アレクサンダー・テクニーク for Trumpet           ~トランペットを誰もが楽しめる楽器に~ -7ページ目

アレクサンダー・テクニーク for Trumpet           ~トランペットを誰もが楽しめる楽器に~

勉強中であるアレクサンダー・テクニークについてと、それをトランペット演奏に活かすアイディア等を書いています。

アレクサンダー・テクニーク教師養成コース在籍。千葉県在住。
ツイッターもやっています。@toku_tp

先日の日記 の続きです。



すごいですよ!

今日ティティティとタタタでやってみたんですが、音がクリアになった気がして口も軽くなった気がしました。終わったあとは口が疲れましたのですが、とても効いているみたいです!

感動して基礎練習をずっとやってました!(笑)音が低くなるとタンギングが遅くなってしまうんですが教えてもらったやり方だとなりませんでした!ありがとうございます!



おお!それは良かったです!疲れるのは今まで使っていなかった筋肉を使い始めたからなので、少しずつやれば慣れると思いますよ(^-^)/


久しぶりにいい意味で疲れたので部活も基礎練習も楽しく感じました♡

慣れたくないなと思ってしまいました笑 本当に本当にありがとうございました!



その気持ちとてもわかります笑 でも慣れてくると本当に上達していくのが分かるようになるのでもっと楽しくなりますよ!




ツイッターのメッセージだけでのやりとりでしたので直接「観察」する事は出来なかったので不安でしたが、上手く行ったようで何よりです^^

皆さんも質問等ありましたらお気軽にどうぞ!

高校生のトロンボーンとチューバを掛け持ちでされている方からの質問です。

タンギングに問題がある方にぜひ読んで頂きたいです。



Q:びちゃびちゃ言うのは口やマウスピースの中ですか?それとも音ですか?


A:
ぴちゃぴちゃ言うのは自分の口です。高校入学してから(今年の4月から)舌が言っているような気がするんです。

小学校の6年生のときに、tp、Euph、tbを吹いていて、中学では3年間tbでした。高校入学してからtbだったのですが、私の高校にはtubaを吹く人が卒業してしましい、人数の関係で、コンクールのときだけtubaを吹きました。それ以降かけ持ちをするようになりました。



Q:中3→高1の間で何か吹き方や楽器を変えたり、吹く時に新たに付け加えた意識はありますか?(高校の先輩にアドバイスされた事、など)


A:もしかしたら…!中3でコンクール終わってから完全に引退してしまい高校入学するまで楽器に一切触れていなくて、久しぶりに吹いたらぴちゃぴちゃするようになっていました!タンギングを忘れてしまったんですかね…

コーチには舌を前に出したり、なんていうんですかね…「トトトトト」という感じで!と言われたんですがそれができず、私は舌を口内の上につけるような「トゥトゥトゥ」みたいな感じでやっています。



Q:舌を前に出す、というのは解釈によってはやり過ぎてしまうかもしれないですね。

舌先は常に「舌の歯と歯茎くらいのところ」にある、口内の上は「上の歯の付け根より少し後ろ側」と思いながら「トゥトゥトゥ」と言ってみてください。その時、口内の上に舌が「ふれる、さわる」くらいの気持ちで大丈夫です。「ふれる→やめる」を繰り返すと良いと思います。


A:ありがとうございます!!!やってみます!


良い結果が出ると嬉しいですね!



さらにその後、2つのアドバイスを送りました。

舌先は常に下の歯にセットしておくので、タンギングは舌先では行いません。どこでやるかというと、舌先より少し後ろの所です。ここが口内の上にふれると息の流れが止まり、離すとまた息が流れ始めます。

この記事 が参考になるかと思います。

そしてもう一つ、「トゥトゥトゥ」「トトト」とタンギングするよりも「タタタ」「ティティティ」とやるのをお勧めします。声に出すと分かるのですが、タやティよりもトゥやトの方が口周りの筋肉が緊張してしまうのが分かりますか?
どうせ吹くなら楽な発音が良いですよね。(ニュアンスを付ける練習等はまた別です。)

お試しください!


それと、これは今思いついたのですが「つば抜きの時、他の人より多いのは吹き方が良くないのか?」と思っている方いましたら、気にしなくて大丈夫です!




・・・ツイッターのダイレクトメッセージだったので、すんなり記事にできました(苦笑)

今思っている事、アレクサンダー・テクニークのレッスンで学んだ事を書こうと思います。

5~7は主に吐く練習、ですかね。
★が付いてるのは私が特に役に立ったなぁと思った事です。


1、空気は肺に入るのであってお腹には入らない。
今や当たり前になってきてますね。
肺はどこにあるのでしょう?どれくらいの大きさでしょう??


2★、お腹には入らないが、深い呼吸ではお腹も膨らむ。
息を吸うと横隔膜が下がります。横隔膜が下がるとお腹(腹腔)に圧力が生まれ自然にお腹が膨らみます。さらにリラックスして深い呼吸が出来ると肋骨が広がり胸も広がります。

吹奏楽部では、横になってお腹を膨らませながら呼吸をさせて「これが腹式呼吸だ」と教わるそうですが、ただ深い呼吸をしているだけでは?

この呼吸が演奏に役立つかはまだ考えてませんが(多分演奏時にお腹は膨らまないと思います)、「空気は肺に入る!お腹には入らないから膨らまない!」と考えている人は「膨らんでも良いんだ」と思ってみてください。

★寝る前にベッドの上で横になってやってみると面白いかもしれません。
静かに、身体を観察しながら・・・。
自分からお腹や胸を膨らませようとしなくても良いです。膨らまなかったらそのまま寝てください( ˘ω˘ ) スヤァ

もしくは起きた状態で、肺が空っぽになるまでハミングをして口を閉じて、苦しくなるより前に吸ってみて下さい。身体全体が膨らむと思います。



3、横隔膜は自分の意思で動かせない。
心臓は自身で鼓動を続けます、その動きを止められる方いますか?いませんよね。横隔膜も同じで自分の意思で横隔膜の動きをコントロールする事はできません。呼吸により周りの筋肉の助けを得て初めて動くそうです。


4★、ほっといても体は勝手に息を吸います。

「次のフレーズは長いから息たくさん吸わなくちゃ・・・」なんて思ってたら吸えなくなります。「あ、長いフレーズだ、自分の体はいつ息吸うんだろ?」くらいに思ってても良いと思います。



5★、ラジオ体操の深呼吸で、吸うのと吐くのを反対に
エクササイズです。手を上に伸ばす時に息を吐いて、吸うときに降ろしてみてください。ハイノートを吹こうとするあまり、体を縮めてしまいがちな人が多いです。


5、息の流れは上~と思いながら吐く、吹く。
実際の息の流れですね。


6★、身体全体も上に~と思いながら吐く、吹く。
5に付け加えてみてください。息も胸も肩も肩甲骨もろっ骨もぜーんぶ上に上に~


7★、最初は床に息を吐いて、段々と姿勢を起こして吐き続ける。
股関節から状態を前に倒して(ヒザを曲げてもOKです)その状態で斜め下の床に向かって息を吐いて、段々と状態を起こしながら吐き続けてください。股関節が固いと呼吸にも影響がでてきます。



これらを観察する時、行う時は「繊細な動き」を心がけてください。

首を自由に、頭を動けるようにしてあげて(と思って)、身体全体も動けるようにしてあげて(と思って)ください。


お試しください!

もし効果があったら、コメントなりツイッターで教えていただけると嬉しいです^^