家康] 真田広之
三浦按針[ウィリアム・アダムス]
コスモ・ジャーヴィス

戸田鞠子[細川ガラシャ] 
アンナ・サワイ

樫木藪重[本多正信] 浅野忠信
樫木央海[本多正純] 金井浩人

石堂和成[石田三成] 平岳大
戸田広勝[細川忠興] 阿部進之介
戸田広松[細川藤孝] 西岡徳馬

落葉の方[淀殿]二階堂ふみ
中村八重千代[豊臣秀頼]セン・マーズ
中村秀俊[豊臣秀吉]蛍雪次朗

大野晴信[大谷吉継]黒川武
黒田信久[織田信長]尾崎英二郎

あと、色っぽかったお菊さんは
向里祐香さんでした。

   照明は全て陽の光と篝火と灯火。。。勝之進