椎名林檎のアルバム「放生会」の2曲目「私は猫の目」に続くのは、
(そちらは以前記事書いちゃった(う)。)※1
AIがゲストボーカルの「生者の行進」ですね。
林檎ちゃんとAIというのも、ちょっと意外でした。
思いつく共通点といえば、どっちも朝ドラ主題歌を担当しているとか?
(「カーネーション」と「アルデバラン」。ともに印象的な主題歌でした。)
どちらも「ソウルミュージック」が好きというのは、そうなのかな。
とはいえ、そんなにご縁のある二人とも思っていませんでしたし。※2
どちらかといえば、あくまで歌ありきっていうのがAIで、
歌もまた曲の要素の一つに過ぎないぐらいのスタンスなのが、
林檎ちゃんというイメージだったりもして。
(そういう人に限って、歌の力が凄いんですけど。)
でも、今回の共演曲「生者の行進」の面白さは、
それゆえなのかもしれません。
別の色が「拮抗」しているがゆえっていうね。
先述のように、AIってそもそもが
「歌手」として名を馳せている人なわけですけど、
その点、さすがに思えたところ。
そして、仮に歌うのが、
林檎ちゃん一人でも、AI一人でも生まれなかったであろう、
デュエットゆえの魅力っていうのが、
この曲では噴き出しているんですよね。
至高。う~ん、これぞ、ケミストリーってやつでしょうか。
結果、むしろというか、
まるまるいい意味で「意外」に思えた一曲だったと。
(男女問わず、林檎ちゃんのデュエット曲で、
過去一番面白く感じたぐらい。)
「生者の行進」(2024)
※1
「私は猫の目」はシングルとはバージョン違い。
ゴージャスなオケが入り、
シングルでは1匹だった猫がここではどんどん増えて、
最後は群れを成して走り抜けるような曲になっています。
(101匹ワンちゃんみたいな。)
それに続けて「生者の行進」を聴くと、
道端で野良猫が喧嘩しているのを見るかのようだったりも(笑)。
※2
そんな二人で、昨夜はMステ出演。この曲を歌っていました。
(二人の声の重なりがたまらん。)
そして、椎名林檎トリビュートアルバムにAIも参加していたことを、
そこで初めて知った私(う)。
(「兆し」はあったんですね。)