アラビアのロレンス | 好きなモノは好き!@ヘタレワーママ言いたい放題blog

好きなモノは好き!@ヘタレワーママ言いたい放題blog

吉沢亮さんをこよなく愛しているヘタレワーママです。
好きな特撮やドラマ、本、歴史、日常生活etc,書いています♪
かなり年下な夫と、
ムスメ2人の4人家族で今日も猪突猛進(笑)。

少し前ですが、ある映画評論記事で


アラビアのロレンス
(1962年公開版)


が取り上げられていたのを
目にしまして、

その記事を拝読してからというもの、
T.E.ロレンスという人物について
改めて考える毎日です。


映画は私も20代の頃に見ましたが、
アカバ攻略へ向かう砂漠のシーンなんか
もう圧巻すぎて
声も出ませんでしたね・・・。


本当に大袈裟ではなく
命がけの撮影だったと思うし、

『映画』ということを忘れて、
現実に歴史の一場面を見ているようでした。


清潔だが、死と隣り合わせの不毛の地に

主演のピーター・オトゥールさんの
金髪碧眼が美しく映え、

また、オマー・シャリフさん演じる
『ハリトのアリ』との友情(濃いめ)
強く印象に残っています。


しかしながら、
『アラビアのロレンス』とは
一体何者だったのかーーーという問いには
未だに明確な答えがわからない私。

毀誉褒貶激しい『砂漠の英雄』。

その謎と矛盾に満ちた生涯をもう一度
勉強してみたい。


流れ星流れ星流れ星流れ星流れ星

トーマス・エドワード・ロレンス
(1888~1935)


彼はイギリス人でありながら、
アラブの独立のために戦った軍人ですが、

世界大戦の最中、
祖国のみならずヨーロッパ諸国の
政治的思惑に振り回され、

その『偉業』は結局、
実を結ぶことはありませんでした。


そればかりか彼が関わったアラブ問題は、
現在に至る中東問題の火種のひとつにも
なっている。


最終的には『邪魔者』扱いされて
軍隊からも政治の世界からも去ることに
なるロレンス。

彼自身も、闇を抱えながら生きていた。

貴族の私生児として産まれ、
心の拠り所は考古学のみ。

その生涯に『女性』の影はなく、
自らも『異常』と認めていたその性が
死ぬまで彼を苦しめる。


自ら運転していたモーターバイクの
事故により、
突然にこの世を去ったかつての『英雄』。

享年は46。余りにも短い。


・・・・・・
アラブの独立を助け、
中東に2か国もの『国』を建てた。

簡単に言うと、それがロレンスの
功績になるのでしょうが、

その功績は、彼自身が望んで
得たものなのかと言われると難しい。

一つ一つの人生の場面が矛盾に満ちて
彼自身について考えれば考えるほど
わからなくなります。


書きながら、
20代の頃に読んだロレンスのマンガを
思い出しました。

🔻🔻🔻

*画像拝借m(_ _)m。


マンガ本体は実家に置いてあったのに、
実父が処分してしまった(T-T)。

改めて読み返したい。
そしてまた、彼の人生について考えたい。


その他、何か良書に会えたら良いなと
捜索中です。
いつか出会えたら、またレポしたいと
思います。


中野好夫先生の『アラビアのロレンス』は読了。
しかし理解できたかというともやもやもやもやもやもや
ロレンス著の『知恵の七柱』に至っては
一冊目で挫折・・・。