ガチガチな力任せな呼吸になってしまう方へ | アレクサンダー・テクニーク for Trumpet           ~トランペットを誰もが楽しめる楽器に~

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勉強中であるアレクサンダー・テクニークについてと、それをトランペット演奏に活かすアイディア等を書いています。

アレクサンダー・テクニーク教師養成コース在籍。千葉県在住。
ツイッターもやっています。@toku_tp

今思っている事、アレクサンダー・テクニークのレッスンで学んだ事を書こうと思います。

5~7は主に吐く練習、ですかね。
★が付いてるのは私が特に役に立ったなぁと思った事です。


1、空気は肺に入るのであってお腹には入らない。
今や当たり前になってきてますね。
肺はどこにあるのでしょう?どれくらいの大きさでしょう??


2★、お腹には入らないが、深い呼吸ではお腹も膨らむ。
息を吸うと横隔膜が下がります。横隔膜が下がるとお腹(腹腔)に圧力が生まれ自然にお腹が膨らみます。さらにリラックスして深い呼吸が出来ると肋骨が広がり胸も広がります。

吹奏楽部では、横になってお腹を膨らませながら呼吸をさせて「これが腹式呼吸だ」と教わるそうですが、ただ深い呼吸をしているだけでは?

この呼吸が演奏に役立つかはまだ考えてませんが(多分演奏時にお腹は膨らまないと思います)、「空気は肺に入る!お腹には入らないから膨らまない!」と考えている人は「膨らんでも良いんだ」と思ってみてください。

★寝る前にベッドの上で横になってやってみると面白いかもしれません。
静かに、身体を観察しながら・・・。
自分からお腹や胸を膨らませようとしなくても良いです。膨らまなかったらそのまま寝てください( ˘ω˘ ) スヤァ

もしくは起きた状態で、肺が空っぽになるまでハミングをして口を閉じて、苦しくなるより前に吸ってみて下さい。身体全体が膨らむと思います。



3、横隔膜は自分の意思で動かせない。
心臓は自身で鼓動を続けます、その動きを止められる方いますか?いませんよね。横隔膜も同じで自分の意思で横隔膜の動きをコントロールする事はできません。呼吸により周りの筋肉の助けを得て初めて動くそうです。


4★、ほっといても体は勝手に息を吸います。

「次のフレーズは長いから息たくさん吸わなくちゃ・・・」なんて思ってたら吸えなくなります。「あ、長いフレーズだ、自分の体はいつ息吸うんだろ?」くらいに思ってても良いと思います。



5★、ラジオ体操の深呼吸で、吸うのと吐くのを反対に
エクササイズです。手を上に伸ばす時に息を吐いて、吸うときに降ろしてみてください。ハイノートを吹こうとするあまり、体を縮めてしまいがちな人が多いです。


5、息の流れは上~と思いながら吐く、吹く。
実際の息の流れですね。


6★、身体全体も上に~と思いながら吐く、吹く。
5に付け加えてみてください。息も胸も肩も肩甲骨もろっ骨もぜーんぶ上に上に~


7★、最初は床に息を吐いて、段々と姿勢を起こして吐き続ける。
股関節から状態を前に倒して(ヒザを曲げてもOKです)その状態で斜め下の床に向かって息を吐いて、段々と状態を起こしながら吐き続けてください。股関節が固いと呼吸にも影響がでてきます。



これらを観察する時、行う時は「繊細な動き」を心がけてください。

首を自由に、頭を動けるようにしてあげて(と思って)、身体全体も動けるようにしてあげて(と思って)ください。


お試しください!

もし効果があったら、コメントなりツイッターで教えていただけると嬉しいです^^